世界文化遺産「佐渡島の金山」　ユネスコに再申請へ　今後の課題は・・・

1/11合同会議の様子(自民党本部で)

「日々勉強！結果に責任！」を掲げ、「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員　赤池誠章(あかいけまさあき・比例代表全国区)です。

本年は、「国難を乗り越え、“跳躍”の年に」したいと存じます。

　1月11日(水)、自民党本部において、佐渡島の金山世界遺産登録実現プロジェクトチーム(PT)・文部科学部会・外交部会合同会議が開催されました。

　議題は「佐渡島の金山」推薦書正式版のユネスコへの提出についてです。

　「佐渡島の金山」のユネスコ世界文化遺産登録については、昨年1月に保守団結の会で、韓国との歴史戦との認識の上、政府に対して申請を決議し要請してきました。

保守団結の会決議　「佐渡島の金山」をユネスコ世界文化遺産に推薦すべし | 赤池誠章ブログ

　それもあり、岸田総理の決断があり、昨年1月末にユネスコへ申請しました。

　私共も政府を支援しようと「佐渡島金山の世界遺産登録を実現する議員連盟」(中曽根弘文会長)を結成され、5月に現地「佐渡島の金山」を視察しました。

しかしながら、政府が申請した書類に事務的な不備がユネスコ事務局から指摘され、何と申請が却下されるという不始末が発生しました。

　世界文化遺産申請中の「佐渡島の金山」　申請書の不備で再申請　 | 赤池誠章ブログ

　政府では、再申請に向けた調整を行い、昨年9月までにユネスコへ予備書類を提出して、準備を進めてきました。

　本日の自民党本部の会議では、政府のユネスコへの申請の最終段階を聞き取り、確認しました。この会議での議論を踏まえて、政府では今月中にユネスコへ申請します。

◎今後の課題は

　今後の課題については、次があります。

・政府内の関係省庁の連携、国と新潟県・佐渡市との連携強化。再申請の不始末もあり、引続き連携の強化が重要。

・現地佐渡の受入れ体制と準備状況。今年の夏から秋に専門家の現地調査があるので。

・韓国の動向。世界遺産に認定されるためには、世界遺産委員会国の全員の合意が必要。韓国は委員会国に入ってくるわけで、韓国の合意なくして世界文化遺産にはならない。韓国では保守政権に代わり、朝鮮半島出身者労働者問題について、言及しなくなっている。抑制的な対応が目立つが、動向を注視する必要がある。

・世界遺産を決定するユネスコの世界遺産委員会(締約国から選出)の動向。議長がロシアであったが、ロのウクライナ侵略もあり、議長が退任して、今月末に議長が変わる。さらに、今年11月頃に委員会国の任期を迎え、約半数が変わる。ここに韓国が入ってくる。顔ぶれの動向を注視。そして、委員会国への根回し、説明が大事。

・専門家として現地審査するイコモス(国際記念物遺産協議会)が、今年夏から秋に来日する予定。その顔ぶれや現地受入れについても要確認。

　今年夏頃開催予定のユネスコの世界遺産委員会では、既に世界文化遺産となった「明治日本産業革命遺産群」について、日韓合意事項である情報センターの在り方について、審議する予定です。争点は、軍艦島に代表される旧朝鮮半島出身労働者問題です。争点は「佐渡島の金山」と同様です。そこでの議論の状況が、結果的に「佐渡島の金山」へ影響してくる可能性があります。注視していきたいと思います。

　引き続き「佐渡島の金山」の世界文化遺産認定に向けて、支援し続けていきたいと思います。

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都道府県の1週間ごとの医療提供体制と感染状況(6指標)です。

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