おはようございます
あいこ@パーソナルヘルス解析士®です。
前回のお話☆
「出たと思ったのに、少しだけでスッキリしない」問題。
あれって、量の問題というより
「予測と結果のズレ」によるストレスなんですよね。
朝。
「今日はなんか出そう」
そんな予感がある日ってありませんか?
これは気のせいではなくて、
腸の蠕動運動になり始めたサインだったりします。
特に朝は、
起床後に働き始める胃結腸反射によって、大腸が動きやすくなる時間帯。
つまり身体としては、排便のゴールデンタイム。だから思うわけです。今日はいける、と。
そしてトイレへ。
座る。少し待つ。出る。確かに出た。でも。少ない。
「え?」ってなりますよね。
体感としては、
まだ腸の奥に残っている感じがする。
これは単なる気分ではなく、実際に直腸内圧受容器が感じる刺激と、
脳が感じる残便感のズレが起きている状態だったりします。
つまり、
身体は「一部出ました」と言っているのに、
脳は「まだ終わってないよね?」と認識している。
このとき人は、
軽い認知的不協和を感じます。
出たはずなのに、終わった気がしない。
だから座り続ける。スマホを見る。
姿勢を変える。腹圧を調整する。深呼吸する。
これは実はすべて、
無意識に副交感神経を優位にしようとする行動だったりします。
排便は、リラックス状態で働く副交感神経優位モードで進みます。
逆に、時間を気にしている朝や、外出前や、
家族が近くにいる状況などでは、交感神経優位(緊張モード)になりやすい。
すると腸はこう判断します。
「今日はここまででいいかな」
結果として起きるのが、途中終了型排便。出たのにスッキリしない。
さらにここで関係してくるのが、
脳と腸の連携システムである腸脳相関。
腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、心理状態の影響を受けやすい臓器です。
例えばこんな条件。
・時間制限がある
・音が気になる
・人の気配がある
・出なきゃと思っている
・早く終わらせたいと思っている
この「出なきゃ」は、
心理学ではパフォーマンス不安に近い状態。排便にも起きるんです。
つまり身体は今、リラックスではなく軽度のストレス応答状態。
すると腸の動きは止まる。そして静かに消えていく便意。
さっきまで確実にいたはずなのに。どこへ行ったのか。
これは便が消えたのではなく、直腸からS状結腸へ戻った可能性があるとも言われています。
身体としてはまだ「途中」なのに、脳としては「終了扱い」。だから残る。残便感。
この状態、地味に集中力を削ります。
心理学ではこういう状態を身体違和感への注意バイアスと呼びます。
つまり人は、気になる身体感覚があるとそこに注意が固定され続ける。
結果として一日中こうなる。「まだいる気がする」
そして思うわけです。
朝起きて、トイレに行って、自然に出て、完全にスッキリして、
そのまま一日を始められる人ってどんな生活してるんだろう…?と。
静かに尊敬してしまう瞬間です。
次回に続きます☆
