今夜の宿天狗山荘にチェックイン
雪害により3年前にリニューアル、綺麗でこじんまりとした村営の山荘です。ここも雨不足で水提供は無く購入。
カイコ部屋
1階奥の6畳を2人で使えました
やっぱ登山後の生とチップスはサイコー
夕飯は優しい魚ベースの名物天狗鍋
朝食はおにぎり弁当に。
トイレは綺麗だけどちょっと匂いがキツく、お値段も高め(1泊2食15000円)だけど、一応ネットも入るし、電源は無料開放、乾燥室もちゃんと稼働、宿泊者は玄人ばかり、静かでイイ山荘です
山荘からちょっと登って夕日鑑賞。
山と雲海に沈む美しさは格別でした
そしていよいよ不帰ノ嶮(かえらずのけん)チャレンジの朝、4時半起床
三大キレットのひとつ、”帰らず“という名前も不穏、つい先日も遭難事故が起きたばかり。
それに加え、、
実は前日に唐松岳から不帰ノ嶮を越えてきた若い男性が、第I峰あたりでバッタリ熊に遭遇この方なんと突進して
と接触
それやっちゃダメでしょ
幸い無事だったものの2度襲われかけ、予定を変更して下山。その途中で出会った山荘宿泊者らに興奮状態で語り、本日チャレンジする我々含め6名の間でちょっと騒ぎになってました


本日の行程は、
天狗山荘〜天狗の頭〜天狗の大下り〜第I峰〜第II北峰〜第II南峰〜第Ⅲ峰〜唐松岳〜八方池〜八方山荘〜八方ゴンドラ、約10km,CT8時間、波線のバリエーションルートです。

後ろはモルゲンロートの白馬鑓ヶ岳
もう言葉は要らない
先へ進みましょう
美しき道のり、ソロ女子も入って我々は一番後ろ。
ヘルメット装着。
①天狗の大下り
20mの鎖を含む長い急な下り。下りは苦手だわ〜先行する4人
、見れば先頭はガラガラと落石を起こしてる。
「えーこんな危険な急下りなの」と思ってたら、後ろに居たダンナが冷静に「こっちに○印(登山道の印)があるから、そっちじゃないですよ!戻ってください!」
ふぅ皆さんダンナに命救われました^^;
正しい登山道は全く普通の下り。結局我々は先頭になって皆さんと離れ、前方に聳え立つキレットへと向かいます
右手に剱立山
いつみても雄々しい。
そしていよいよ正面に連なる鞍部
左から①第I峰,②第II北峰,③第II南峰,④第Ⅲ峰。僅かな距離の中で300mの高低を繰り返す険しい岩峰です。
第I峰までは比較的緑が多く、例のが気になるので「ホイホーイ」と知床五湖の熊講習で習ったように、時々声を出しながら進みます。
天気が良く、風もなく、人とすれ違うこともないベストコンディション、まずは②第I峰に到着
やった〜手に持つ看板は「ここは不帰一峰の頭」と書いてあります。
あちらを超えてきました。
正面に向かう③第II北峰
このキレットで最も難関なのが、この第I峰から第II北峰のルートと言われてます。
後半へと続く
毛取り手袋でナデナデ♪