皆さんこんにちは、Seiraです!先週、全世界待望のMarvel Studio最新作「Deadpool & Wolverine(デッドプール & ウルヴァリン) 」が公開されました!日本では一足早く7月24日に公開されたそうですが、カナダでは現地時間の7月25日に公開され私も公開当日に劇場へ行ってきました。いやぁ、ようやくこの日がきたのかと思いました。
以前このアメブロでも触れている通り、私は単にマーベル好きというだけでなく、主演のライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンがハリウッドの中で最も好きな俳優なのでこの映画には特別な想いがありました。ウルヴァリンを2017年で引退したヒュー・ジャックマン、2019年にディズニーが行った20世紀FOXの買収、そしてFOXで製作されていたマーベル映画の打ち切り、もう二度と映画館で見ることができないと思っていたシリーズでした。それがなんと、デッドプールの3作目にしてMCUデビュー作にヒュー・ジャックマンが再びウルヴァリンとして復帰したのです。その発表があった2年前から公開まで本当に楽しみにしていました。
今回はその「Deadpool & Wolverine(以後D&W)」の感想とこちらの劇場の様子について特集したいと思います!
今回Cineplex(TOHOシネマズのようなカナダの映画館FC)では映画公開に合わせて色々なグッズが発売。ポップコーンバケットやドリンクカップなどが幅広いデザインで販売されていました。ドリンクカップが$15, バケットが$30と日本と比較すればかなりきつめのお値段です。即購入とはいきませんでした。買うかどうかものすごく悩んだのですが、やはり公開中の期間限定発売、この機会を逃せば二度と手に入らない可能性が高いことを考えてカップとバケット両方を買ってしまいました...。いやぁ罪です。
ラインナップが色々あったのですが、最終的に買ったのはこの2つ。ウルヴァリンのマスク型バケット、マスコット付きドリンクカップ。どっちもウルヴァリンです。やっぱ好きなんですよ...。マスクに関しては結構クオリティが高く、以前東京ディズニーランドで発売されていたダース・ヴァイダーと同じぐらいの大きさとクオリティです。実寸大よりかは小さいですが。ただ蓋の閉まりが悪く、常にカパカパしてしまうのが難点でした。
ドリンクカップのマスコットに関しては海外製あるあるのちゃちい感じです。ペイントが所々あまく、ディテールだけはそこそこいい感じです。ウルヴァリンの爪も俺ちゃんの言っていた通り”爪ちn(((”ですね。でも買って良かったです!!
ではここからは本編の内容に入っていきたいと思います。
これからお話する感想については本作のネタバレを含みます。未鑑賞の方は絶対に鑑賞後にご覧ください。
今作D&Wは先ほど触れた通り、デッドプール映画の3作目ですが、タイトルの通りデッドプールの単独作品ではありません。デッドプールとウルヴァリンの物語、とタイトルから読み取ることができますが実際中身を開けてみれば、単に2人だけの物語ではありませんでした。この映画は、ディズニー社による20世紀FOXの買収によって、さよならを言えずに取り残されてしまったFOX製作のマーベル映画の物語でした。私がFOXのマーベル映画を初めて見たのは約2年前で既にシリーズは打ち切り済み。MCUで小ネタとして出てくる可能性はあっても、もうこのキャラクターたちを見ることができないと思っていました。ざっとあらすじですが、本作はFOX作品の打ち切りという現実に合わせて、デッドプール(以下俺ちゃん)の存在する世界が滅んでしまう危機が迫っているという設定で物語が進んでいき、俺ちゃんは滅びゆく自分の世界を救うため、FOX版X-menシリーズで活躍してきたウルヴァリン/ローガンとは違うユニバースにいるウルヴァリン(正史のローガンは映画「Logan」で死亡)を探し、喧嘩しながらもタッグを組みます。TVA(時間変異取締局)という多次元世界=マルチバースを監視する組織に追われながらも俺ちゃんとウルヴァリンは世界(20世紀FOXのユニバース)を守るためにマルチバースからの刺客と戦う、そんなストーリーです。
今作、私が個人的に思ったのですがストーリーは正直微妙でした。確かにTVAと俺ちゃんの関係性、ウルヴァリンが過去のトラウマと向き合う、そういったところで感動性はたくさんあります。ただ「えぇ!ここでこう繋がるの!」「これからの MCUどうなっちゃうの?!」というような従来のMCU特性であるMCUの他作品との連動性はあまりありません。映画単体として見てると実はそこまで驚かされる部分は少なかったなというのが正直な気持ちです。ですがそれ以上に今回はアクションとカメオに圧倒されました。アクションは予告編を上回るほどの迫力、臨場感、素晴らしき荒々しさ。R指定となっているだけあり容赦ない血飛沫はもちろん、生首も飛んできます。そしてなんといってもウルヴァリンの野生の獣のような凶暴性がたまりませんでした。これぞウルヴァリン、そんな感じです。そして、20年以上ウルヴァリンが来たことがなかったアイコン的な黄色のスーツとあのマスクを今作でようやく着用しています。コミックやアニメシリーズX-menを見ていた人からすればこれ以上ない感動でしょう。ヒュー・ジャックマンがあの黄色スーツを着ているその事実だけで今作を映画館で見る価値があると思います。
