文化の日　伝統芸能の危機　国立劇場養成所募集ゼロ　自民党文化講座を開催

人間国宝　歌舞伎音楽竹本の竹本葵太夫さん(左)

歌舞伎音楽竹本の三味線　豊澤長一郎さん(右)

11月5日(火)正午から　自民党本部での演奏を依頼

「日々勉強！結果に責任！」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。我が国の伝統精神である「智勇仁」の三徳に基づき、「文武経」の政策を国家国民のために全身全霊で実現します。

●祝日「文化の日」を「明治の日」へ

11月3日は「文化の日」です。祝日法には「自由と平和を愛し、文化をすすめる。」とあります。皇居において、文化勲章親授式が開催されています。

11月3日は明治天皇誕生日であり、明治時代は「天長節」、大正時代と昭和23年までは「明治節」でした。今、「文化の日」を「明治の日」に改称しようという運動が行われています。戦後の「文化の日」の意義も活かしつつ、その源流となっている明治の時代精神を祝日法に書き込み、名称を「明治の日」としようというものです。その実現には、与党のみならず、野党の協力も必要です。そのためには、国民の広範な理解と支持が不可欠です。国民の賛同署名が100万人を超えたことは心強いことです。何とか実現したいと思っています。

・明治の日推進協議会　http://meijinohi.com/　

●国立劇場養成所　募集ゼロ

(出所：文化庁　国立劇場)

昨年、11月1日自民党本部において、政務調査会、文部科学部会(赤池誠章部会長)と文化立国調査会(山谷えり子会長)合同会議で、「新・文化庁」発足記念、「教育・文化週間」特別セレモニーとして、国立劇場の伝統芸能の研修所出身者による能の演目「素囃子組曲」の演奏を行いました。国立劇場は、歌舞伎、文楽、能楽など、我が国の誇りである伝統芸能の後継者を養成しており、その成果を披露して頂きました。

https://ameblo.jp/akaike-masaaki/entry-12416193765.html

昨年の自民党本部での実演により、3つの成果が得られたのではないかと思っています。

①研修終了後、日々研鑽を重ねている若者にとり、国民を代表する多くの国会議員(当日約40名参加)に披露することは、大きな励みとなり、伝統芸能の継承の鍛錬に一層力が入るきっかけとなったとの出演者からの言葉を頂きました。

②国会議員が鑑賞したことで「敷居が高い」と敬遠されがちな伝統芸能への理解増進に貢献。自民党女性局機関紙『りぶる』にも掲載されて、党員への広報にもつながったではないかと思っています。

③とりわけ、伝統芸能は、世襲で継承されていると思われがちだが、実際には、国立劇場が育成した者が多く活躍していることが正しく発信することができたと思います。

●国立劇場養成所が伝統芸能を担う

(出所：文化庁・国立劇場)

能や歌舞伎はじめとした伝統芸能の担い手は、世襲だと思われています。しかし、全てが世襲ではありません。国立劇場養成所の出身者は、以下です。

・歌舞伎俳優99名(全体の33％)

・歌舞伎音楽・竹本29名(同88％)、同鳴物15名(同38％)、同長唄10名(同22％)

・大衆芸能・寄席囃子22名(同92％)、大衆芸能・太神楽10名(同45％)

・能楽三役(ワキ方・囃子方・狂言方)27名(同7.2％)

・文楽技芸員(太夫・三味線・人形)46名(同55％)

伝統芸能にとって、国立劇場養成所はなくてはならない存在ですが、その一方、残念ながら国民の理解が進んでいるとは言えず、伝統芸能の後継者である研修生の応募は厳しい状況です。能楽や歌舞伎音楽の募集がゼロであれば、将来伝統芸能は成り立たなくなってしまいます。

・「能楽継承に危機感　研修生の応募ゼロ、「歌舞伎音楽」もピンチ　再募集」(東京新聞R01.10.18)

https://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/tradition/CK2019101802000191.html

●11月5日(火)正午から　自民党で歌舞伎音楽の実演

昨年11月1日の自民党本部での能の囃子方の実演

国立劇場の伝統芸能の研修所出身者による能の演目「素囃子組曲」の演奏

今年「教育・文化週間(11月1日～7日)」に合わせて、歌舞伎音楽である義太夫節を語る竹本葵太夫(たけもとあおいだゆう)さんと三味線の豊澤長一郎さんの出演をお願いしています。両者とも国立劇場養成所出身者です。葵太夫さんは、多くの歌舞伎俳優に信頼され、第一人者として、今年、「人間国宝」（重要無形文化財保持者）に選ばれています。

今回の演奏機会を通して、自民党の国会議員が後継者育成に期待が寄せられていることが、研修中の者や修了者の方たちにも伝わり、一層研鑽する大きな力になればと思っています。そして、大変厳しい状況である、能楽や歌舞伎音楽等、国立劇場養成所の研修生の募集の一助になればと存じます。

現在、歌舞伎、能、文楽の研修生を募集しています。ぜひ興味ある若者には、我が国の伝統芸能の継承者となってほしいと思います。歌舞伎俳優と音楽は、11月10日(日)の見学会も開催予定です。

・詳細は　https://www.ntj.jac.go.jp/training/trainee.html　

今後も、伝統芸能の伝承者の育成を支援の強化をしていきたいと思います。

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●赤池ブログから

地方創生に向けた文部科学施策集　改訂版

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「自衛隊からの支援要請を実現させる全国地方議員の会」へ参加を

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自動運転時代へ　道路運送車両法を改正　国会で質問に立つ

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