こんにちは、あきる歯科の濱窪(ハマクボ)です。

日曜は羽村のチューリップ祭りを家族で見に行ってました。




なかなか壮観。でも、子供達は花より出店でした(^_^;)
こんにちは、あきる歯科院長のハマクボです。

昨日は1月からいっていた、AFDー岡本浩先生のスウェーデンスタイルの予防・歯周病コースの最終日でした。

「歯周病は治る」と力強い言葉をいただきまして、あきる歯科でも、スウェーデンスタイルの予防コースを始めることになりました。

現在待合室にスウェーデンスタイルの予防について、資料を張り出しています。ご自由にお持ち帰りください。興味がある方は受付にお声かけいただければスウェーデンスタイルの治療についてご説明いたします。歯周病を治したい方、予防に関心のある方は是非ご利用ください。
こんいちは、あきる歯科の濱窪です。

先日医療相談サイトで、「正しい歯磨きのやり方」を教えてください。という質問がありました。
これについては似た質問を受けることがありますのでここにも書いておこうと思います。

歯磨きの正しい方法というのは難しいです。
同じ方法でも、力の入れ方で歯や歯茎を傷をつけてしまったり
お薦めのものでも慣れない道具をつかった場合、慣れた物の方がいい結果が出たりもします。また、一日3回以上磨く方ならば落とせる汚れでも1日一回しか磨かない方では落ちない場合などもあります。

基本的には歯の表面に汚れが残らないようにできて、歯や歯茎を傷つけないのならばどんな磨き方でも構いません。
とはいっても、なかなか全ても歯の表面に汚れを残さないことが難しいので歯科医院で歯磨き指導を行うことになります。
 よくある指導としては「1回5分が目安、一日3回みがく」「力を入れすぎない」「硬すぎる歯ブラシは傷を作りやすいので普通の硬さが推奨」「歯と歯の間や、歯と歯茎の間に届くようにストロークは細かく」「歯ブラシだけでは全ての汚れは取れないので歯間ブラシやフロスを併用する」「毛先が開いてきたら歯ブラシは交換」「うがい薬はあくまで補助、うがい薬で歯磨きの代わりにはならない」などでしょうか。

電動ブラシやウォーターピック、ウルトラフロスなど様々な補助用具も出ていますし、もちろん有効なものも多いです。他方、お薦めでないものもあります。

僕が学んだ先生は、歯磨きについて「理想的な歯磨きを教えても定着しない、患者さんの足りてないところをおしえて、次第に虫歯や歯周病にならない環境を作りましょう」とお話ししていました。無理に「正しい」にこだわらなくてもいいと思いますよ。
こんにちは、あきる歯科院長のハマクボです。

先日書いた日本人の歯の寿命を延ばす会のことでご質問を受けたのと、日常いらしている患者さんからも同様の質問を受けたため、予防のことについてしばらくお話ししていこうと思います。

詳しくは、先日のブログに書いたURLから「日本人の歯の寿命を延ばす会」のオフィシャルサイトを見ていただくとだいたい書いてありますので、気になる方はそちらもご覧ください。

さて、ブログタイトルの日本人の歯の寿命です。ご存知の方もいると思いますが日本では80歳までに20本歯を残そうという8020運動を歯科医師会を中心に長年行っています。
こういう運動をするということは80歳の時には20本の歯は残っていないということですが、では、何本の歯が残っているのでしょう? ちなみに、人間の歯は親知らずを含めて通常32本。親知らずを除いた場合28本の歯があります。







答えは9本です。

日本人の歯の寿命を延ばす会の公式ページには以下のように書いてあります。

「40歳位までは歯をほとんど失ってないので、多くの方が歯はそんなに無くならないという認識なのです。 失う本数は加速的に増してきます。
45歳~55歳で3本の歯を失います。
55歳~65歳で5本の歯を失います。
65歳~75歳で8本の歯を失います。
どんどん加速するのです。 そして、自分自身で『歯ってどんどん抜けてしまうんだ!』と実感する頃には かなり状況が悪くなっています。」

