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寝る前のキルがルール

俺のガン見に誰も気づかない。

韓国産マフィア映画とでも言おうか潜入捜査官モノ。

重厚でスリリングなストーリーはもちろん北野武映画の3倍は強烈であろう乾いたバイオレンス描写が評判。
そして潜入捜査官と組織のナンバー2の男同士の命がけの友情がBL界隈で大評判との話も耳にする。

面白いっちゃあ面白いけど正直自分にはキツかった。
無慈悲なバイオレンスがヒドすぎる。
特に女性がエグい目にあうのはかなり辛い。

もちろん「バットで頭殴っても大丈夫」みたいな間違った描写をするヤンキー映画とかよりずっと誠実で良いのだけれどもリアルに描写されたらされたでキツいという…。

ハリウッド映画のような派手な銃撃戦は無いかわりにナイフでチクチク刺すようなアクションが多いので痛そうだし流血量多いし。
繰り返すようだけど痛そうじゃなくて血も流れないウソッパチな映画よりは数段良いとは思う。

なので心が弱ってる時とかはあまり観ない方がいいかも。
映画としては正しい作品だと思うけど、悲惨な事件が多い昨今においてさらに悲惨なフィクションを選んで観る事のできるタフな人にオススメ。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作は神すぎた。
その前日譚を後から改めて作るのはかなりのリスクがあったと思う。
同じような物語をまた三部作にわけて繰り返すのはさすがに前作が好きな観客にも飽きられてしまうのではないかと。しかも前日譚なのに俳優が老けてるのはミエミエだし。

しかし「ホビットの冒険」の絵本(というか漫画)も持ってる『指輪物語』好きな人間としてはやはり避けては通れない作品なのだ。

嫌な予感はあった。
前作の人気を利用したただのオマケ的な作品になるのではと。
「ホビットの冒険」は『指輪物語』サーガにおいてかなり重要な心臓部とも言える作品である。
ただの添え物では無いのだ。
なので劇中で前作のラスボス「サウロン」の存在をおおっぴらにほのめかす演出は正直好きじゃない。
原作ではサウロンについては少しだけ匂わせた程度の描写しかない。

主人公のビルボがたまたま拾った指輪が大変な物だったいう事が後々わかったという設定の方が自分は好きだ。
無力だが善良な人が「たまたま」拾った事で悪の大事業が崩壊したというカタルシスがそこにあるから。

なのであまりにサウロンの事を「ホビットの冒険」で描写すると「たまたま」では無くビルボが指輪を「必然的に」入手した運命の英雄のように描かれてしまう。

ささやかな善意や偶然の連鎖が悪に打ち勝つのが『指輪物語』のキモだと思うのでロールプレイングゲームのように目標に向かって突き進むヒーロはちょっと違うと感じた。

ただ悪人の命を思慮の末に見逃すところとか重要なポイントはガッチリとおさえてあるので「ああやっぱりこの人達わかってるな」と思った。

なんだかんだとトータルで80点以上はつけられる出来で何を言いたいかというと「やっぱり面白いです」の一点です。長々とすいません。

『マトリックス』シリーズの完結編。
劇場公開時はこのシリーズを見届けるために生きてたぐらいに好きだった。
そしてDVD等で何度も見返してるうちに「まあまあ好き」程度に変化。

コンピュータープログラムの擬人化というアイディアがとても気に入っていて、それはディズニー映画の『トロン』で1982年にすでにやられてはいたんだけど『トロン』はエレクトリックパレードみたいな感じだったのに対しちゃんと(?)現実の人のように演じるのが斬新だった。


『トロン』
ちなみに『トロン』も大好き。

しかし『マトリックス』はある程度PCの知識が無いと何の話かわからないような部分もかなりあり人を選ぶ作品だったような気もする。

1作目は仮想現実の世界=何でもアリという設定を活かしたアクションシーンが話題になり後にその表現方法(超スローモーションでアクションとか360度回転撮影とか)の多くがいろんな映画に影響を与えた。
2作目でさらに映像表現に磨きをかけ、3作目ではついにやり過ぎでギャグの域に達したというのが大方の見方で正しいのではないだろうか。

自分は何度も観てるうちに最近ようやく「何でもアリな世界なのにわざわざカンフーで殴りあわなくても…」と冷静に考えることができるようになった。

ついにラスボスと化したエージェントスミスのコピペ軍団との戦いが大半を占めるこの3作目、完結編だからまだ楽しめるけど正直無敵同士の殴り合いはスゲーつまんないです…。

空飛べたり何でもアリなんだから単純に殴り合わなくても目からビームとか巨人に変化とかも映画内の設定ではできるはず。

映画内で主人公ネオが「仮想現実内では何でもできる」という事を認識する事で無敵超人になったわけですがそれを認識したのは映画の観客も同様なので観客は「ネオはもっといろいろできるハズじゃね?」と思ってしまうわけです。

3作目の失速は観客の側も目覚めてしまった事が原因で単純な殴り合いに疑問を持つようになってしまったからだと思ったりします。
そしてネオが仮想現実の外でも謎の超能力を発揮するようになってしまい説得力がさらに低下。

『マトリックス』シリーズとしてはトータルで大満足させてもらったけど、終盤は今ひとつだったなぁというのが現在の心境。

それでもたまに観るとやっぱり面白い。
最初「まあまあ好き」とか書いたけど3作ぶっ通しで観れたりするのはやはり「かなり好き」なのかも。

BSでやってたのでつい録画。
ちなみに全三部作の三作目だけどこれしか観てない。

政財界とヤクザの権力闘争を描いた作品で「日本のゴッドファーザー」とか言われてるらしい。
出ている役者が昭和のスター大集合(高倉健抜き)といった感じで豪華。
三船敏郎とか片岡千恵蔵とかレジェンドクラスがごろごろ。
前作や前々作でも超絶ビッグスターが大勢出てたらしいけどヤクザ映画の宿命で大量に討ち死にしてしまったらしいのは残念。
あの菅原文太ですら劇中ではわりと下っ端のヤクザでいかに大物揃いの大作かがわかる。

昭和的な暗さや恐さで緊張感が常にあって観てて全然飽きる事が無かった。
わりと因果応報がちゃんとしてる(?)ので悪人にはそれなりに報いがあってモヤモヤもない。ただモヤモヤがあった方がより名作として評価されたかも。
現実は悪い人の方が生き残ったりするしね。

アクションシーンや爆発もあるのでエンターテイメント作品としてのサービスも申し分無し。

政・財・ヤクザ・警察・病院が複雑に絡み合う感じとか最近の邦画には無い骨の太さもあって満足度は高い。

他の作品もぜひ観てみたくなった。
昭和が今かなりキテる。自分の中で。

変な禍根を残すよりはサッパリと独立すれば良い気がする。
独立というよりジャニーズ卒業みたいな感じで送り出すような形をとれば事務所もSMAPもイメージを損なう事無く丸く収まると思うんだけどなぁ。
さすがに円満退社ならばSMAPならば、干されたりはしないでしょ。

噂が出てるって事はもしかしたら世間的な空気作りをすでに始めてるのかもしれない。
すでに全員が中年の域に達したSMAPにとって環境を変えるのは良いチャンスだと思う。