犬と猫の自然療法研究所
Emily`s Lab.高橋恵美です。
いよいよ2024年も最後の1日になりましたね。
そんな中、突然のお話しですが・・
12月8日日曜日の早朝
我が家のドーベルマンBeeくんが
胃捻転を起こし、緊急手術をしました。
本当に生命の危機が何度もあり
獣医師いわく、これはかなり厳しいと思うことが何度かあったようです。
ですが頑張って乗り越えて
元気に回復しました。
本当に生きた心地がしない
思い出すのも苦しくなる時間でした。
胃捻転の詳細や手術、治療に関しては、
別の記事にまとめます。
ただ、我が子たちの命を救うために
いまの段階で伝えたいことがあります。
それは
「飼い主の直感を信じる」
「あれ?と違和感を感じたら行動する」
「元気な時から情報は集めておく」
「相談できる人を見つけておく」
このことだけは、
お伝えしたいと思います。
大型犬
特に胸が深いドーベルマンや
グレートデーン、シェパードなどは胃捻転の好発犬種
少し前に、お世話になっている
トリマーの井上梨恵さんの
スタンダードプードルのユンちゃんが胃捻転を起こし
その時の話しを聞き
かなり真剣に調べたり
自分なりにシミュレーションしたりしていたことで
今回の危機を乗り越えられたと思っています。
執刀医に、
「あとどれくらい遅かったら助からなかったですか?」と聞いてみたら
「その猶予は1秒もなかっです」と
お返事されました。
今回、日曜の早朝という最悪のタイミング
静岡の動物救急は深夜1時までで終了
近くの病院はもちろん閉まっているし、開いていても
胃捻転のオペができる施設はほとんどない。
頼みの綱の
Adam動物先端医療センターも
朝8時50分にならないと電話がつながらない。
24時間やっている近隣の病院は、
以前信頼できない出来事があり
とてもこの状況で連れて行く気になれない。
そうは言っても、このまま家に置いておいても
胃捻転は内科的な処置で回復する可能性はゼロ。
このままだと死んでしまう。
歩けるうちに車に乗せて
病院を選びながら、
結果的にAdam先端医療センターに向かい
病院が開くのを駐車場で待つことにしました。
もうね待つ時間の長いこと長いこと
震えながら待ちました。
その間に、Beeくん静かになっちゃって、
ほんとに死んでしまうんじゃないかと泣きそうになりました。
ようやく病院があき、
予約もできてないのに
「緊急です!胃捻転です」と
お願いしてそのまま診察していただいた時には
状態はかなり悪く、オペ前に
ほばショック状態になっていました。
(その時の生存率は20%以下)
この写真は入院時の写真
こんなにしっかり立っているのに
体の中では大変なことが起こっていて
生命の危険レベルでした
だからこそ怖い!
ここからの経過もまた長くなるので次に続きます。
胃捻転のリスクが高いのは覚悟していたので
できる予防対策は全てやっていたつもり。
食後に動かすこともせず
運動なんてもってのほか。
胃の中にガスが発生しやすいと言われる
ドライフードでもなく
特別に変わった食事をさせたわけでもなく
環境を変えたわけでもない。
それなのに、起こるんです
そして、命を奪うことも多いのです。
胃だけでなく、
脾臓の捻転も鬱血もとても強く、
その場で脾臓摘出もしました。
たとえ助かったとしても
口から食べることはかなり難しいだろうと、
胃瘻チューブを挿入したけれど
再発予報の胃固定術まではとてもできずに、オペは終了。
オペ後もICUで治療を受け
かなり危険な状態が続きました。
翌日面会に行っても、
鎮痛剤の影響もあり
チラッとこちらを見ただけ。
それでも生きていてくれたことが本当に嬉しかった。
その後、先生達の懸命な治療と
様々な方のサポートを受け
奇跡的に回復してくれ
先生方も驚く、オペ後4日という最短な時間で退院できました。
(分離不安があるため、退院した方が安静を保てるという理由もあり)
退院後も、吐いてしまったり
いろいろ心配やハプニングがありましたが。
オペから3週間が経ち、お散歩も今までの距離、ペースで歩き
ご飯も今までどうりの量と内容
傷口もほぼ回復して
元気に新年を迎えられそうです。
はぁー、大変だった。
本当に大変というか
心が大変だった。
「いつか」別れる時が来るとは思っていても
突然目の前からいなくなってしまう恐怖。
再発するんじゃないかという不安
もうたまらなかった。
それでも、元気に回復してくれて
ようやく落ち着きました。
胃瘻チューブもBeeくんが
自分で抜去してしまい(結果オーライなのですが)
最後までドキドキハラハラでしたが、
家族全員、元気に新年を迎えられそうです。
そんなこんなで、
なかなかSNS投稿もできず
今年最後のご挨拶になってしまいましたが。
今年出会えた皆さま、
お会いした皆さま、
SNSで応援してくださった皆さま
大変お世話になりました。
来年も大切なものを
大切にできる一年にしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
来年は、新しい栄養おやつ販売も企画進行中です。
富士山の恵みが、ぎゅーっと詰まった、
人もペットも栄養になるおやつを楽しみにお待ちください。
それでは
皆さま、良いお年をお迎えください。