absentminded
心ここにあらず・・・なとき、それなら心はどこにあるのかと言えば
別に、「どこかへ行ってしまった」という訳ではなく
むしろ心はここにあるのに、心の中に他の何かが入ってきて
上の空になってしまっただけのこと。
陣取りゲームに負けて、ぽっかり空いた心の穴。
濃いコーヒーを作っておき
カフェオレとアイス用に冷やしておくのが最近の定番。
少し多めに作っておけば、おもてなしにも便利なのです。
でも一昨日はコーヒー豆を挽こうとして
ミルじゃない方に、豆をざらざら入れていました。
うっかりさ加減に我ながら呆れるほど、ぼんやりしてました。
この時心の中に、何が入ってきたかって?
答えが分かったら、冷たいカフェオレでもどうぞ。
ロケット
あなたはそうね、
休憩時間が終わったプールに真っ先に飛び込むような人。
それで監視員に笛を吹かれて真っ赤な舌を出すような人。
観覧車は丸いものだと思っていたら
真横からみるとロケットの形に見えるんだよ
その大いなる発見を知ってしまってからは
この小さな町にも宇宙ステーションがあるんだと心が浮いた
柱や錐にだって円はあるように
アングルは一つじゃないから
ふたりがどう見えていようと構いやしない
もしかしたら本人ですら知らない形や
きれいな模様や色が隠れているんだろうと思ったら
エッシャーの絵の中に隠された
もう一つの絵を見つけたときめきみたいに
素敵なことだと嬉しくなった
あのロケットに乗って旅に出ようよ
うんと遠くまで飛んで行くんだから
Human Nature
だんだん曜日の感覚が薄れてきて、
今日がすでに月曜日だという驚愕の事実が発覚。
晴れた空に、まんまるの月が昇る宵。
白い光のシャワーを浴びに、散歩したくなる。
「Human Nature」を聴きたい気分です。
それはなぜって訊かれたら
それが人の性だから。
そういう風に、生きていたいだけなんだ。
If they say -
Why, why, tell 'em that is human nature
Why, why, does he do me that way
I like livin' this way
I like lovin' this way
と、Michael Jacksonも歌っております。
If this town
Is just an apple
Then let me take a bite
「この街がリンゴ(Apple=NY)なら、一口かじらせておくれよ。」は
日本なら差し当たり、六本木界隈・・・でしょうか。
★
いつかあなたが言ってた
「眠れない夜は2時間以内に抱き枕をデリバリーするからご注文を。」
今でも枕は届くんだろうか
このごろちゃんと眠れていない私が
一番安らかに眠れる
オーダーメイドの上等な枕が
本当に、届くんだろうか
窓の外が白むころ
あの冗談みたいなやさしさが
無性に恋しくなりました
随想 110814
蒲の群生する池にカモがいました。
また生まれたのね、雛たち。
会津より母が横浜に来ていて、久しぶりに会えるから
私もなんだか、雛にもどる気分です。
夏に大掃除って不思議な気がしますが、
昨日はしっかりめの片付けをしました。
それから、もう穿かないジーンズを適当な大きさにカットして
自転車のメンテナンス用の布をたくさん作りました。
デニムは頑丈だし、ウォッシュ加工でこなれた綿布は掃除向き。
さっそく油を染み込ませチェーンを包み、ペダルをグルグル逆回転すると
表面が酸化しかけていたチェーンがかなりきれいになりました。
空気もパンパンに入れて、走ってみたら快適さが全然違います。
買ったばかりの試乗みたいに、気持ちいいのです。
8月はあまりの暑さに負けていますが、休み明けにはジテツーに戻ろう。
最近はクロスバイクがメインになり、日常的には乗らなくなった小径車も
ここぞとばかりに一緒にメンテナンス。
実は一昔前の自転車ですが、今も元気に現役で走ります。
奮発しちゃったかな?と購入時に思っても、いいものは長く使えるもので
何年も乗るつもりですから、どちらも大切にしようと改めて思います。
冬場は水やりをひかえていた多肉植物は
今の時期、水をたっぷりたくわえて太ります。
緑がある空間は落ち着きますね。
背の高さぐらいの大きな鉢が欲しくなりました。
ジャングル化計画しようかしら・・・。
残暑お見舞い申し上げます
みんながみんな、季節を越えて
変わらないねぇといいながら、少しずつ変わっていく。
今年も夏が往きます。
春の計画停電の混乱が嘘のように落ち着いてみえる夏。
節電対策のために、休暇が長期化するのではないかと懸念されていましたが
結局は計画通りになったらしい、束の間の夏休み。
ふと公園で見上げると、手の届かない桜の高枝に蝉の抜け殻を発見。
地中から、ミリ単位で時間をかけて移動する蝉の幼虫。
どうやってそんな先っぽまで!?というど根性。それも多数。
上を目指して歩いていたら、先端まで行ってしまって
戻るに戻れなくなってしまったということ?
