前回の記事からかなり時間が経過してしまい、自分でもすっかり忘れていました。
なんとか記憶をたどりながら書いていきます。
やって来たのはご存知『高千穂峡』
いまや県内で一番の観光地高千穂。
週末はごった返しているので、平日に無理やり有給とって夕方訪れました。
このときはコロナウィルスの影響もあって海外からの観光客もほとんどいませんでした。
高天原から降りられてきた神世七代の末っ子、イザナギノミコトとイザナミノミコトですが、
まだ葦原の中つ国は島もなくクラゲみたいなのがプカプカ浮いてるような状態。
で、イザナギ、イザナミの双神は高天原と葦原の中つ国の中間にある
『天浮橋』から天沼矛で海をかき混ぜ矛を引き上げたその先から落ちる潮が
固まって『オノゴロ島』が出来上がります。
この高千穂峡にある池、オノゴロ池という名前で、そこに浮かぶ小さな島が『オノゴロ島』
なんどか来てますけどその存在すら気付かなかったのですが・・・(^^ゞ
それで、イザナギ・イザナミの双神はここに降り立ち神殿を建て住まわれます。
『えぇ~、ココに?』とは思ったのですが、神様ですから不可能はないんです。
ところで写真上部に三日月を横にしたようなものが見えます。
スサノオノミコトが高天原で大暴れした為に追放されることになるのですが、
そのときに『(アマテラスオオミカミと比べたら)自分の光は月の半分もない』と
三日月型の穴を掘ったと言われています。
以前はその横に『日型』と呼ばれる穴もあったそうですが崩落してしまったそうです。
月型の下には『玉垂の滝』があります。
高千穂峡を奥へと進んでいくと注連縄が巻かれた大岩があります。
御毛沼命(ミケヌノミコト・古事記では後に神武天皇となったカムヤマトイハレヒコの兄)は
神武東征の際に熊野で暴風雨にあい常世の国に渡ったとされていますが、
高千穂ではこの地に戻ってきたと言われています。
ミケヌノミコトが戻ってきたときにこの地で暴れまわっていた鬼八という鬼が、
退治しようとしたミケヌノミコトに投げつけた岩といわれています。
さらに奥へと進むと『七ヶ池』があります。
ここは鬼八に無理やり嫁にされたウノメ姫と初めて出会った場所だとされています。
高千穂峡ははるか昔に阿蘇山の火砕流が冷え固まり侵食された断崖がそそり立つ峡谷で、
高いところで100m、 平均80mの断崖が東西に約7キロに渡って続く独特の景観です。
日が沈むとライトアップされていました。
もう少し暗くなればキレイだったかもしれませんが、
寒さに耐え切れずここでホテルへ戻りました。