いつかは記事にしようとまとめていたもの。
この夏のデジタル系の故障が頻発した中の一番の故障品の話。
6月の初旬に5月の発電量をチェックしたところ、
でも、この時には自宅の外壁塗装と屋根の吹き替えのため、
一時的に太陽光パネルを取り外していたこともあったので、
この期間の分だけ、発電量が下がったんだと単純に思ってた。
7月の初旬に同じように、総発電量をチェックしたけれど、
太陽光パネルは6月の2週目頃に復旧したから、
やはりその分が低下しているもんだと思っていた。
でも…
やはり気になって、毎日の発電量(kWh)や最大発電値(kW)をチェック。
なんとなく3分の2? いやいや、半分くらいまで低下?
自分としては明らかに、発電量が落ちていると思われた。
定格3.6kWのシステムだから、晴れてれば3.0kW程度は発電するし、
気温が高くなってきたのを考慮しても2.5kWを下回ることはないとはずだ。
それなのに、どんなに天気が良くても最大で1.5kWも発電してない。
太陽光パネルを取り外し、取り付けたハウスメーカに調査を依頼した。
「 復旧するときに、きちんと復旧できてないんじゃないの?
きちんと結線されてるの? もう一度見てもらえないかな。 」
ハウスメーカ営業担当と工事担当が速やかにやってきて、屋根に上り、再度確認。
そして、パワコン(パワーコンディショナー)の入口で電圧を確認したけど、
屋根からの電圧はしっかりと来てますよとの結果だった。
つまり、今回の工事で取り付け、取り外しをした作業範囲では、
特に問題は発生してないという見解がなされたのです。
そうは言っても…
実際に、発電量は目減りしているし、明らかにおかしい…
おたがい、それぞれ言い分があるから仕方ないのかもしれないけど…
次は、ハウスメーカ経由で、太陽光システムメーカへの調査依頼。
シャープの発電システムなので、シャープのサービスがやってきた。
当日はあいにくの雨。
「 少なくとも屋根からは正常に来てますよ。
でも、ほとんど発電してないのでよくわからないなぁ。 」
「 晴れた日にまた来ます。 」
そう言って、次の点検日を決めて帰って行った。
むむむ… こうなると、こっちの気のせいなのかなぁ~
設置業者もシャープのサービスも、同じようなこと言ってたし。
天気にも左右されるから、一概におかしいとは言えないのかなぁ?
なんとなく自分にも間違いがあるのかもしれない。と、自分に対しても疑いもあるけど…
でも、発電量は明らかに、落ちている!
(と信じているのは、自分だけなのかな… と不安にもなる自分もいる。)
そして、日を改めて、再びシャープのサービスがやってきた。
この前とはまた違った担当者がやってきた。
天気もそこそこ晴れ。 発電量も見込まれる天気だ。
改めて、これまでの経緯をざっと説明し、パワコンのチェックから始まった。
最初の所見は、やはり同じ。 屋根からの電圧は正常です。とのこと。
室内表示でもエラーは確認されてないのは、前回のチェックと同じ。
「 でも、これだけ総発電量が下がってるから、やっぱりおかしいと思うんですよね。
上から来たあと、うまく変換しきれてないとか、そっちに問題はないんですか? 」
「 これから、そっちを探ってみますよ。 ちょっと待ってくださいね。 」
そう言って、テスタを何カ所かに当てて下さった。
「 あ、ここ壊れてますね。 2系統のうち、1系統が壊れてる。
DCDCコンバータと言って、この部分が機能してないから、
発電量が半分になっちゃってるんですね。 ほら、この部分。 」
そう言って、場所と範囲を示してくれた。
30分ほどで交換できるので、少々時間を下さいとのこと。
これまでの経緯や故障表示が出てない理由などを考えると、
〇たまに定格近い最大発電の値を示すのは、完全には壊れてはいないのかも
〇前回のサービス担当が来たときは発電量が少なく差が顕著に出なかった
〇本日は発電量も多いので、差が顕著で現れたので確認できた(明らかにおかしい)
〇エラー表示が出ないのは、機械としては発電量が半分になっただけと判断した
要するに曇ったり雨だったりと同じように機械が判断したということ
ただし、両系統が壊れて数日0が続くとエラーが表示されるとのこと
〇総発電量の経緯を確認すると、7月から明らかに半分に低下している
ということで、30分ほどで部品交換が終わり、システムを再起動。
30分前と比べると、発電量は2倍になってました。
ほら、やっぱり壊れてた~
これって毎月の発電量をチェックしてないと気づかないですよ。
毎月のデータをしっかりと確認しておいて本当に良かったです。
わずかな売り上げでしかないのに、さらに半減するとなると、やっぱり残念ですもんね。
気づいて良かった~
単価が11円と低価格なだけに、発電量はしっかりとチェックしていきたいですね。