アーユルヴェーダと言うと、思いつくのがシロダーラ。
という人も多いと思います。
見た目も印象的だし、なんか気持ちよさそうです。
でも、あれは本来はリラクゼーションのためではなくて”治療”なのです。
単にリラックスさせるよりも、もっと深い部分にアプローチする”治療”になるので
一時的に不快な状態になったり、
それを超えて治療の目的を遂げるためには
環境や過ごし方にいろいろと注意や禁忌があるものです。
まず、最低でも３日間続けて間全身のオイルトリートメントを受けます。
その次に、鼻にオイルを入れて喉の奥に降りてきたものを吐き出す、ナスヤをします。
自分以外の人にするときは、これはドクターがする処置です。
ナスヤは”首から上すべてに良い”と言われています。
顔の皮膚、髪の毛、神経系、すべてによい。
最初聞いたときは、『大げさ～』と思いました。
でも、鼻腔は最近でも新しく組織や構造が見つかったりするなど
まだまだ知られていない機能がありそうです！
それに、嗅覚はいちばんダイレクトに、そして速く
感情やそれにまつわる記憶にアプローチする場所です。
なので、鼻をケアして嗅覚をクリアにすることは
その後のシロダーラで、記憶や感情のデトックスを行うために
とても理に適っていると言えます。
ですが、そうやって深いものにアプローチできると言うことは
受ける人が感情的に、体力的にそれに耐えられるかも判断しなくてはいけません。
それはアーユルヴェーダドクターが判断します。
実際に、パンチャカルマを受けにスリランカに行った時
シロダーラを受けなかった同行者もいました。
わたしもシロダーラを受けた日の夜は、決まって微妙な悪夢を毎回見ました（笑）
朝起きてぐったりするような、そんな夢です。
日中も、わけもなく悲しい気持ちになったりすることも多かったです。
そのぐらい、無意識レベルの感情があがってくる可能性があるものです。
思考、感情、体力的に、自分の内面に向き合う準備が無い時に
いきなり受けるとかえって良くないことも、十分あり得ます。
それと、受けた日は色々と禁忌があります。
インドの病院などでシロダーラを受けると、
期間中シャンプー出来ないところもあるみたいです。
目を使うこと、思考すること、運動、風や日光に当たることはNG。
かと言って、昼寝もだめ。横になってもだめ。
ただ静かに部屋の中で座ってるだけです（笑）
どうしてもやってみたい！というのではれば
何回かオイルトリートメントを受けていて
気分も体力も安定していて元気で、
その後数日は大切な予定や外出が無い。
かつ、セルフオイルマッサージを数か月実践している、
セルフナスヤをやっている、
ご自身がアーユルヴェーダの知識がある、
現代医学の知識もある。
あるいは家族やパートナーなど、ごく身近でそういう人がいる。
というのならば、やってみてもいいかなぁ、と思います。
「周りに医学に詳しい人はいないけど、どうしてもやってみたい」というのなら、
セルフのオイルマッサージ、ナスヤを３ヶ月継続したのち、
以下の条件全てに当てはまるサロンでなら試してもいいかもしれません。
・初回のお客様にはシロダーラを提供していない
・雨の日、風が強すぎる日はシロダーラは提供していない
・セラピストではなく、ドクターから直接習ったセラピスト
・現在も、そのドクターと連絡を取り合っている様子がある、
あるいは何かあったらアーユルヴェーダドクター質問できるような環境にあるセラピスト
・その後の禁忌についてきちんと説明がある
ちなみに、当サロンではシロダーラは提供していません。
自分がシロダーラがあまり気持ちよかった経験がないのと、
やはり設備や環境がない分、安全に効果を出すためには
お客様に知っていただく、準備していただくことが多いです。
それがちょっと難しい。
代わりと言ってはなんですが、オプションでのフェイシャルトリートメントをご用意しています。
シロダーラよりもはるかに手軽に
安全に、かつ気持ちよく。
脳のデトックス効果もあります。
たまにお得情報を先行でお知らせします。
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