オモシロキ・・・バックアップ -4ページ目

愛について

りんご農家の話の続き、
『愛』って簡単に書いてしまいましたが、
『愛情を持って接する』とはどういうことなのか?
それが重要だと思います。

『おれはお前のことを思ってやってあげているのに、なんで・・・』
というのは良くある話です。
愛情と自己満足は紙一重。


木村さんが『主役はりんごの木なんです。』と言っていたのを聞いて、
思いました。

『その人が主役』と考えること、
それが『愛情を持って接する』ということではないでしょうか。

決して、何かを与えてやるということではなく、
手をかけてやることではなく、
ましてややってあげることではなく、
かといって、単に放ったらかしにすることでもなく、
その人がその人らしく自然に力を出せる自然な環境を、
丁寧に作ってやること。

そのためにできることをとことん、とことん限界まで考える。
それが、『愛情を持って接する』ということかと思いました。


で、現実問題として、
子どもが自分らしく育てるような環境とは?
部下が自分らしく力を発揮できるような環境とは?
それが悩みどころでして。。。

そこの答えは出ていませんが、
木村さんが丹念に木を一本一本観て、
害虫の卵が多すぎれば手でとっていたように、
まず、『観る』、そして『考える』ってことでしょうか?

その後に、バランスをとるということができるようになると思います。

毎日、少しでも子どものことを観る。考える。
部下のことを観る。考える。
そこからはじめようと思いました。

 


All You Need is Love

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』
先週の回、りんご農家の話。

めちゃくちゃ感動しました。

もっともっと、とことん考えないといかんなぁ、
がんばらなあかんなぁと思いましたんで久しぶりに感想を書きます。


病気や害虫に対して極めて弱いため不可能を言われていた、
りんごの無農薬栽培を行っている人の話なんですが、
『育てる』ということについて学ぶところがありました。

彼は8年間も失敗を続けて、
やっとそれを達成したのですが、
弱い弱いりんごを、農薬なしで育てるための秘訣を、
『育てない』ことだと言っています。

彼の畑は、雑草がぼうぼうで、
虫もいっぱいいます。

でも、その雑草が土をやわらかくし、
りんごが根をはるのを助けていて、
虫の中には益虫がいて、害虫を食べてくれている。

もちろん、
環境的には厳しいのですが、
彼が言うには、りんごが渾身の力を振り絞って
花を咲かせ、実をつけるんだそうです。

彼の育てたりんごは、
なんと、いつまでたっても腐らないんだそうです。
(実際にスタジオに収穫して2年たったものを持ってきていましたが、
 すみきちさん曰く、いい香りがしていると。)


ただ、
全く放っているわけではありません。
日々、1本1本の木を見て、
害虫のバランスが多いなら害虫を駆除したり、
酢を散布して、若干の消毒?を行う。

『りんごは自然の状態だと自分でしっかり育つ。
 それを人間が収穫するからその分バランスが崩れる。
 自分はその崩れたバランスを調整してやって、
 りんごが自分で育つ環境に目を光らす。
 そうやって、りんごが力を出せるように手助けするんです。』
とのこと。


あと、
この人、年上の弟子がいるのですが、
番組ではその人の育成の話が出てきます。

そこで、さらに感動したのが、
りんごを育てる思想が、その人の育成にも生かされているんです!
すごい!


もちろん、人間とりんごは違いますが、
今、子育てや部下育成に悩んでいるので、
得るものが大きかったです。

でも、具体的にどうするかを考えると
難しいのですが、そこは自分の育成だと思って
とことん考えるしかないんでしょうが。


あと、もう一つ思ったのは(タイトルにもありますが)
やっぱり、『愛』だな。ってこと。

そもそも、無農薬でやろうとこだわった理由は、
奥さんが肌が弱く、農薬ではれあがったから。

毎日、りんごに1本ずつ話しかけて、
愛情いっぱいに育てている様子も見られました。

弟子の人を突き放すシーンがあるのですが、
それも『愛』を感じました。
『思いがなければ、どれだけやっても不可能だから・・・』

この番組を見たあと、
頭の中に、ビートルズの
”All you need is love.”がずっと流れています。

やっぱり、
愛こそがすべて!
なんだよなぁ。。。

 


星野リゾートに行って来ました。


とても忙しい状態が続き、
僕も妻も精神的に参ってきていたので、
休暇をとって、軽井沢の『星のや』に行って来ました。

http://www.hoshinoya.com/

NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』の第一回、
『信じる力が人を動かす』で大反響を得た、
ユニークな経営手法をもつ名物経営者、
星野佳路氏率いる星野リゾートのお膝元。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060110/index.html

全国の経営破たんに陥ったホテル・旅館を再生させる
秘密はどこにあるのか?


