存在してくれているだけで感じる幸せ | 幸せがいいね

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幸せの鍵は人かな

常に一緒に住んでいる家族。

日頃些細なケンカでもう離婚しちゃおうかと真剣に悩む時もあると思う。

でも、少し視点を変えていくだけで幸せ感が出てくることもあるものだと思います。

探偵aimiは腹が立つ事やムカつくことがあると、なるべく冷静になって違う視点で見るように意識しているのですが、その中でも「存在してくれているだけで感じる幸せ」もあるなぁと思ってます。

まぁ こんなこと言うとよく偽善者だの言われるのですが、そう感じることがありました。


今はお年寄りが増えてきて、リアルに介護の話題も増えてきました。

私は絶対に介護なんてしてもらいたくない!ポックリ逝きたい!って思ってますが、実際どうなることやら。。。

とにかく介護ってホントに大変ですよね?

私も父親がALS(筋萎縮性側索硬化症)だったので、母親が必死に介護をしているのを見てきましたし、自分も力不足ながら介護をしていました。

大阪の探偵事務所代表者の声でも少し触れています。

このALSって手足が動かなくなる病気です。

脳はしっかりしているのですが、手足が動かなくなり、その内自分で呼吸すらできなくなるんです。

そんな状態なので、ベットで寝たきりな訳です。

ベットで寝たきりなので本人は動きたくても動けない。

脳はしっかりしているので父親の苦しみは凄く伝わってきました。

自分ならこんなの耐えられない。。。

そんな状態でした。

当の本人も「殺してくれ!?」って言うくらい苦しい。。。

もう苦しいもんだから、母親にしろ私にしろ、もうむちゃくちゃキレてこの苦しいのを何とかしてくれとカンカン・・・

苦しいのはよくわかるけど、こっちもどうしていいかわからない。。。


そんな苦しい介護生活の中、家族会議が行われる。

と言うのも、まもなく自分自身で呼吸ができなくなる状況とのお医者さんの報告があったからだ。

自分自身で呼吸ができない場合、胸辺りに穴を開けて人工呼吸器をつけなければならないのですが、ここで究極の選択をしいられるんです。

胸に穴を開けなければ、まもなく自然死する。

もし胸に穴を開けて人工呼吸器を付ければまだ命は食い止められる。

しかし、もし胸に穴を開けると、もし安楽死と言うか自然死させたいと思っても、その人工呼吸器を外すことはできないとの事。

もし外すと殺人罪になるとのことである。

父親も「もう殺してくれ!?」と苦しくて苦しくて言っている。

私達兄弟的にはもうこんな苦しい父親の状態は見たくないし、本人も苦しいんだし、人工呼吸器は付けない方がいいのではないか?と話をしていました。

でも、母親は「お父さんがいなくなるのが嫌だ」と泣いて困惑していました。

一番苦労している母親が、一番父親に居て欲しいと思っていることをこの時わかりました。

逆にこんな状態でも居て欲しいと思う人がいる父親って幸せな人だなぁとも思いました。

この時ふと思ったのですが、今現実的に何の役にも立たない父親であると思っていたのですが、全くそんなことはなく、「存在している」と言うことだけで意味があるんだと思いました。

母親にとっては父親が存在しているというだけで幸せであり、父親がどんな状態であれそばにいると言う幸せを母親はわかっていたんだと思います。

実の子よりも長く一緒に人生を歩んできた他人である二人と言うのは、これ程までに愛情で繋がっているんだなぁと思いました。

こういう体験から、家族に腹が立ったことがあってもこのことを思い出して思考を転換することにしています。

こう思うことによって、心が落ち着いて冷静に対処できるようになる感じです。

人もいろいろですが、考え方もいろいろあります。

いろんな視点から思考することで、思ってもみなかった幸せ思考がみつかるものだと思います。

幸せって奥が深いですね。

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