星野リゾートに行って来ました。 | オモシロキ・・・バックアップ

星野リゾートに行って来ました。


とても忙しい状態が続き、
僕も妻も精神的に参ってきていたので、
休暇をとって、軽井沢の『星のや』に行って来ました。

http://www.hoshinoya.com/

NHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』の第一回、
『信じる力が人を動かす』で大反響を得た、
ユニークな経営手法をもつ名物経営者、
星野佳路氏率いる星野リゾートのお膝元。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060110/index.html

全国の経営破たんに陥ったホテル・旅館を再生させる
秘密はどこにあるのか?


いかんいかん、休みにいくのに・・・
とこんなときまで、あんまり仕事と変わらないモードでいる自分に困りつつ、
ワークライフバランスをとるのは向いていないので、
ワークライフインテグレーションですわ。と自己弁護。

実際、リラックスしているし、
家族も喜んでいるし、まぁいいか。


で、感想はというと・・・
いやはや、噂に違わぬ満足感でした。

空間そのもののセンスのよさや雰囲気作りが上手いのは当然、
『ヒトの価値』をこれほど感じさせるところは今までなかったです。

ちょっと歩いていると、
寄ってきて子どもと自然に遊んでくれたり、
何をしていてもさっと先回りして要求を満たしてくれる感じがする。

例えば、
コーヒーを飲んでいて、
子どもの世話でちょっと時間がたってしまい、
さあ、飲み直そうとしたジャストのタイミングで、
『冷めてしまっているでしょうから、
温かいものをお持ちしました。』と交換してくれたのは感動しました。

部屋を間違える失敗もあったけど、
なんか、全く腹が立たない。
むしろ、かわいいと思わせる。。。

道が分かりにくい、
車を降りてから遠いよ、
・・でも、それって結構楽しいかも。

高級ホテルのパーフェクト感とは違って、
もっと力が抜ける、パーフェクトじゃない満足感。

なんだこれ?


1つ気付いたのは、
普通のところと違って、
1人の人が何役もこなしていました。

フロントで会った人が、
レストランでサーブしてくれたり、
託児所で会ったり、車を運転して荷物を運んでくれたり。

1人の人との接点が多ければ、
自然に会話も弾むし、
たぶん働いている人も、(人と接するのが好きな人なら)
例えばフロントで自分の前をお客さんが通り過ぎていくだけよりも、
働き甲斐があるだろうと思います。

キャノンがセル生産方式と近い?


また、
そういうソフト面だけでなく、
ハード。設備や仕組みも良かったです。

部屋やレストランへの道筋が、
適度に『分かりにくく』できていて楽しいとか、
部屋にはTVがなく、CDプレイヤーのみ置いてあって、
横にはゴンチチのCDも。
ライブラリが24時間開放で、
好きなCDや本を持っていってよいとか。

お風呂の洗い場が個室っぽくなっていたり、
置いてあるシャンプー・リンスがとても質のいいものだったり、
そこにもリラックスさせる工夫がされていたり(これは詳しく書けない)。

でも、そこで感じるのも、
『うわー豪華な設備だな。』ではなく、
『かゆいところに手が届く』感覚。
ヒトの気遣いとか、ここにいるヒトの素晴らしさ。

なんか、従業員が集まって、
うちらしいお客さんの喜ばせ方って何だろうと考えたんだろうな
って感じることが、いろいろありました。


一方で、ビジネス的な観点で見ると・・・

以上のようなことで、ここからあまり出なくなるので、
食事や託児所やらでどんどんお金を使うことになり、
予想より、かなり多くの出費がかさむことになります。

宿泊費は食費が別で設定されており、
施設内には、かなり高額の食事しかない。
託児所もかなり高い。

結局、
都内の最高級ホテル、マンダリンとかコンラッドに
ちょっと割引で泊まったくらいの金額になってしまいます。

しかも、
『ゆったりしてもらうため』ということで、予約は2泊以上が原則。
というわけで、コロコロ回転しないので手間が省ける。

1人が何役もこなしているので、
施設の広さの割りに、従業員がとても少ない気がするので、
人件費も安くつくだろうし、
ハコモノにお金はかけているだろうけど、
それほどでもない。

単純にソロバンをはじくと、
めちゃくちゃ儲かるだろうなと予想されます。

あとは、
(いつものパターンですが、)
仕事面で星野さんとの接点を作って、
もっと内部の話を聞いてやろうと目論んでいるのですが、
果たしてうまくいくかどうか。。。

 

いろいろ書きましたが、とにかく、
こんなに(悪く言えば)ぼったくられたにも関わらず、
家族で毎年行こうかという話になっています。
安宿に3回泊まるよりも、こっちに1回の方がいいな
って気に本気でさせてくれる宿でした。