英語が今までの何倍も速く読めるようになる勉強法

英語をじっくり読むやり方しかできず

全体がよくわからなくなってしまう・・・というお悩みを

以前、いただいたことがあります。

私、日本語を読むときでさえ、常に同じ密度でねりねりと一字一句を追ってしまう癖があるんです…。
英語だともっとそう。
で、「木を見て森を見ず」状態になり、結局全体で何を伝えたかったのか分からずじまいに(^-^;

英文を前からざくざくとらえていく技術、それに幅広い背景知識に裏打ちされた文章展開の予測。
マスターできれば、日本語での読みも変わるかもしれませんね！

> 常に同じ密度でねりねりと一字一句を追ってしまう

わかります！
わたしもそうです。

でも、おっしゃるように、それだと
細かいところはわかっても

「で、結局何が言いたいの？」

ってなってしまうんですよね・・・

英語のレジェンド、松本道弘先生の速読は、まさにその真逆で
細かいところを全部見てるわけではないけど
記事の主張や観点はしっかり捉えられるんです。

で、その高い感覚をつかめるようにという思いで
作成されたのが、今回の新しい英語教材なんですが。

じゃあ、英語を返り読みせず、
英語のままで理解する訓練って
いったい何をどうしたらいいんでしょう？

それが、
英語の意味のかたまり（センスグループ）ごとに
読んでいく、「センス・リーディング」です。

松本先生の教材「Speedier Reading」では、
このセンス・リーディングに

かなりのページを割いています。

「スラッシュリーディング」
という勉強法を聞いた事があるかもしれませんが、
スラッシュリーディングは、センスリーディングと同じと
理解してもらえたらと思います。

「センスリーディング」とは？

たとえば、あなたは

I saw the painting which she had bought at the auction.

という英語を見たら、これを

「私は絵を見た・・・
　彼女が買ったところの絵、ね・・・
　あ、彼女がオークションで買ったところの絵、か・・・

　つまり、『私は彼女がオークションで買った絵を見た』だな」

と、頭のなかで英語の語順をひっくり返したりして
何度も英語を行ったり来たりしながら
訳してしまっていないでしょうか？

私は、実はずっと
こういう読み方しかできませんでした。

これは、いわゆる「返り読み」による訳し方ですが、
これこそが「英語が英語の語順で理解できない」原因です。

これ、時間がかかって仕方ないですよね？

それに、リーディングだけでなく、
リスニングも同じようにしないと理解できないとしたら、
それも大問題です。

音声の英語は待ってくれませんから、
語順のまま理解することができなければ、
どんどん置いていかれていってしまいます。

じゃあ、どうしたらいいのか？

英語を行ったり来たりしながら理解するのではなく、

I saw the painting 　　　私はその絵を見た
which she had bought　それを彼女は買った
at the auction.　　　　　オークションで。