努力の末に飛んだ空は、さぞかし気持ち良いでしょう。
お土産にもらったミルククッキーは、
一枚ごとにココア味で「FUJI」と書かれていました。
だから、毎日せっせと日本一の山を食べています。
登山する機会があったら、ご来光を拝みたいものです。
それにしても、数多のお土産物のなかから
あえてこのベタなクッキーを選ぶセンスに頬がゆるみます。
選んだ理由も「いっぱい入ってお得だよ」って、らしいなぁ。
飛び石のイベントをこなしていたら、あっという間に立秋を越え
かもめーるも残暑お見舞いも間に合わないそうにありません。
この場を借りてご挨拶を。皆さまいかがお過ごしですか?
より幸せな方へ
もともと私もよく歩く方だと思っていたけれど、あなたもとてもよく歩く。
歩く者同士が集うと、どこまでもずんずん歩くことになるので
あなたと約束した日はいつもぺたんこの靴ばかり履いていました。
たまには華奢なパンプスを履きたいなぁと思わなくもないし
下駄箱で待っているお気に入りもいくつかありますが、けれども。
夏らしく、花火を見に行こうという話になったときに
「何を着たらいいと思う?」と相談したのは
べつに浴衣を着るのが面倒だとか悩んだのではなくて
下駄でもたくさん歩けるかなぁと考えたためです。
結局、何度も絆創膏を貼るために立ち止まることになってしまったけど
あなたが扇子であおいでくれるたびに白檀が香りました。
一人で出かける日だもの・・・と、一年ぶりに履いたサンダルは
茶色のレザーで、アンクルベルトがついた5センチのウェッジソール。
せっかく登場したというのに、まだ一駅分も歩いていないのに
両足に2つずつ靴擦れができてしまいました。
だんだん一歩一歩が苦痛になっていき、寄り道すらできません。
容赦ない日差しと足の痛みとに耐えながらのろのろ歩いていたら、
心はすっかり決まりました。「より幸せな方がいい」と。
帰宅して最初に足を洗い、サンダルにお礼をいい、捨てました。
ソーダ味のアイスをかじって、一手間かけて冷たい飲み物を淹れ、
好きなお菓子を幾つか、好きなだけつまみました。
ぺたんこの靴を買いに行こう。そうだ、一緒に行こう。
ナイターの嗜み
とんとんとん
「またね」「うん」
「直ぐ逢える」「うん」
幾つもの駅の改札で、こうして何本も電車を見送った。
それでも大袈裟なほど毎回決まって名残惜しくなってしまい
それはそれは礼儀正しく、私たちはお別れの儀式をするのだ。
何も言わず、“きちんと”抱きしめあったなら
あなたの背中をとんとんとん。私の背中をとんとんとん。
やさしいリズムでたたき合う、ただそれだけ。
何故だかわからない。いつからかもわからないけれど
いつの間にかふたりして同じことをしていた。
手のひらから、とんとんと響く音に
ふわり、あたたかくなってやさしい気持ちを思い出せる。
何度も振り返ってなかなか前に進めない日も
階段から頭のてっぺんが見えなくなるまで
繰り返してきたんだ。
気の利いた言葉よりも、十分に伝わること。
お気に入りなんだ、あなたは私の。
随想 110806

不安定な天気、積乱雲ときどきゲリラ豪雨。
ちょっと熟れすぎたさくらんぼを、
買って洗ってその場で食べる。僅か200円の幸福でした。
今年はミンミンゼミの当たり年なのでしょうか?
朝も早くから、けたたましく命を燃やして鳴いています。
アブラゼミも加わって、午前中は賑やかです。
ちなみに真昼間は暑すぎて蝉も鳴きません。
ところでミンミンゼミは、クマゼミほどは暑さに強くないそうで
彼らは似ているけれども生息地が違います。
その境界は何県にあるのでしょうか。非常に気になります。
さらに近年は日本の夏が暑すぎるためか
ミンミン一族のテリトリーに、クマ一族が北上し
徐々に領土を広げてきていると聞きました。
ああ、仁義なき蝉下剋上。
お気の毒に、アブラ一族はあまりにも大量にいるため、
私の中では将棋でいうなら「歩」のような存在で
ヒグラシ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミなどは
小型で捕まえにくいため、やや上位の蝉な気がします。
今鳴いている蝉たちの親世代のころ、何をしていただろう。
今鳴いている蝉たちの子世代のころ、何をしているだろう。
ああ、とても眠い。
週末に使った寝袋を乾燥機にかけたので片付けて床にゴロリ。
お腹が空いているのに、サンドウィッチを作る気力がありません。
夢うつつ。長所と短所は紙一重であると思います。
たとえば過度の優しさが優柔不断になるように
同じ、「優」の字である似た者同士は物事の裏がえし。
もうすぐ眠りに落ちていく鈍い頭で考えていました。
なりゆき
彼女がこぼす、そのどうしてには訳がある。
「なにもしていないのに」なら、「なにもしなかったから」
「信じていた」なら、「疑わなかったから」という風に。
いきなりに見えた仕打ちは決して突然ではなく
季節ほどには心もうつろい緩やかに錆びていった。
なりゆきに目をくれず、気付けば木枯らし。
僅かなねじれを紐解く手間を惜しめば糸は絡まってゆくばかりで、
遅かれ早かれちぎれてしまうのは免れなかった。
ただ、それだけのこと。





