リニア中央新幹線　工事進捗状況　大井川減水問題

(出所：国土交通省)

「日々勉強！結果に責任！」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。我が国の伝統精神である「智勇仁」の三徳に基づき、「文武経」の政策を国家国民のために全身全霊で実現します。

　12月4日(水)午前8時から、自民党本部において、超電導リニア鉄道に関する特別委員会が開催されました。

　リニア中央新幹線は、東京と大阪間438㎞を、超電導磁気浮上式(リニア)によって、時速505㎞に約1時間で結ぼうというものです。JR東海が事業主体であり、総額9兆円の事業です。まずは、東京品川駅と名古屋駅間296㎞を40分で結ぶために、約5.5兆円の建設費で令和9(2027)年目指して工事が始まっています。その後、令和19(2037)年頃に、政府の財政投融資を活用して、新大阪まで延伸しようというものです。

駅は、1県1駅として、東京都品川駅、神奈川県相模原市橋本駅、山梨県甲府市、長野駅飯田市、岐阜県中津川市、愛知県名古屋駅、三重県、奈良県、新大阪駅となります。

　https://linear-chuo-shinkansen.jr-central.co.jp/

●南アルプストンネル建設に伴い大井川減水問題

工事は、平成26年12月から順次始まっています。課題は、南アルプストンネル建設です。山梨県、静岡県、長野県をまたがっており、静岡県がリニアのトンネル工事によって、大井川が毎秒2トン減水するために、減水した分だけでなく、トンネル湧水全量を大井川に戻すように要求していると言います。それに対して、JR東海は全量を戻すことを表明しているにもかかわらず、静岡県は専門家の部会を開催したり、国が関与し始めているが、工事の進捗状況に影響しかねないところまで、きているというのです。

私は、次のような発言を行いました。

・リニアの南アルプストンネル工事によって、大井川が毎秒2トン減水することを静岡県は問題視しているわけだが、大井川には田代ダムがあり、東京電力が発電して、山梨県側に毎秒5トン近くを流しているということが言われているが、事実か。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1910/01/news015.html　

(国交省)事実。大井川は田代ダムをはじめ様々な利水によって、減水してきている歴史がある。

・環境影響評価について、法に基づき、静岡県知事が了解していたにもかかわらず、大井川減水問題によって、静岡県知事が同意しないのは、どのような法的根拠があるのか。

　(国交省)河川の下をトンネル工事を行うために、河川法によって、当該地域の知事の同意を得る必要がある。

　・JR東日本は、中央本線の高速化を進めるために、特急停車駅を少なくすることによって、山梨県や長野県の沿線自治体から猛反発を受けた事案があった。その後、私たち国会議員も入り、沿線自治体との協議の場をつくり、地元の要望を受けつつ、議論を行い、特急の増便や観光発信等、歩み寄りを見せている。JR東海も、静岡県や東海道神官っ戦の沿線自治体との日頃から協議の場をつくるべきだと思う。

　リニア中央新幹線は、8年後令和9(2027)年の開通に向けて、順次工事が始まっており、静岡県の大井川減水問題で、開通が延期するようなことがあってはならないものだと思います。リニア中央新幹線の開通によって、大規模災害時の東海道新幹線のバイパス機能となり、我が国経済の強靭化に繋がります。リニア中央新幹線は、東海道新幹線の減便となって、静岡県の地域経済の地盤沈下に繋がるのではなく、今まで以上に静岡県内に新幹線が停車することによって、利便性の向上となり、静岡県の経済成長、発展にもつながると思います。

　引続きリニア中央新幹線の開通に向けて、力を尽くします。

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●赤池ブログから

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https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12541823364.html　

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