犬と猫の自然療法研究所

Emily's Lab.高橋恵美です。

 

 

12月7日の早朝、突然ドーベルマンBeeに違和感を感じた。

 

朝ごはんを食べ、いつものように部屋で休んでいるんだけれど

ウロウロ歩き回って横にならない。

 

吐くわけではないけど、一度だけ

喉に魚の骨が引っかかったような空咳をした。

 

たったそれだけなんだけど、いつもと違う

 

少し前にお世話になっているトリマーの梨恵さんの

スタンダードプードルユンちゃんの、胃捻転の話が頭をよぎった。

 

症状が似ている・・

梨恵さんに電話しして症状を報告したら

「怪しいよね」と。

動けるうちに、車に乗せて病院を探して!と。

 

その時はまだ、お腹も膨れていないし

嘔吐もよだれもないし、元気に歩いていた。

 

それでもいつもと違うと感じるのが、飼い主の直感

この違和感と直感は本当に大事!!

 

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日曜の早朝で最悪のタイミング

いろいろ大変だったけれど、病院を探し搬送

緊急手術になりました。

 

 

自分で歩いて診察室に入り、処置を受けた時泣いていたけれど

実は体の中では大変なことが起こっていた。

 

 

ショック状態になっていて

乳酸値は致死レベルを超え全身状態はどんどん悪化

補益・酸素吸入で救急治療をしてなんとか開腹手術

ところが、脾臓の捻転もかなりひどく、脾臓摘出

 

胃の一部も切開し、胃の内容物も取り出し

命が助かっても1~2ヶ月は経口摂取は難しいだろうと

胃瘻チューブ挿入して帰ってきました。

 

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オペ後も危険な状態が続いたけtれど

 

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その後驚異的な回復を見せ、4日という最短時間で退院できました。

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それまでも、その後も色々大変なことはありましたが

1ヶ月経ったいまは胃ろうチューブも抜去して(自分で)

 

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ご飯も今まで通り。お散歩も今まで通りになりました。

 

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ですが・・

胃の固定術までできなかったので

再発するリスクはとても高いです。

 

ドーベルマンなので、胃捻転のリスクは十分承知していたので

リスクとされることは除いて

できる限りの対策をしていたけれど

胃捻転を起こしてしまいました。

 

 

先生によると、コロンと寝返りしただけでも捻転してしまうので

条件が重なると、

いくら対策をしていても起きてしまう事故のようなもの。

 

だからこそ1秒でも早く見つけて、病院につれてきてほしいと。

 

今回、Beeの命は1秒の猶予もなかったそうです。

本当に1分どころか1秒を争うのです。

 

この記事を読んでくれたかたが、頭のどこかに

胃捻転。胃拡張のことを覚えていてくれたら

助かる命があるかもしれません。

 

症例は少ないけれど小型犬にも発症例はあります。

あれ?

ゲップが出なくて、吐きたくても吐けなくて

オエオエしながら、うろうろ歩き回っていたら・・

「もしかして?」と疑ってみてください。

 

それともう一つ

「深夜・休日・早朝の病院リストアップ」

これは必須

 

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大切な命を守るため

備えあれば憂いなしです。

 

この記事が、どなたかの頭に残って

あれ?と違和感を感じた時に

1秒でも早く病院に搬送できますように・・

 

 

  栄養おやつオーダー受付

 

 

オンラインショップで完売が続いています

栄養おやつ。

 

イベントで即完売してしまうので

なかなかオンラインショップから販売できません。

 

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オーダーいただいて、作りたてホヤホヤをお届けします!

 

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その他、パリパリ馬の肺ジャーキーや内臓ジャーキーもあります。

 

 

 

 

新年明けましておめでとうございます。

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犬と猫の自然療法研究所
Emily's Lab.高橋恵美です。

2025年になり、はやくも5日
早いですね。

今日で、ドーベルマンのBeeが
緊急手術をして、ちょうど1ヶ月経ちました。

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死の一歩手前から
奇跡的に生還してくれ
家に帰ってきたあとも、

抜糸までは、傷口が開かないように。

その後も、胃瘻チューブが抜けないように。

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胃瘻チューブを抜いてしまったあとは、

胃捻転が再発しないようにと、

本当にあれこれ気をつけることが多かった日々。

それでも、
緊急搬送して、オペ室前で別れた
あの時に思った

 

