夕べは「月刊社会教育」を読む会に参加してきました!
始まった経緯は↓

 

今回の月刊の特集は

「地域社会と子どもー子どもを取り巻く環境を考える」
そして担当が取り上げた記事は
「『社会的親』を育てる社会教育」
わが貝塚市でも講演かなにかで

お越しいただいたことのある

武田信子先生の記事でした。

 



まず『社会的親』って何っていうと。
親には2つあって、まずは生物学的親。
いわゆる血の繋がった親。
親が子どもを産み、その親が子どもを育てる。
それが当然のように思われているけれど、

人間の子どもは生物学的親がいなくても育つ。
逆を言うと実は生物学的親だけでは育たない。


人は群れの中で子どもを育ててきた。
そう、地域で育ててきたんだよね。
それが現代社会の発展の中で、

日本ではいつの間にか子育てが
「家族の中でするもの」
もっと言えば
「母親が責任を負うもの」
と言うようになってきた。

先にも書いたけれど、

子どもは群れの中で育つ。
子どもだけじゃなく大人も。
そう、人間っていう生物は

群れで人どうし交わることで成長していく生き物。

子どもは地域で育ててきた。
それが社会の発展に伴い、

核家族がほぼあたりまえになり、

「個」「プライバシー」が

重んじられるようになり、

地域コミュニティーはなくなっていった。

確かに地域コミュニティーは煩わしい。
私もそう思っていた。
子育てする前は。

結婚して関西へ引っ越してきて、

まわりに親も知り合いもいない状態で長女を産んだ。
子どもが産まれるまで子育てを甘く見ていた。
なんの根拠もなく「できる」と思っていた。
今まで勉強でもなんでも「やればできる」と思っていた。
でも子育てはそうはいかなかった。

私はたまたま近所のママに誘われて、

子育てサークルに入会し、

それが公民館の育成団体である

貝塚子育てネットワークの会所属のサークルで、

同じ子育てママや先輩お母さんに助けられて育ててきた。
このつながりがなかったら、

私は崩壊していただろう。

この経験があるから、多くの母親、

できたらマタニティのうちに、

まずはえーるとつながってほしいと思う。

地域で子どもを育てる。
そのために社会教育は何ができるか?
がこの記事の本旨だった。

話を転じて、

教育基本法にこんな条文がある。

(家庭教育)
第10条 父母その他の保護者は,

子の教育について

第一義的責任を有するものであって,

生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに,

自立心を育成し,

心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする。

そう、法律が

子どもの教育の第一義的責任は親にある

とはっきり謳ってるんだよね。

昔、子ども子育てに関する

計画策定の時に委員になって、

会議に出てたことがあって。
その時に母親である委員が、

もっと地域で育てるしくみを、

とそんな内容の意見を言ったのね。
そしたらその答弁は
「教育基本法でも第一義的責任を負うのは親

って書いていますので」

だった。
その時も
「いや、そうなのかもしれないけれど、

子どもは群れの中で育つもんだよ!」
って思ったけど、そ

れを意見として当時の私は言えなかった。

この世の中のすべてのことは

法律や条例などを根拠に動いている。
そして今、その大元である憲法改正の動きがある。

子育てしやすくなるのも、

しにくくなるのも、

実は政治しだいのところがある。
子どもを育てる私たち親は

もっと政治に興味を持ったほうがいい。
子どもたちの未来のためにもね。

あ~ 今月は仕事にも直結するテーマだったので、

熱く語っちゃいました^^;
そうそう、この「月刊社会教育を読む会」は

どなたでも参加できますので、

興味がある方はぜひ一度参加してみてくださいね。
1回参加も大歓迎です(^^)

 

 

 人が育ちあう社会へ希望を紡ぐ
 -あらゆる機会・あらゆる場所で社会教育を-
第62回社会教育研究全国集会(関西集会)
今年の全国集会は「阪奈和集会」以来16年ぶりに
再び大阪南部で、対面(一部オンライン)で開催されます!


期日 2023年8月26日(土)・27日(日)
会場 大阪観光大学(大阪府泉南郡熊取町大久保南5-3-1)
主催 社会教育推進全国協議会
協力  社全協関西ネットワーク・現地世話人会
参加費  集会参加費 3000円(学生・院生 1000円)

詳細は決まり次第ホームページにアップされます。