本当にこの通りで、60歳くらいまでの方はまだ自分の歯が残っている数が多いので危機感がない方が結構いらっしゃいます。逆にお若い方の方が健康ブームやメディアの影響か、少子化ののち親御さんが歯に気を付けるようになった世代だからか、歯周病や虫歯の予防に関しては関心が高い傾向にあります。


ほとんどの歯医者は70,80歳で入れ歯を使っている患者さんから、「本当に歯って大事よね。こんなに苦労するとしっていたらもっときちんとお手入れしたのにねえ。若いころはわからなかったわ。」というようなお話をされたことがあると思います。検診のたびにこれに類する事をお話しされる方もいます。

歯は一度失ったら戻ってきません。
40代後半から歯周病の進行はそれまでの「沈黙の病気」ではなく、ぐらぐらする、出血する、腫れるなどの症状が出てきやすくなります。それは、歯が失われかけているという体からのサインです。

多くの方はそこからしっかり治療とセルフケアを行えばご自分の歯をずっと使っていくことができます。

通うのが大変ならセルフケアでも改善は可能です。
むしろ、歯周病の治療は、セルフケアが主役といってもいいほどですから。

歯磨きをする機会が少ないなら就寝前に1回でもいいです。 一日一回しか磨かないという方なら朝晩で2回磨きましょう。ささっとみがいてしっかり磨いてないなという方ならテレビや本を見ながらでも、お風呂につかりながらでもいいです。5分かけて磨きましょう。

それくらいはやってるかな?という方は歯間ブラシを使ってみましょう。
なかなか歯科医院に来れなくてどこが悪いのかわからないという方は染め出し液(汚れのついているところを赤く染めだしてくれる液)を使ってみましょう。 

今よりもすこしだけ歯磨きに力を入れてみてください。そして歯科医院に来れるときに歯磨きの仕方はどうすればいいのか?、どこが汚れが残っているのか(歯ブラシがあたってないのか)を聞いてみてください。

それだけで、歯の寿命は延びます。

予防における歯医者の仕事はあくまで皆さんのお手伝いです。もちろん歯科医院でしか扱えない高濃度フッ素やシーラントの使用、自分では取りきれない歯石や歯垢を取るの事も歯医者の仕事ではありますが、一番は歯のお悩みを解決できるようにお手伝いすることです。

「歯磨きの仕方なんて基本的過ぎて聞きにくい」とか、「子供じゃないんだから歯磨きの仕方を教わるなんて恥ずかしい」なんて考えないでください。

僕らはそれを聞かれて、ふんふんとうなずいてくれることが、患者さんが前向きに予防しようとしていることが、すごくうれしいんです。

こんにちは、あきる歯科院長のハマクボです。

先日、歯科関連のウェブサイトを見ているときに「日本人の歯の寿命を延ばす会」というページを見つけ大変共感したためそのことについて書こうと思います。

記事の内容についてはリンクを張っておきますので詳しくはこちらからどうぞ
「日本人の歯の寿命を延ばす会」 http://www.dentallife.info/

内容は現在の日本人の寿命に反しての歯の寿命の短さと、北欧の国の歯の寿命の長さ、その違いと、実際に歯の寿命を延ばすために何が必要でその理由は何かが詳しく書いててあります。

大まかにいうと日本人は80歳で平均9本しか歯が残っていないのに対し、スウェーデンなどの北欧の国では同じ年齢で21本残っていること。治療技術の問題ではなく治療のゴールの設定が違うこと。などが書いてあります。