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「生きてくれればそれだけでいい」

この気持ちをずっと持ち続けて、
てんやわんやの日々さえ
ありがたいと思えました。

胃の固定術をしない場合
胃捻転の再発率はとても高く

しかも大きな脾臓を摘出したBeeは、

そこに大きな空洞ができているのでより再発率が高いのです。

なのでこの一ヶ月は、


ご飯も水分も、一度に与えずに、回数を増やし


お水もがぶ飲みさせずに
一回量を制限して
胃の中の容量を増やさないようにしています。

とは言ってもね、
どんなに気をつけても、捻転する時はしてしまうので、

できることはやる。
あとはもう心配しないで、
のんびりさせる。

あとはBeeくんの無事を祈ることくらいしかできないものね。

いつ何が起きても
後悔しないようにというのも
いつも考えていましたね。

おかげさまで、元気すぎるほど
元気になって
ちょっと心配だった胃瘻チューブが挿入されていた傷口も
クレイのおかげで化膿することなく塞がってくれました。

30針以上縫合された傷口も
ちょっと開きかかってしまった傷があったけれど
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これもクレイが助けてくれました。

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退院して数日間
傷口を保護している包帯やガーゼがずれないように圧迫固定してあったのですが
少しずつずれて膀胱を圧迫していたようで・・

その刺激で、尿意とは関係なく
尿がジャージャー出てしまうことがあったのです。

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尿取りパットやら、
オムツやら、どうしたら良いのか
困り果ててしまいまいした。
(固定を外したら尿漏れは解決しました)

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排尿するたびに、
傷口ガーゼを汚してしまって
その度に、交換したり
胃瘻チューブを抜いてしまったり

本当にいろいろ大変なことがあって、
大型犬の介護はどれだけ大変だろうと震えました。

まだまだ介護は先の話し

うちの子は大丈夫

今までの子たちも、介護の必要なかったから、
介護することなんてないんじゃない?

どこか他人事だったことが
こんな突然やってくるなんて!
心構えがなかったので、本当に大変だった。

こんなことがあったからこそ、
今年はホンキで準備します!

シニアになって介護するなんて
考えるのは悲しいし、怖いけれど。

大きな子も小さな子も
犬もねこも、私たちよりも
確実に早く歳をとっていきます。

だからこそ準備が大切。
今まで学んで実践してきた
クレイも栄養学も絶対必要になるはず。

いろんな知識や情報を総動員して
シニアケアを考えていきます。

「生きてほしい」
と祈るように過ごしたこのひと月

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生きてくれたら
あれもしたい
これを食べさせたい
ここに行きたい

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いろんな、〜したいばかり考えていました。

そして、その
【いつか】はないかもしれないと
震えた、あの気持ちを忘れない。

今年は、新しく始めること
始めたいことがいっぱいです。
ぜひ一緒に楽しめたらいいなと
イベント・講座企画もいっぱい考えています。

お付き合いいただけたら嬉しいです。

栄養おやつも
手軽に野菜の栄養をたっぷり摂れるおやつも開発中!
こちらもお楽しみに。

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1月23日木曜に、
アロマフランスクレイテラピストの協会
JFCA主催で会員様向けのアニマルクレイセミナーを開催します。

今回のオペ後に使った傷口へのクレイケアの紹介や、

 

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猫ちゃんの腫瘍へのクレイケアの実践症例をお話しします。

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JFCA会員の皆様
1月23日10時から、ぜひご参加ください。

それでは、
大切な存在を大切にできるような一年になりますように。

 

ぐり&ぐらも元気です♪

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犬と猫の自然療法研究所

Emily`s Lab.高橋恵美です。

 

いよいよ2024年も最後の1日になりましたね。

そんな中、突然のお話しですが・・


12月8日日曜日の早朝
我が家のドーベルマンBeeくんが
胃捻転を起こし、緊急手術をしました。

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本当に生命の危機が何度もあり
獣医師いわく、これはかなり厳しいと思うことが何度かあったようです。

ですが頑張って乗り越えて
元気に回復しました。

本当に生きた心地がしない
思い出すのも苦しくなる時間でした。

胃捻転の詳細や手術、治療に関しては、

別の記事にまとめます。

ただ、我が子たちの命を救うために

いまの段階で伝えたいことがあります。

それは
「飼い主の直感を信じる」

「あれ?と違和感を感じたら行動する」

「元気な時から情報は集めておく」

「相談できる人を見つけておく」

このことだけは、
お伝えしたいと思います。

大型犬
特に胸が深いドーベルマンや
グレートデーン、シェパードなどは胃捻転の好発犬種

少し前に、お世話になっている
トリマーの井上梨恵さんの
スタンダードプードルのユンちゃんが胃捻転を起こし

その時の話しを聞き
かなり真剣に調べたり
自分なりにシミュレーションしたりしていたことで
今回の危機を乗り越えられたと思っています。

 

