唐突ながら、ちょっとここで帰納法(きのうほう)と演繹法(えんえきほう)の話をしたい。


帰納法と演繹法ってなんだ?という方は、このページの説明が分かりやすかったです。



私からも説明してみたいと思います。


演繹法: 
事実A + 事実B → 結論

いろんな証拠や事例を集めて、
「いろんな事例から考えをまとめますと、つまりこういうことですな!」
のように考えていく感じ。

たとえば、探偵が犯人や犯行の動機を知るために いろいろ調べていって、ひとつの結論にたどり着いていく道筋のような進み方。
関係者の動機やアリバイの有無。
犯行現場に落ちていたものや指紋。

こんなふうに、はじめのうちは事件に関係があるのか分からないような細かいことや詳しいことまでたくさん調べて、だんだんと大きな結論に迫っていく。

具体的ないろんなことをかき集めて それをもとに考えることで、もう一段階上の広い視野に立てる感じ。



帰納法:
結論 → 法則

こっちは、犯人が分かっているところから入るのですな。
サイキックな力や ベテラン刑事のカンで、犯人が誰なのかほぼほぼ特定できたところからスタート。

でも、犯人が誰なのか分かっていても まだ証拠がないので、いきなり「犯人はお前だ!」と言っても信じてもらうことはなかなか難しい。

なんで犯行に及んだのだろう?
凶器はなんだろう?
なぜその手口を選んだのだろう?
そういうのを調べていくことで、事件の詳細がだんだんと明らかになっていく。

そういうふうに、大きな結論が先にあって、だんだんと細かい詳しいところに目を向けていく進み方。



コツコツとひとつひとつ心当たりを探っていく、足で稼ぐ新米探偵(演繹法)と、

「におうな…」と重要ななにかを嗅ぎ分けるけれども そろそろ年のせいか体力が落ちてきて、あちこち走り回るのが難しくなってきたベテラン刑事さん。(帰納法)

こういう2人のコンビだからおもしろい物語って、多分あるよね。



足で稼ぐ新米探偵(演繹法)は、下から上に向かって分かることが増えていくイメージです。
コツコツと積み上げて、それを総合して考えることによって レベルの高い情報に到達する感じが分かると思う。

先に核心から分かっちゃうベテラン刑事さん(帰納法)は、上から下に向かって分かることが増えていくイメージです。
レベルの高い情報から、だんだんと枝葉のような細かいところの情報に触れていくからね。

---

なんでこんな話をしたかっていうと
これは 最近私が考えている
・地球由来の魂さん、地球度合いが強い魂さん(上昇型)
・宇宙由来の魂さん、宇宙度合いが強い魂さん(下降型)
のしくみと似ているなぁと思ったからです。



つづく。



ご案内

相原あすかのドラゴンヘッド本
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
詳しくはこちらをどうぞ!