フジミ模型 リモコン式 戦艦大和 | 「模型探偵団」明石小五郎の昭和のプラモデル

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昭和のプラモデルが好きなタダのジジイです、上から目線で書いてます、日本初のプラモデルメーカー、㈱日本プラスチックなど、真実のプラモデルの歴史を書いてます。

     「フジミ模型 リモコン式 戦艦大和」
艦船模型のプラモデルで最初にリモコン式で発売したのはフジミ模型であった、
それは、1/550 リモコン 戦艦大和   昭和38年7月の発売であった、
 
     (昭和38年7月15日 日本模型新聞 ㈱ジートッププレス監修済み)
 
その新製品の大和の紹介が大阪の農林会館で行われた、「富士科学模型研究会」という会合が行われ、斎藤社長自らなされたという、
 
 
そのリモコン戦艦大和の前にフジミ模型はリモコン式の木製の艦船模型を発売していた、
しかし、当時はあまり馴染みが薄く売れなかったという、その関連記事は、↓
このリモコン式の戦艦大和は相当な自信作らしく、なんと操作は15メートル離れても大丈夫?
 
 
ついでにこの記事、そう、まだ発売もされていないのにメーカーが少年雑誌に発売中などと見切り発車というか先行広告を出していることへの苦情も書かれている、
 
 
この記事に指摘されているように、少年雑誌の広告を見てそのプラモが欲しくなり模型店などに行ってもないことがよくあった、
 
さて、フジミ模型の戦艦大和に話を戻して、
 
艦船モデルの完成品は保管するのには苦労する、場所もとるし、ちょっと指が触れただけでも
マストやらがポロッと取れてしまう、
 
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このように、昔の駄菓子ケースに入れている、中に入れているのはフジミ模型の戦艦大和である、
 
     (昭和38年8月25日 日本模型新聞 ㈱ジートッププレス監修済み)
 
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作ってからまだ一度も浮かべてはいない、
 
 
キットの箱の中には挨拶文が入っている、
 
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最大の特徴?が業界初の水兵さんが乗っていること、
 
 
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モーターはスクリュー動力用と操舵用の2個を使用する、この操舵のみをリモコンにて行うようになっている、推進用のモーターには船体に積んでいる単3電池4本で、
操舵用のモーターの電池はリモコンボックスの中に入っている、
 
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船体内にスクリュー動力用の単3電池4本を収納する、
 
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操舵はこの糸をモーターで引っ張ったり緩めたりして舵を左右に動かす、
 
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スクリュー動力は砲塔がスイッチになっている、だから手元のリモコンではできないので止めるさいは捕まえてスイッチを切らないといけない、
 
 
リモコンボックスも単3電池4本を使用する、が、リモコンコードがこの長さになると電気抵抗が大きくなり電圧が下がり電流がモーターまで届かない、
このリモコンコードは10メートルになっており、そのままの長さでは電気抵抗が多くなり、絶対にモーターまでは電流が通じない、行動範囲が15メートルというのはまったくの嘘、
 
 
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そのコードを半分の5メートル位にしてやると電流が通じる、
しかし、未だに水に浮かべて走らせたことはない、いつの日か進水式をやってみたいがはたしていつになることやら。