競馬は反省ばかりなり
昨日のエプソムC。
レーベンスティールが無事に出てきたら馬券を買ってみよう、とは思ったんですが、最後の最後に59kが気になって……。もうひとつ信じ切れずに1着3頭書きの3連単の1頭にとどめて、バラバラとフォーメーションにして3着がノーマーク。失敗しました。ま、1着固定にしていても、結局シルトホルンは買えなかったかな。
いつもの自分のスタンスを守る、ってのは、一番重要なことなのに、いや、だからこそかもしれませんが、やっぱり難しいですねえ……。
主人公の人格形成の核
なんのかんのと忙しくなってきて、このところ眠りが浅い、気がする。仕事の方はさておき、別のところでプレッシャー?みたいなものがあるんだろうと思ったりして。
明日は早朝から都内に行き、昼過ぎに戻ったらデスクワーク。水曜日以降も、ずっと家にこもりっぱなしになりそうで……。
なので、今のうちに『虎に翼』と、映画の話をちょっとだけ。
虎に翼#7
オークスの反省に続いてダービーにも触れたこの時の記事で、「新しいフェーズに入ったと判断」したのに、翌日の記事には「寅子くんガッカリしたよ」と続けました。
そして先週、またしても出てましたね特異な性質が。
「私が〝好き〟で戻ってきたんです」
のシーン。
あそこなんですけどね。
(ここも小林薫さんふうに)
「君が自分の意志で、〝好き〟で法曹界に戻ってきたのはわかりました。その君の〝好き〟を指し示してくれたのは、目の前にいる先生じゃないのかね」
それなのに、怒りを込めた形相で啖呵を切り、不貞腐れて立ち去ってドアをバターンと閉めて引き上げる……。
もうちょっとまともに会話ができないもんですかね。
主人公の、このパーソナリティがどのように育まれたのかがわからずにいました。
凄く恵まれた家庭環境に育ち、理解者も多く、勉強もできる。なのに独りよがりで喧嘩っぱやい、という……。
ですが、このところ頻繁に(うんざりするほど)挿入される回想シーンを観ていて思いいたりました。
優三さんのポジションです。
彼の存在は、いわゆる〝ドラマあるある〟の、男性主体の主人公を陰で支える女性、という構図の裏返し、なのではないか、と。これは一見、男性社会に立ち向かう女性の主人公、を描きながらの、巧みな手法(裏技)にも思えます。
主人公の子供時代を描く替わりに、絶対的な理解者として子供の頃から主人公を支え続けてきてますもんね。で、結婚にいたり、そのうえ死んだ後まで精神的に支える……。
こうなると主人公がもともと優秀であればあるほど、なかなか成長しづらいかもしれません。
しかし……。
史実通りである必要はありませんが、今の調子ではとても家庭裁判所の裁判官が務まるとは思いにくい。ですから、いずれ再婚することで、結婚観もですが、夫婦のあり方とか、人生における新しい価値観に目覚めるのでしょう、かね?
「寅子くん、楽しみにしているよ」
脚本家の力技か
そして週明けの10日放送分。
風邪をひいた孫案件で録画視聴でしたけど、よねと轟が再会するのは期待していたとはいえ大喝采。演劇的な演出での二人芝居も見事でした。
が、やっぱりそういう裏テーマも出てくるか……という展開でした。
敢えて詳しくは書きませんが、よねが男装だったこと、轟に必要以上に男性性を強調させていた演出も、脚本家さんの狙いそのものだったんでしょうか?。
それにしても、よねの、
「白黒つけさせたいわけじゃない、白状させたいわけでもない。腹が立ったのなら謝る」
以降のセリフの後、轟の
「俺にも、よくわからない」
に、
「そうか」
は見事過ぎる。現在のコンプライアンス的にも、ちょっと唸らされてしまいました。
結構、チャレンジだったと思える今回の放送で、もしかすると視聴を離れる人もいらっしゃるかもしれません。が、今回の流れだと、よねと轟はしばらく出続けることになるだろうと思うので、私は結局、最後まで観続けることになりますね。ほとんど録画での視聴になると思いますが……。
いかん、新作映画の話ができなくなった。
この忙しい時に、いや、だからこそ、行きたくなりかねないのが怖いので……。 あ、あと、呆れられそうなのも……。
(ということでまた後日)