それは「美と合一」するためである。
たとえば美しい海にもぐる。
すると全身が海の振動に包まれ、人間世界で乱れていた体と心がチューニングされる。
たとえば美しい森を歩く。
すると木々たちが放つフィトンチットによって騒いでいた心が鎮まり、心の平和をとりもどす。
たとえばあなたが死に天国へ帰る。
すると人間界での苦労がすべて浄化され、光の存在へともどる。
このようにパライソはあなたを本来の調和へチューニングし、あなたを美しくする。
この星には目もくらむほど美しい場所がたくさんある。
あなたが誰でも世界旅行ができる時代に、もっとも世界中で通用するパスポートをもつ日本国に生まれたことは2度とない奇跡なのだ。
それを「お金がない」とか「時間がない」とかできない理由ばかりを探しだし、退屈な街並みだけを見ながら死んでゆくなんてもったいないじゃないか。
「美と合一」することをしない人間はどんどん醜くなっていく。
人間界の垢にまみれ、ケチで疑りぶかく、臆病で冷淡で、目が腐り笑わず、妬みと嫉妬という悪臭を放ち、不平不満を垂れ流し、他人を不快にさせ、命が放つ光も消え、見た目も美から遠ざかる。
「美と合一」することはあなた自身を美しくする。
ダビンチが「美しい絵を描きたかったら、絵の師匠ではなく、自然そのものから学びなさい」と言ったように、最高の美は自然のなかにある。
最高の美のなかにあなたを置くと、共振現象がはじまり、あなたを根源的な美にもどしてくれる。
気品と優雅さがそなわり、贅肉が削げ落ち、心が愛でみちあふれる。
日本時間とまちがって、マレーシア時間深夜2時に起きてしまい、よゆうで早朝5時にタクシーに乗り、40分かかる予定がたった20分でスバン空港へ着いた！(1MR＝25円。タクシー125MR＝3200円)
早朝6時から開いているローカルフードの店で食う。(マクドナルドはまだ開いてない)
飛行機はクアラルンプール7:45発でたったの30分、東海岸の都市クアラ トレンガヌに8:15(30分)到着する。
空港からタクシーで15分(30MR＝800円)もいくと、シャーバンダール・ジェッティ(船着場)というフェリー乗り場だ。
レダン島にいくにはここからフェリーで1時間半(往復110MR)かけていくか、ここからタクシーで40分(80MR)ほど北にあるメランから高速船で40分(往復90MR)でいくか二種類の方法がある。
シャーバンダールからのフェリー時刻表は、9:00、10:30、15:00。
買うときにホテルの名前を告げると降り場を教えてくれる。
フェリー乗り場から海に向かって左手に5分ほど歩くと大きな市場があり、マンゴスチンが1キロ10MR(250円)という驚きの安さだ。
すべてが激安なので、ドリアン、ライチ、ランプータン、ドラゴンフルーツ、マンゴなどを買いこんだ。
10:30に50人乗りくらいの小さなフェリーに乗り込み、「レダン アイランド リゾート」のジェッティ(船着場)で降り、ホテルの車で1分ほど。
ホテルは湾の崖の上に立っていて海を見下ろせるシャレー(一棟建て)の2階(朝食ブッフェ込み15000円)だ。
9:30〜13:00に4カ所をめぐるシュノーケリングにいく。
「どうしてこんなに美しいの！？」と叫びたくなるほど色とりどりの熱帯魚と神秘的なサンゴの森とテーブル珊瑚に感動する。
レダン アイランド リゾートのビーチは急な崖の階段を下る。
ビーチは猫のひたいほどに狭く、幅5m危険なサンゴだらけで泳げたもんじゃない。
途中でショートカットしようと崖を降りたら、ロープにつかまって下るほどの大冒険になってしまった。
ああ、ここにも楽園はなかったか〜(絶)。
最後の望みを託し、島の東にあるロングビーチの「サリ パシフィック」に引っ越した。
ロングビーチには5、6軒のホテルがあるがビーチに面したシャレーがあるのはここだけだ。
1泊822MR(21600円)だが、楽園探求に金や時間をケチってはいけない。
いっきにカーテンを開くと、目を疑うような景色が飛び込んできた。
シルクのようになめらかな波の感触に陶酔し、海底の砂模様が鮮明に見えるほどの透明さに驚愕する。
ナマコもクラゲもいない、白いコーラルフィッシュと銀色の小魚も群れがきらめいている。
遠浅すぎず、泳ぐのにも最高の深さだ。
これは夢なのか、地球上にこんな楽園が存在するとは！
リスもベランダに遊びにくる。
うひょービールが8MR(200円)、ワインも80MR(2000円)というフェアな値段だ。
Redang bay Hotelの入り口にうまい安食堂Sand flyも発見し、生活環境も整った。
さっそく宿のマネージャー・クリスティーナに延長で合計7泊をたのむ。
こういうときはオレのフライヤーが役立つ。
マネージャーはその場でYouTubeを開き、オレの歌を聞き、支配人やシェフまで呼んでくる。
Cristina & Ryan
「来年もし1ヶ月滞在すれば、ディスカウントはありますか？」オレは心のなかで「まけろ〜まけろ〜」とハイボクノウタ呪文を唱える。
「わかりました。日本から有名人を迎えるのは光栄です。
1泊650MR(16000円)にしましょう」
おおっ、21600円が16000円、5600円も値切れた。
16000円X30日＝48万円か。(スリランカは4000円X30日＝12万円)
しかしモルジブとならぶ奇跡の海を擁するプライベートビーチつきなら安い値段だ。
(モルジブの海上シャレーは5〜10万円以上するからね)
ああ、ついにスリランカを超えるパライソを発見した。
自分の肉体を運んで手に入れるものだ。
これからさらに秘島ランテンガに行くので、バケーション中はほとんど連絡が取れないと思ってください。
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