もちろん、ページ内では書かれていないですが医療や福祉に対する政策や国情の違いもあります。

スウェーデンかどうかはうろ覚えですが、北欧の国で小学校の授業をつぶして月に一回学校で歯科の指導を行うと聞いたこともありますし、最近別のところで見た記事で、国民皆保険の日本では、医療費が安いため予防に対する意識が低くなると言及していました。(1本の歯の神経の治療からかぶせ物まで作るのに4~50万単位で費用が掛かる保険制度の無い国では、高額の治療費を支払わないために予防をしっかりする意識ができるという内容でした)

しかし、ほとんどの人ができる方法で歯の寿命を延ばすことができるという伊勢海先生のお話は国情関係なく間違いなく成果が出るものだと思いますので紹介したいと思いました。

リンク先に書いてあった、伊勢海先生が実際に患者さんからいわれ、ショックを受けてこの会を立ち上げるきっかけとなった患者さんの言葉


『先生、私はね…残っている歯も数本しかないし、もう昔のように食べられないのは分かっているんです。でも、今より少しでも美味しく食事を楽しみたいの。だって毎日の楽しみですから。 そして、たとえ入れ歯でも、いつまでもきれいな歯でいたいんですよ。先生はまだお若いですから、分からないかも知れませんね。歯を治しに来ているだけではなくて、歯を治す事によって楽しみを取り戻したいの。 だから、遠くても通うのは全然平気ですよ。 私も若い時は、子育てや仕事で忙しかったから自分の健康なんて二の次、三の次だったけど、今になって思えば、もう少し自分の体を気づかっていれば良かったわ。 でも、今さら後悔してもしょうがないですよね…』

近い内容のことは僕も言われたことがあります。

「なくなって初めて歯がこんなに大切だと思った」というのは毎日のように歯医者が聞く言葉だと思います。

少しでも、今普通だと思っている歯がある幸せ、好きなものが何も気にせず食べれる幸せ、見た目を気にせず笑ったりしゃべりしたりできる幸せを長く続くようにお手伝いできればと思います。
 こんにちは、あきる歯科院長のハマクボです。

 今日は、転倒や衝突、遊具からの落下でけがをしてしまったお子さんへの対応についてお話ししたいと思います。

というのは周囲の人がこのことをほんの少し知っていれば、歯が残せたかもしれないことがあるからです。


●口腔内における外傷時対応

 ○脱臼時(生え変わり直前の乳歯以外の抜けるはずでない歯が抜けてしまった状態)   
   
まれなことですが最も留意していただきたい事例です。
歯が抜けてから三十分以内に治療した場合の生着率(歯が戻る確率)は非常に高いとされています。時間とともに生着率は低くなりますので迅速にご対応ください。抜けた歯はスポーツ飲料、牛乳、生理食塩水などをコップに注ぎ、浸した状態でご持参ください。泥や砂がついている場合は汚れを取るために水道水で洗ってしまうことがありますが歯の根の表面についている組織がこすり取られたり、水道水の殺菌力で組織が死んでしまうと生着率が著しく下がりますので、30秒以内で水洗いを行うか上記の液体で軽くすすぐ程度にしてください。
 ある程度根の長さがある歯なら、元の位置に整復固定することで1~3か月で生着します。

 ○亜脱臼(完全に抜けてない状態)   

グラグラしている、または元の位置とずれている場合、早急に整復・固定する事で良好な予後を得られやすくなります。時間がたつと移動した位置で生着してしまうことがありますので当日の受診をお勧めします。また陥入(歯茎にめり込んでいる場合)は自然に元の位置に出てくることもありますが、出てこない場合は牽引により元の位置に戻す処置が必要になります。

 ○歯の一部が欠けてしまった場合

表層のエナメル質(1mm程度)の破折の場合。樹脂で修復を行います。破折による痛みもそれほどなく緊急性は低いです。深い破折の場合神経が露出していることがあります。受傷直後なら神経を残せる可能性が高いので、迅速に受診してください。しみる感じやアルミホイルをかんだようなキーンとする痛みを訴えることがあります。