その時の記事はこちら


大げさでなく
1分1秒の違いが生死を分けます。

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執刀医に、
「あとどれくらい遅かったら助からなかったですか?」と聞いてみたら

「その猶予は1秒もなかっです」と
お返事されました。

今回、日曜の早朝という最悪のタイミング
静岡の動物救急は深夜1時までで終了

近くの病院はもちろん閉まっているし、開いていても
胃捻転のオペができる施設はほとんどない。

頼みの綱の
Adam動物先端医療センターも
朝8時50分にならないと電話がつながらない。

24時間やっている近隣の病院は、
以前信頼できない出来事があり
とてもこの状況で連れて行く気になれない。

そうは言っても、このまま家に置いておいても
胃捻転は内科的な処置で回復する可能性はゼロ。
このままだと死んでしまう。

歩けるうちに車に乗せて
病院を選びながら、
結果的にAdam先端医療センターに向かい
病院が開くのを駐車場で待つことにしました。

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もうね待つ時間の長いこと長いこと
震えながら待ちました。

その間に、Beeくん静かになっちゃって、
ほんとに死んでしまうんじゃないかと泣きそうになりました。

ようやく病院があき、
予約もできてないのに
「緊急です!胃捻転です」と
お願いしてそのまま診察していただいた時には

状態はかなり悪く、オペ前に
ほばショック状態になっていました。
(その時の生存率は20%以下)

 

この写真は入院時の写真

こんなにしっかり立っているのに

体の中では大変なことが起こっていて

生命の危険レベルでした

だからこそ怖い!


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ここからの経過もまた長くなるので次に続きます。

胃捻転のリスクが高いのは覚悟していたので
できる予防対策は全てやっていたつもり。

食後に動かすこともせず
運動なんてもってのほか。

胃の中にガスが発生しやすいと言われる
ドライフードでもなく

特別に変わった食事をさせたわけでもなく
環境を変えたわけでもない。

それなのに、起こるんです

そして、命を奪うことも多いのです。

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胃だけでなく、
脾臓の捻転も鬱血もとても強く、
その場で脾臓摘出もしました。

たとえ助かったとしても
口から食べることはかなり難しいだろうと、
胃瘻チューブを挿入したけれど
再発予報の胃固定術まではとてもできずに、オペは終了。

オペ後もICUで治療を受け
かなり危険な状態が続きました。

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翌日面会に行っても、
鎮痛剤の影響もあり
チラッとこちらを見ただけ。

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それでも生きていてくれたことが本当に嬉しかった。

その後、先生達の懸命な治療と
様々な方のサポートを受け
奇跡的に回復してくれ

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先生方も驚く、オペ後4日という最短な時間で退院できました。
(分離不安があるため、退院した方が安静を保てるという理由もあり)

退院後も、吐いてしまったり
いろいろ心配やハプニングがありましたが。


オペから3週間が経ち、お散歩も今までの距離、ペースで歩き
ご飯も今までどうりの量と内容

傷口もほぼ回復して
元気に新年を迎えられそうです。

はぁー、大変だった。

本当に大変というか
心が大変だった。

「いつか」別れる時が来るとは思っていても
突然目の前からいなくなってしまう恐怖。

再発するんじゃないかという不安
もうたまらなかった。

それでも、元気に回復してくれて
ようやく落ち着きました。

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胃瘻チューブもBeeくんが
自分で抜去してしまい(結果オーライなのですが)

 

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最後までドキドキハラハラでしたが、
家族全員、元気に新年を迎えられそうです。

そんなこんなで、
なかなかSNS投稿もできず
今年最後のご挨拶になってしまいましたが。

今年出会えた皆さま、
お会いした皆さま、
SNSで応援してくださった皆さま
大変お世話になりました。

来年も大切なものを
大切にできる一年にしたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

来年は、新しい栄養おやつ販売も企画進行中です。

富士山の恵みが、ぎゅーっと詰まった、
人もペットも栄養になるおやつを楽しみにお待ちください。

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それでは
皆さま、良いお年をお迎えください。

 

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