acco'sプロフィールブログ、その④。

 

 

 

これまでの記事はコチラ。

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acco's プロフィール①【誕生〜幼少期】

 

acco's プロフィール②【人生の転機 其の一、東京から大阪へ】

 

acco's プロフィール③【バラ色の女子校時代と恩師との出会い】

 

 

 

第一志望の中学校に入学し、

 

友達に、部活、歌と音楽に どっぷり浸かって過ごしていた矢先、

 

 

またしても父親の転勤で東京に引っ越すことに。

 

しかも東京に引っ越すと言っていたのに

住む場所は川崎、、

 

開発したての立地のマンションでポケベルは圏外、

予定してた家具もうまく入らなかったり

おまけに駅から遠くて坂ばかりのため自転車も使えない・・

不満ばかりの新生活

 

 

 

今回は、新生活を受け入れられずに泣き暮れて始まった

【高校時代】の、おはなしです。

 

 

 

 

父親の転勤が決まってから

 

 

別れは惜しかったものの

 

雑誌で見ていた東京の女子高生の仲間入りをすることは

ちょぴり楽しみでもありました。

 

 

毎日高校一覧の本を眺めては

 

どの学校がいいかなあと、吟味して。

 

 

・制服があること

・セーラー服なこと

・偏差値68以上

・できれば共学

・通学1時間以内

 

 

という独断と偏見のマイ基準で

志望校を何校かに絞り

 

白色のセーラー服が可愛いという理由で決めた第一志望に

またしてもラッキーなことに無事合格。

 

 

楽しいトーキョーJK生活が始まる予定でありました。

 

 

 

 

なのだけど。。

 

 

入学してみてビックリ。

 

 

体育教師たちがビシバシ生活指導をしてくるほどの

めちゃくちゃ校則が厳しい学校だったのです、、!!

 

 

 

校則なんて、あってないようなものだと思っていた私は

 

ピアスは空いてるし

パーマは残ってるしで

 

ことあるごとに注意され

軽い気持ちで入部したダンス部の顧問には思いっきり嫌われていびられる日々。涙

 

 

 

けれどもそんなことより私を悩ませたのは

 

友達との笑いのツボが合わないこと。

 

 

6年間大阪で過ごした私の笑いのツボは、どっぷり関西仕込み。

 

決して友達が悪い訳でも、つまらないわけでもなかったと

今では思うのですが

 

 

話題が面白いと思えない。

冗談が笑えない。

共通の趣味がない。。

ファッションが全く違う。

男の子の標準語に嫌悪感。。

 

ナドナド・・

 

 

 

入学してしばらくは

 

 

家に帰ると毎日のように

 

学校辞めたい、

転校したい、

転勤のせいだ、

大阪に戻りたい、と

 

泣いて怒っておりました。

 

 

 

 

1年半離れて暮らしてた父親との暮らしにも

不満は増すばかり。

 

 

 

ぶつかってばかりで

最終的にはいつも、引っ越したことへの不満をぶちまけて

父親のせいにしていました。

 

 

 

 

家も学校も居心地が悪くて

どこにも居場所がないような

 

そんな日々。

 

 

 

そのうちなんとか

仲良い友達が何人かできて

彼も何人かでき

 

 

カラオケいったり

プリクラとったり

するようになったけれど

 

 

女子高生でも自覚できてしまうほどの生産性のない毎日に飽き飽きだったし

 

進学率やら進学先ばかり重視する校風のなか

勉強することに意味と魅力を全く感じられなくなってしまいました。

 

 

 

勉強なんかできても

人としてつまらない人生なんて、嫌だ。と。

 

 

 

デザインやファッションに興味があったので

専門学校もいいな、なんて思ってた時

 

ふと

 

美大のことを思い出し

 

 

 

すごーーく手の届かなそうな世界だけど

ちょっと体験してみようかな、と

 

美大の予備校の夏期講習に通うことに。

 

 

 

高2の夏休みのことでした。

 

 

 

池袋にある大きな美大予備校は、

 

初心者の私にとって

すでに美大のような空間でした。

 

 

 

 

えんぴつとエスキース帳、

アクリル絵の具のセットと筆のセットを購入して

 

初めてのデッサンと色彩構成。

 

 

訳もわからずとにかく描いて、

前に全員の絵が並べられて講評。

 

 

 

何が違っているのかもわからなかったけれど

まるで的を得ていないのはわかりました。

 

 

デッサンなんて 

とっても下手くそ。

 

 

けれども、

とってもとっても、楽しかった。

 

 

 

身体が火照るほど夢中になったのって

いつぶりだったかな、というくらい。

 

 

 

こんなに夢中になりながら

行きたい大学の勉強ができるなんて楽しずぎる!と

 

美大を目指して

そのまま予備校に通うことに。

 

 

 

 

予備校で出会った友達たちは

目指すものや好きなものが似ていて

 

毎日学校が終わって予備校に行くのが楽しみで仕方ありませんでした。

 

 

 

 

絵が得意な同年代の子の集まりの中、

いろんな子の作品を見るのも

 

刺激的で楽しいものでした。

 

 

 

 

ハキのない日々に

 

私は美大に行く!という

大きな目標ができ、

 

毎日がキラキラと輝き始めました。

 

 

 

 

日々の課題は掲示板に貼られた課題文を写すところから。

 

そして

 

どんなに遅刻しても必ず水張りしてから描く。という

予備校のしきたりがまた、わたしは大好きでした。

 

 

 

 

夏場はモチーフのエビやらイカやらが日に日に腐って

悪臭を放つ中、絵を描いたり

 

紙立体の課題中に瞬間接着剤で指をくっつけてしまったり

 

 

そんなハプニングも全て楽しいものでした。

 

 

 

 

予備校に通ううち、

立体物を作るのが好きなことを知り

 

家具やインテリア、工芸、

そういうことが学べる学科を受験することに。

 

 

 

とっても下手だったデッサンも、

 

ある時を境に

見えてなかったものが見えるようになって

霧が晴れるように、描けるようになっていきました。

石膏像は最後まで苦手だったのですが・・

 

 

 

前述の通り

第一志望に強運を発揮するタイプの私、

 

またしても

行きたかった学科だけ、合格。

 

 

 

最後まで好きになれなかった高校を卒業し

 

別れられずにいた束縛彼氏にも別れを告げる決意をし

(一応、美大を一緒に目指していたし、学校の中では一番の理解者だったのだけど、、

 

 

スッキリサッパリ。

 

 

 

 

春からは、憧れの美大生活の、はじまり。

 

 

 

卒業と同時に

わが家にミニチュアダックスフンドがやってきて

 

 

ひとりっ子の私にとって

家族の中に、初めての心許せる存在ができました。

 

 

 
 
 
 

そんな高校時代でした。

 

 

 

お読みいただき

ありがとうございました。

 

 

 

 

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【美大での日々】、ひたすら制作に明け暮れた、大学時代のおはなし。

 

 

 

 

 

 

 

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