 ○唇・頬・歯茎が切れてしまった場合

出血がある場合は、創部を洗い、ガーゼなどで圧迫止血してください。
創傷が大きい場合は縫合の必要性を診断します

以上です。基本的にはすぐ来院していただければ問題ありません。

脱臼など緊急と思われる場合は、その旨を歯科医院に伝えることで優先して治療を受けることが可能になる場合もありますので、正確にお伝えすることをお勧めします。

当院でも、脱臼の場合は生着率の問題があるので、予約の患者さんに理由をお伝えしてお待ちいただき、優先して診療できるようにしております。
こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

連休はスウェーデンスタイルの歯科治療研修をおこなっているELBAの歯周外科コースに勤務医の新井先生とともに参加しました。

講師の岡本先生は、『スウェーデン政府給費留学生第一号として、スウェーデン・イェテボリ大学歯周病科にて近代歯周治療を学びました。世界最高峰の歯科医療を修得後、日本に帰国。
東京・人形町に「TOKYO歯周治療センター」を開業する傍ら、30年以上にわたりスウェーデン式治療の拡充を図ってこられました。』と紹介される先生で、外科のコースでありながら、面白おかしくスウェーデン・スカンジナビア式予防についてお話ししてくれまして、従来型の日本の予防、歯周病治療との差に驚きの連続でした。


ELBAのサイト
http://www.elva.co.jp/afd/


このAFDの講習会には今後も参加予定なので、岡本先生の提唱する、痛くなく、セルフケアメインで外科をしなくても治療できるスウェーデン式予防・歯周病治療法をあきる歯科でも取り入れていくよ予定です。

11月には秋に歯科では初の外国人叙勲をうけましたイエテボリ大学のヤン・リンデ教授の講演も行われる予定で、今年はスウェーデン式をいかに病院で普及させていくかの一年になりそうです。


ヤン・リンデ名誉教授の叙勲ニュース
http://www.dental-tribune.com/articles/news/japan/15708_2013_.html

スウェーデン式に興味がある方は気軽にお声掛け下さい。

こんにちは、あきる歯科院長のハマクボです。

今年一年ご愛顧感謝いたします。
あきる歯科は12/30(火)正月休みのため休診いたします。
27年は1月5日(月)より診療いたします。

皆様よいお年を!

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

先日から寒くなってまいりましたが、12月ということであきる歯科もクリスマス仕様です。



ツリーと、スノードームと、クリスマス風船にてお出迎え。例年やってた、バルーンは今年は時間がなくて準備できず。

ちょっと明るい雰囲気で治療して行きましょう!
こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。




記事タイトルは「プレジデント」でシニア1000人に健康への後悔についてアンケートを取った結果、1位になったのが「歯の検診を受ければよかった」だったことです。

先日、NHKで入院患者に口腔ケアを行うことで治療や予防に効果が高いという番組が放送されました。



歯科では常識の話ではあるのですが、病気や手術で手が動かなくなった方、高齢から思うようにお掃除ができなくなった方は、口の中の細菌を肺に入れてしまい肺炎になってしまったり、血管を通って心臓に入ってしまい感染性心内膜炎という心臓病になってしまうことがあります。



また、糖尿病の患者さんで歯周病の方は悪化しやすく(血糖値が高い傾向)、歯周病の治療により糖尿病が改善するという報告もあります。



老人ホームで歯科医による口腔ケアを行っているところと、おこなっていないところでは、肺炎の発生•死亡率に有為に差があるとは僕も最近いった講習会で聞いた話でした。



せっかくテレビで取り上げられた機会に、たかが歯、死ぬわけで無いと思わずに、健康と命に関わることがあることを知ってほしいと思い今日のブログにかかせていただきました。



寒くなって来ましたので、みなさんお体に気をつけてお過ごしください。



年末が近くなって来たので、お子さん用のぬいぐるみも洗い干されて日向ぼっこしてます。