進化占星術とはなにか
というのを、ちょっと自分なりに言葉にできそうな気がしてきたのでやってみる。
今までは「ドラゴンヘッドの占いのすごいバージョン」と呼んでいたけれど、もうちょっといい感じに伝えられたらいいな。
まだ私は進化占星術の全部を味わうことができたわけではないけれど、ここまで断片的に触れてきた手触りから考えてみたよ。
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生命のしくみと、「私たちは、どこから来て どこへ向かおうとしているのか」という問い。
この観点から西洋占星術の解釈を捉え直したものが、進化占星術であるように見えます。
「私たちはどこから来てどこへ行こうとしているのか」
「私はなぜ このように在るのか」
というのは、古くから人類が考えられてきたことです。
こんなたいそうな言い方ではなくても、
「どうして私はこの私なんだろう?」
と、ふわりと不思議な感覚になって 遠い夜空を見上げたいような気持ちになったことがある人もいると思います。
その問いの最も核となる答えは おそらく
全であり 一である神(世界・宇宙そのもの)が自身を知りたくなって、体験してみたくなって、
分離をすることによって 「他」として認識できるものや体験できるものを生みました。
そのうちのひとかけらである私。
神は 私を通して、己を見たかったのです。
(スピリチュアルなことを調べているとよく出てくる)
「個にして全」「全にして個」
(宮崎駿『風の谷のナウシカ』の王蟲の言葉より)
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…のようなところと繋がっているものであろうと思われます。
しかし この答えは非常に抽象的なところに切り口をもったもので、掴んだと思えば手の中から消えているような、不思議な掴みどころのなさがあります。
これは、“この世エリア”だけで完結している答えじゃないから、“この世エリア”の感性で捉えるのでは 不完全な掴み方になっちゃうのだ。
“この世”と“あの世”を同時にいっぺんにやれるようになると、そこの感覚はもっと掴みやすくなる。
…のように私は理解しているよ。
「じゃあどうして私は魚屋バイトに行ったり 星占いをやったりしている相原あすかなのだろう?」
というように、
もっと具体的なところの「ここにいる こういうふうな この私」になぜを問うてみたい気持ちになることもあります。
この、もうちょっと具体的なところを考えるときに 進化占星術は助けになってくれるなぁと思います。
生命というものは 変化することと緊密に関係を持っており、
生命の根源を地球微生物学によって探ろうとする人の中には「生命は変化の起こるところにあるようだ」と考える人もいます。
今までしてこなかったような新しい体験を得る。
知らなかったことを知る。
そうして変化を体験する。
生命を持った私たちは、生命を持つ者であるが故に、こんな性質と共に生きているようです。
私たちは生命を脅かすものに「不快」と感じます。
腐った食べ物はへんなニオイでへんな味です。ケガをすると痛いです。
反対に、生命を活発にするものに「快」を感じます。
心と体に 進むべき道を教えてくれる羅針盤を宿しているようなことです。
ごく簡単な言葉にすると、しあわせになりたくて生きている、しあわせの方向に向かって生きているという感じですね。
自分にとって「しあわせ」「快」「不快」とはどんなことなのか。
どんなしあわせに向かいたいのか。
なぜそのしあわせが、自分にとってしあわせなのか。
進化占星術は、それを示すことのできる知恵であるようです。
そういった生命のしくみと、「私たちは、どこから来て どこへ向かおうとしているのか」という問い。
この観点から西洋占星術の解釈を捉え直したものが、進化占星術であるように見えます。
捉え直すといっても、西洋占星術の全てを従来のものとはまるで違う解釈に置き換える訳ではなく、
従来の捉え方に さらに命と世界のしくみ、そして変化に関する深みから見る視点を加えて眺めているような感触です。
冥王星やノードの話は 特に大事だからとよく出てきますが、それだけではありません。
太陽の配置が意味するもの。
月の配置が意味するもの。
天体の順行と逆行が意味するもの。
星々が作る角度の意味するもの。
などなど、星占いによく出てくるあれこれ。
それが、私たちの変化(進化)の上で、私たちのしあわせのために、どのように働いてくれているものなのか。
ただの吉凶ではなく、相性や運の良し悪しばかりではなく、
それらひとつひとつ、またそれら全てが どのように私たちをしあわせにしようと働いてくれているのか。
それを示してくれる。
「どうして私の出生図はこのような配置なのだろう」という問いに、答えを与えてくれるもの。
平面のホロスコープに、変容の観点から 立体的な奥行きを見るようなこと。
従って、
生命や魂、この世界のしくみを深く理解することは、進化占星術に興味がある人には とてもよい助けになってくれます。
また、進化占星術を扱う占術家自身が 知識による理解だけではなく
自身の実感を伴って生命やこの世界のしくみを理解していることは、非常に心強いことだと思われます。
自分でもよく分からないことを伝えるのは大変だから(^_^;)
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これからもっと勉強すれば もっと違う説明のしかたを思いつくと思うけど、現段階ではそんなふうな感触ですな。
これぞ私の求めていたものだなぁと思います。
ドラゴンヘッドを知る前から まさにこれを知りたくてホロスコープを見ていたからな(笑)
なので、「出生時刻や場所が分からないとできない占い!」というわけではないです。
今は私がハウスというのを読む練習のために 生まれた時刻と場所が分かる人に練習台になってもらっているけれど、
練習が終わったら そこが分からない人も遊べるメニューも作るつもりですよーっ
【進化占星術関連のご案内】
公式のみなさんの、進化占星術の説明もどうぞっ
【ご案内】
〈星占い〉
ドラゴンヘッドの体感報告や星占いの質問などはこちらからどうぞ!(どちらかというと私がみんなに質問したいときに使っています。)
手塚治虫先生の『火の鳥』読書中。
乱世編(源平の戦い)まで来た。
そして練習台No.8さんの占いに取りかかるぞ!
無限♾の8だ!