BK局とのコラボ(虎に翼#8) | 還暦フリーランサーのおしゃべり処

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元競馬専門紙記者/旧ブログ~「オヤジの競馬倶楽部」~
(ヘイトスピーチはご勘弁)

 抱えている仕事を今夜中に終えねばならず、タイトルの件について書いてる時間はあまりない。しかし今日の放送で〝茨田りつ子〟が本人(菊地凛子)で登場したうえ、明日の朝イチに轟(戸塚純貴)が出演すると目にしては、このタイミングは逃せないと思いまして……。

 

 

  そこまでやったか

 東京(AK)局制作『虎に翼』における大阪(BK)局とのコラボについては↓

 

 

 私はかなり早い段階で指摘したつもりでいますが、それこそ第1話で〝梅丸少女歌劇団〟が主人公の口から出てきた時点で、

「まさかなあ……」

 と思ったものでした。

 

 『虎に翼』の主人公が、前作『ブギウギ』の主人公とほぼ同じ年齢なのはすぐにわかりますし(同い年とまでは思ってなかったですが)、同時代的なことが描かれることになる、のは理解できます。

 (が、しかし)

 

 前作が芸能界で、今回は法曹界……を超えた話題にフォーカスしてるのだから、前作の世界観はどういう扱いになるのかな、と懸念しつつも、「さすがにそれだけはやるまい」と思っていたら……という感じです。

 

  どこの、どなたの狙いなのか

 

 〝実話をもとにしたフィクションに登場した人物〟を、後発の、しかも連続する作品に、同じ役名で登場させる……。

 これまた何度か指摘してきたことですが、大手代理店を意識した近年のNHKドラマの気持ち悪い部分を見せられてしまった、と率直に思います。

(だから地方発ドラマに嵌まるのかな?)

 

 もともと主人公に興味を持ち、「語り」が尾野さんだってのもあり、土居さんを観たい、戸塚くんも観たい、他の脇役陣も好みの人が多い、で結構楽しみながら観ていましたが、積極的に観るぞ、と決めたのは、キャッチーなテーマを表に出しつつも真のテーマは別のところにある、という脚本家の狙いについて、『はね駒』との類似性を見出したから。その時点で最後までしっかり観続けようと決めたのです。

 

(ところがところが)

 

 あからさまに先週から演出に疑問符がつき始めました。そのうえでの今週……。『カムカムエブリバディ』ではないですけど、途中から制作スタッフか脚本家が替わったか?くらいに感じちゃって。

 前作の登場人物を、役名そのまま登場させるというプランは、どこの誰が考えたのでしょうか?


 執筆依頼の時から脚本家ご本人が考えたものだったんでしょうか?脚本家さんは旧ツイッターを駆使されているので、説明があるかもしれませんが、それ次第で失望することになるのかも……みたいな緊張が走っております。

 

  
いずれ別の視点でも扱おうかと

 『カムカムエブリバディ』のように、〝史上初〟だとか〝画期的〟であることにシフトしたんでしょうか?。そんなような一抹の不安は、ずっと抱えたうえでの視聴ではありましたけど、確かに前作の主要登場人物が役名そのままに、しかも同じ役者さんが演じて登場する、ってのは史上初なのかもしれませんね。

 でも、そんなことがドラマの主目的でいいんですか?

(個人の感想です)

 

 放送開始直後から、「これまでにないテーマを扱っている」なんて触れ込みというかSNSの意見を見ましたが、女性が生きづらい社会をひたむきに、懸命に生きる、というのは、女性の一代記を描く朝ドラでは〝鉄板のテーマ〟でしたよ。

 まあ、これまでの主人公が、ただひたすら黙々とくじけず前向きに生きるのに対し、『虎に翼』はハッキリとモノを言う。そこは違ってましたか?

 その話し方では伝わるものも伝わらないのでは?と感じるセリフも少なくないので、「あぁ、だからテーマは裏にあるのだな」と思ったりもしたのですが……。

 

 それを確認する意味でも、明日の内容にかかわらず、観続けることにはなりますね。それに『虎に翼』は全然別の視点でも取り上げたいと思っていますので。

 例えば、たまにある「ロック(音楽)に政治を持ち込むな」の論調で、「ドラマに今の政治を持ち込むな」みたいな意見。これ、何を言ってるの?という話なんですけど、でも『虎に翼』は逆に機能していないか……みたいなこと。

 まあテーマとして急ぐ必要はないでしょうし、自分の頭の中も整理がつかないかもしれず、いつになるやら、という感じですけれど。

 

 あ、でも『はね駒』との類似性(個人的見解です)については、放送中じゃないと意味ないかな?できるかなあ……。

 

(宝塚の回顧もうっちゃってしまった……)

 

 

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