魚野河原でBBQ。

なめ茸見っけ。

/11月が日一日と痩せてゆく馴染みし日にちに別れを告げて

/焼きオニやご飯の仕合わせBBQ

/焼き芋や皮まで食べる灰落とし

/雪の間の焚火豚汁熱々し

/雪折れの薪集めて燃やしけれ魚野河原は仏語にも似て

/なめ茸の雪隠れしてこんにちは

/二日目は鱈鍋にして豆腐汁

/大海老の焼くほどに増すオニガワラ

/焼餅は自慢信濃の姉ーさんは

 

倉石智證

/風呂談議病気自慢と秋の暮れ

/釣り堀の客無き里の秋惜しむ

/恙無きやを云ひし冬帽を被り

/あわあわと欠けゆく人など冬銀河

皇帝ダリア霜窶れ。

兄弟(けいてい)姉妹のごとく朝夕に声を掛け励まし、立派な誇らしげな花を点けるんだよといっつも挨拶を交わし手を合わせていたのに、まったくさやうならて云ふ嘆きのやうな声が聞こえる。朝未だき陽が上がろうとする前に、畑一面に白い霜が降りた。予報では南アルプス市は最低気温は2℃。「オリオンは高く うたひ/つゆとしもとを おとす」。皇帝ダリアは寒気と霜にはめっぽう弱い。葉は霜に取り付かれれてちりちりと巻き上がるやうに萎れて来た。4月の芽吹きから、あんなに声を掛けて丹精して来たのに、残念だね。呆気ない。夏が長過ぎたのだ。冷涼の秋の訪れと同時に、満を持したように茎は天へと成長を早めた。あゝ、せっかく蕾が紅色を含むところまで来たのに、そこへ西高東低の冬がやって来た。ば様を送ったばっかりなのに、あゝ、またさやうならだね。

オリオンは霜を落とす、

いとけなき皇帝ダリアの兄弟姉妹の紅色の蕾たちよ、

嘆けとて、

さやうならだ。

 

倉石智證

タイヤ交換・洗車、

佐賀関猛火、

高市て云ふ災厄。

/里芋や室(むろ)にゆるゆる藁敷いて一冬を越す土を被せて

/きッ干しやむかしながらの玉豊(銘柄)

/けふもまた柿の木の下くまんざれ

/北に聞く雪の知らせにタイヤかな

/スタンドにタイヤ交換秋日和

/さつま芋家の内にぞお引越しここ二三日外に干しけり

/黄に染まるいてふはやがて散る黄葉

/葉の音のかさこそと聞くいてふかな

/葉の形いてふは風のダイアリー

/石蕗の花月命日と云ふことに

/お礼肥根方に上げて水遣りぬ

/小春日や洗車日和となりにけり

/佐賀関や猛火や風に舐め尽くすもう年の瀬やままやり切れぬ

/災厄は高市て云ふ火の用心ボヤのうちにぞ消しかかるかな

 

663,10、白村江の戦

一衣帯水の向かうとは何度でも大きな戦いがあった。

父母が

頭(かしら)かき撫でて

幸(さき)くあれと

言ひし言葉そ

忘れかねつる

丈部稲麻呂

■万葉集には対馬で読まれた歌が多く、防人について、

あるいは防人が詠んだ歌が多い。

太田政男氏11/12ブログ

 

倉石智證