史跡佐渡金山 道遊の割戸 江戸時代手掘りで山が二つに分かれる

 

国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条に、「日々勉強!結果に責任!」をモットーとする内閣府副大臣、参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

 

 5月6日(金)から7日(土)にかけて、ユネスコ世界文化遺産にわが国から推薦している「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)を、「佐渡島の金山」の世界遺産登録を実現する議院連盟(中曽根弘文会長)で視察しました。2日間に渡り、20名の議員連盟の有志とともに、現地を見て、意見交換を行い、韓国との「歴史戦」に備えました。

 

◎水中翼船で新潟から約1時間で佐渡島へ

 

ジェットフォイル前で

 

 佐渡島への交通機関は、新潟港からジェットフォイルというボーイング社が開発した高速水中翼船があります。現在は川崎重工だけが製造し、世界でわが国だけで使用されているものです。時速70キロで約1時間、ほとんど揺れずに、海の上を快適に「飛行」して、あっという間に新潟港から佐渡島の両津港に到着しました。また、別途カーフェリーも運航しています。佐渡空港(滑走路800m)はあるのですが、定期航空便がなく、冬場に海が荒れた時の交通手段の確保が課題となっているとのことでした。

 

 佐渡島の北を大佐渡と呼び、標高1千メートルの山脈となっており、5月に入っても雪が残っていました。山頂には航空自衛隊のレーダー施設があり、北朝鮮のミサイル発射に備えています。私達が滞在中、5月7日(土)午後には、北朝鮮のSLBM(潜水艦発射型弾道ミサイル)が発射される事案がありました。

 同島の南を小佐渡と呼び、600m級の山々が連なり、その南側を暖流が通るところから、ミカン栽培も行われる程、温暖だとのことです。

 大佐渡と小佐渡の間が平野となっており、国中平野と呼び、農地が広がり、ちょうど田植えが行われていました。

 人口5万人で、海あり山ありの自然豊かで、農林水産業と観光の島です。

 

 世界文化遺産に推薦している「佐渡島の金山」について、何が凄いのか、ユネスコの世界文化遺産の基準でいうところのOUV(顕著で普遍的な価値)とは何かということについて、文化庁の資料や現地での説明から以下のようにまとめてみました。

 

◎佐渡島の金山の凄さとは

 

伝統的手工業での金生産の最高峰(出所:文化庁)

 

「佐渡島の金山」の凄さは以下3点にまとまります。

 

⑴金に関する鉱山であること。銀鉱山については島根の石見銀山が世界文化遺産に登録済です。

⑵19世紀半ばまで完全に伝統的手工業で、採掘から精製までの一貫した生産技術と体制で金生産が行われており、17世紀には質と量の両面において世界最大級・最高品質の金生産を誇っていたこと。江戸期の小判鋳造はもちろん、二条城の襖絵や日光東照宮等の芸術文化を支えていたと言います。

⑶それは、その坑道や排水路等の鉱山跡や鉱山町、その文化がそのままよく保存されており、資料も豊富で世界で唯一の鉱山遺跡となっています。

 

 世界には、古代の手工業での鉱山開発の遺跡があり、15・16世紀の大航海時代を経て、機械化された鉱山遺跡もある中で、「佐渡島の金山」は17世紀に手工業による金生産の最高到達地点となっていたとのことです。

 

 生産技術では、⑴機械化鉱山を上回る純度(99.54%)と世界最大級の生産量(最盛期は世界の2割、その半分が佐渡島で生産)を誇っていました。

 

⑵高い掘削・測量技術や精錬技術がありました。砂金鉱床の西三川砂金山では、人為的に水を貯め、水路をつくって水の力で山を洗い流して砂金を採取するという「大流し」が導入されました。

 

鉱脈鉱床の相川鶴子金銀山では、排水や換気(本坑道とともに通気坑道を掘削)などの課題を解決する掘削・測量技術や、効率的に鉱石を処理する選鉱、製錬・精錬技術が深化しました。

 

 生産体制では、⑴江戸幕府によって、佐渡島を直轄地とし、代官所、のち佐渡奉行所を置き、日本中から専門技術者を集め、長期的・戦略的な鉱山経営がありました。

 

⑵民衆に育まれた鉱山由来の文化として、やわらぎという神事や各寺院の信仰、能の芸能、祭礼などが残っています。

 

 以上、近世のおける「佐渡島の金山」の世界文化遺産としての凄さは十分理解できたのですが、問題は韓国が問題視する先の大戦中の旧朝鮮半島出身労働者問題についてです。

 

 

◎昭和25年のビデオ映像が残る

 

佐渡金山の昭和25年のビデオ

 

 その有力な反証資料が視察中に観ることができました。

 

 それは、史跡佐渡金山の坑道を出て、昭和13年製造の蓄電池式トロッコ列車が展示されていた事務所跡で観た昭和25年制作のビデオ映像にありました。

 

 そこのは、当時わが国の最先端の工場としての佐渡鉱山が活写されていました。また、倉庫には当時の資料が残っているとのことで、政府の責任で資料整理と解読がなされているとのことでした。

 

 「佐渡島の金山」の近世の価値は証明できることであり、近代以降、韓国の「いちゃもん」について、第一次資料に基づく反証を政府の責任で一日も早くまとめてほしいと要望しています。

 

 今後も、「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録に向けて、議員連盟の同志とともに力を尽くします。

 

◎2日間の視察日程は

 

きらりうむ佐渡の前で

 

視察日程は以下でした。

 

5月6日(金)

きらりうむ佐渡(全体概要を映像等で学べる広報施設)

佐渡奉行所跡(江戸幕府による幕末の奉行所跡を復元。一括管理や伝統的手工業による金の採掘から小判製造までの過程を知ることができる)

史跡佐渡金山(国指定の史跡の佐渡金山。三菱マテリアルの関連会社の(株)ゴールデン佐渡が所有運営し、江戸元禄期の宗太夫坑道や、明治期に開坑した道遊坑道はトロッコ軌道が残され、近世から近代の鉱山の様子を知ることができる)

国選定相川上町(国の重要文化的景観に選定され、鉱山まち相川の歴史的変遷がわかる景観地)

 

5月7日(土)

西三川砂金山や金子家他(中世から江戸時代にかけて佐渡の砂金採集の中心として栄えた笹川集落の形態が維持されており、砂金採集に用いた水路・堤の痕跡も残されている)

西三川笹川分校(西三川砂金山の紹介や今度の交流拠点として広報施設)

 

 

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