そして、今作を語る上で欠かせないのがあまりにも豪華なカメオ出演。一人一人を語り尽くすことができないので特に私が発狂した3人をご紹介します。
まず1人がウルヴァリン/ローガンの変異体として登場したヘンリー・カヴィル!!つい数年前までDCEUでスーパーマンを演じていたのに、こちらのシリーズも打ち切りとなり突然スーパーマンを降板させられてしまった悲劇の俳優です。そのヘンリー・カヴィルがまさかのウルヴァリンとしてアメコミ映画に復帰を果たしたのです。いくつかのカメオは予想していましたが彼は全く想像したこともなかったので目が飛び出るほど驚きましたし、同時に少しは報われたのかなとも思いました。あまりにも不憫な状況で降板となってしまっていたので本当に心配していたのですが、カメオとはいえヒーローを再び演じてくれたことを本当に嬉しく思いました。
2人目はMCUで長年キャプテン・アメリカを演じてきたクリス・エヴァンス。今回はなんと彼がブレイクしたきっかけと言われている映画「ファンタスティックフォー」のジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチとして登場しました。「Avengers Endgame」でキャプテン・アメリカを引退後は長いことMCU復帰を望まず、噂にも否定し続けていたのですが、今回は異なる役で出演。劇中では俺ちゃんがクリス・エヴァンスを見た瞬間にキャップだと思い込み、名台詞「アベンジャーズ、アッセンブル!!」と言いかけたところで「フレイム・オン!!」とクリエヴァが叫んだ瞬間、ヒューマン・トーチとして約20年ぶりに空を飛んだのです。これは実は自分の中で予想していたカメオのうちの1つでしたがやはり本編に登場してくれたことは本当に嬉しかったです。
3人目はチャニング・テイタム。彼は今回初めてマーベル作品にガンビットとして登場しました。それというのも、元々FOX製作の元、彼が主演の「ガンビット」単独映画が企画進行していたのですが、監督たちの度重なる降板やディズニーによる買収などがあり計画が頓挫した幻の映画の1つでした。彼自身、製作発表当時からガンビットに対し特別な思いで出演を準備していたものの、不運にも製作が中止になったことは彼をどん底に突き落としたといっても過言ではないほどショッキングな出来事でした。その悲劇を乗り越えて、今回まさに念願かなってガンビット役のチャンスを掴みスクリーンに登場したのです。この裏話を知っていた状態で鑑賞したので、彼が登場した時は彼の長年の夢が実現して本当に良かったなと思いました。
まだまだこの映画にはカメオ出演を果たした俳優は大勢いますが挙げ始めると止まらないのでこの辺にしておきましょう。
総合的に見て、今作は20世紀FOXの作品のフィナーレとして用意された感じが強く、マーベルファン歴が長ければ長いほど感情移入ができる傑作でした。MARVELという看板が付いている作品を多く見ていれば見ているだけ楽しめると思います。私は実写映画でいうとThe New MutantsやElectra, Punisher, Manthing は見ていないのですがそれ以外は基本見ています。小ネタ込みで全力で楽しむのであればできる限り履修しておくことをお勧めします!!
そして、今作も私は字幕なしの英語音声のみで鑑賞したのですが、俺ちゃんのジョークは6割ぐらいしか理解できませんでした。本当にショックです。もちろん、彼のジョークはひねくれていたりスラングも盛り込みだと思うのですがあまりにもわからなくて自分自身にショックでした。またウルヴァリンの喋り方がすごく好きなのに彼の言っていることも100%理解することができずこちらもまたショックでした。ディズニープラスで配信が始まったら字幕付きでもう一度見直そうかなと思っています。
公開を長年楽しみにしていただけあって、非常に最高の映画を見させてもらったなと思います。またいつの日かスクリーンであの2人に会えることが楽しみです。
また今作の公開に合わせて、俺ちゃんと爪野郎のイラストも描いてみました。お納めください。
ということで、今回は「Deadpool & Wolverine」の感想をお送りしました!記事を書いていたらあっという間に時間がすぎ、公式からの情報解禁も続々とされていました!! とはいえども、まだまだ劇場で公開されてますのでぜひご覧ください。
Aug 8 2024