いかんいかん、休みにいくのに・・・
とこんなときまで、あんまり仕事と変わらないモードでいる自分に困りつつ、
ワークライフバランスをとるのは向いていないので、
ワークライフインテグレーションですわ。と自己弁護。

実際、リラックスしているし、
家族も喜んでいるし、まぁいいか。


で、感想はというと・・・
いやはや、噂に違わぬ満足感でした。

空間そのもののセンスのよさや雰囲気作りが上手いのは当然、
『ヒトの価値』をこれほど感じさせるところは今までなかったです。

ちょっと歩いていると、
寄ってきて子どもと自然に遊んでくれたり、
何をしていてもさっと先回りして要求を満たしてくれる感じがする。

例えば、
コーヒーを飲んでいて、
子どもの世話でちょっと時間がたってしまい、
さあ、飲み直そうとしたジャストのタイミングで、
『冷めてしまっているでしょうから、
温かいものをお持ちしました。』と交換してくれたのは感動しました。

部屋を間違える失敗もあったけど、
なんか、全く腹が立たない。
むしろ、かわいいと思わせる。。。

道が分かりにくい、
車を降りてから遠いよ、
・・でも、それって結構楽しいかも。

高級ホテルのパーフェクト感とは違って、
もっと力が抜ける、パーフェクトじゃない満足感。

なんだこれ?


1つ気付いたのは、
普通のところと違って、
1人の人が何役もこなしていました。

フロントで会った人が、
レストランでサーブしてくれたり、
託児所で会ったり、車を運転して荷物を運んでくれたり。

1人の人との接点が多ければ、
自然に会話も弾むし、
たぶん働いている人も、(人と接するのが好きな人なら)
例えばフロントで自分の前をお客さんが通り過ぎていくだけよりも、
働き甲斐があるだろうと思います。

キャノンがセル生産方式と近い?


また、
そういうソフト面だけでなく、
ハード。設備や仕組みも良かったです。

部屋やレストランへの道筋が、
適度に『分かりにくく』できていて楽しいとか、
部屋にはTVがなく、CDプレイヤーのみ置いてあって、
横にはゴンチチのCDも。
ライブラリが24時間開放で、
好きなCDや本を持っていってよいとか。

お風呂の洗い場が個室っぽくなっていたり、
置いてあるシャンプー・リンスがとても質のいいものだったり、
そこにもリラックスさせる工夫がされていたり(これは詳しく書けない)。

でも、そこで感じるのも、
『うわー豪華な設備だな。』ではなく、
『かゆいところに手が届く』感覚。
ヒトの気遣いとか、ここにいるヒトの素晴らしさ。

なんか、従業員が集まって、
うちらしいお客さんの喜ばせ方って何だろうと考えたんだろうな
って感じることが、いろいろありました。


一方で、ビジネス的な観点で見ると・・・

以上のようなことで、ここからあまり出なくなるので、
食事や託児所やらでどんどんお金を使うことになり、
予想より、かなり多くの出費がかさむことになります。

宿泊費は食費が別で設定されており、
施設内には、かなり高額の食事しかない。
託児所もかなり高い。

結局、
都内の最高級ホテル、マンダリンとかコンラッドに
ちょっと割引で泊まったくらいの金額になってしまいます。

しかも、
『ゆったりしてもらうため』ということで、予約は2泊以上が原則。
というわけで、コロコロ回転しないので手間が省ける。

1人が何役もこなしているので、
施設の広さの割りに、従業員がとても少ない気がするので、
人件費も安くつくだろうし、
ハコモノにお金はかけているだろうけど、
それほどでもない。

単純にソロバンをはじくと、
めちゃくちゃ儲かるだろうなと予想されます。

あとは、
(いつものパターンですが、)
仕事面で星野さんとの接点を作って、
もっと内部の話を聞いてやろうと目論んでいるのですが、
果たしてうまくいくかどうか。。。

 

いろいろ書きましたが、とにかく、
こんなに(悪く言えば)ぼったくられたにも関わらず、
家族で毎年行こうかという話になっています。
安宿に3回泊まるよりも、こっちに1回の方がいいな
って気に本気でさせてくれる宿でした。