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トピックス

身近で起こっている動物に関する事件や情報の発信blogです。

2025年12月1日 静岡朝日テレビ

 

 

 静岡県動物愛護センター「しっぽのバトン」が富士市にオープンしました。

 

  浜松市の施設の老朽化に伴い富士市に移転したもので、殺処分ゼロを目指して施設には処分施設を設けず、動物愛護に特化しているのが特徴です。

 

  施設は犬と猫の譲渡に向けた長期収容機能が充実しており、広さおよそ2100平方メートルの屋外ドッグラン。

 

  空調や脱臭設備が完備した動物飼育室。

 

  それに、譲渡猫を展示するエリアや飼い主との相談を行うマッチングルームなどが設置されています。 

 

静岡県動物愛護センター「しっぽのバトン」 塩﨑康永所長: 「保護した犬猫については譲渡につなげていきます。終生飼える人、家庭内の飼育環境が整っているか調べて、それから渡したいと思う」  

 

  県内では2017年度に768匹の犬と猫を殺処分しましたが、2024年度は33匹まで減少しています。

2025年11月29日 産経新聞

 

【香港=西見由章】多数の死者が出た香港の高層住宅火災では、ペットとして飼われていた多くの動物たちも室内に取り残された。非営利団体や動物保護ボランティア団体、消防当局が連携し、このうち約60匹が救助されたことが関係者の話でわかった。 

 

動物保護ボランティアとして活動する元俳優の郭秀雲さん(55)によると、今回の火災では犬や猫、鳥類など200匹以上のペットが高層住宅内に取り残された。飼い主が出火当時外出していたり、ペットと同行できないまま慌てて避難したりしたケースが多かったとみられる。

 

 ■SNSで写真発信 

 

火災はほぼ鎮火するまで約43時間を要した。室内に炎が及ばなくても、取り残されたペットは高温や水分不足などで命の危機にさらされた。 

 

多くの飼い主たちはSNSで部屋番号とペットの写真を発信して救助を呼びかけており、ボランティアたちはこうした情報を整理。オンラインのフォーム作成ツールを利用して消防当局とペットの所在情報を共有し、消防士は危険のない範囲で捜索にあたったという。 

 

香港の非営利団体「愛護動物協会(SPCA)」とボランティア団体の関係者は、火災現場に近いエリアで待機。消防士が生死を問わず発見したペットを引き渡し、治療の必要があればボランティアスタッフが動物病院まで搬送した。

 

 ■精神的な支えに 

 

救助したペットは順次、住民の元に戻されているが、住民全員が自宅を失っているため、ボランティア団体側が保護しているケースも多い。郭さんは現在、飼育知識のあるオウムやヘビなどを預かっている。

 

郭さんによると、ボランティア団体の活動拠点で愛犬に関する情報を懸命に求めていた夫婦が28日、ようやく自室に入ったが、その後、涙を流しながら外に出てきた。室内は鉄製のもの以外はすべて灰になっており、愛犬の死体は見つからなかったという。 

 

「家など全てを失った住民たちにとって、家族であるペットが戻れば精神的な助けになる」。郭さんはそう話した。

2025年11月25日 まいどなニュース

 

「【目が見えない犬を捨てる】どんな気持ちでそれができるの」 そんな言葉とともに投稿された1本の動画が、Instagramで大きな反響を呼んでいる。 

 

公園に捨てられていた目の見えないミニュチュアダックス犬(たいしおさん提供、Instagramよりキャプチャ撮影)(まいどなニュース)

 

【動画】保護してから、最期を看取るまで…「楽しかったよ」 

 

投稿者は、個性的な保護猫たちとの暮らしを発信している、たいしおさん(@taisio5362)。動画には、2011年に家族として迎え、すでに亡くなったミニチュアダックス「ジョン」くんへの深い愛情が綴られていた。 

 

公園で“ぐるぐる”とさまよう1匹の犬 

 

2011年、小学生だった子どもたちが「公園で犬がさまよっている」と知らせてきたことが、すべての始まりだった。 

 

たいしおさんはその時の光景を、今も鮮明に覚えているという。 

 

「濡れて、身体も汚れて、目が見えないのに必死で走り回っていました。圧倒的な恐怖に包まれているようでした」 

 

そのまま道路に飛び出しそうになっていたため、迷わず抱きかかえ、公園の管理事務所へ。しかし、そこにはすでに保健所職員がケージを持って到着していた。

 

「渡したら殺されてしまう、と咄嗟に思いました。『私が連れて帰ります!』とお願いして所有権をもらいました」 

 

警察や病院で迷い犬の確認を行ったが、手がかりはゼロ。“捨てられたのだろう”と悟り、たいしおさんはジョンくんを家族として迎えることを決めた。

心を閉ざしていたジョンが“家族になった瞬間”

保護当初、ジョンくんはおとなしかったが、2週間ほど経つとほえる・かむなどの行動が目立つように。 

 

「病院では『安心して自我が出てきたのだろう』と言われました。トレーナーさんにも相談しながら、その子に合った接し方を学びました」

 

 そして、ある日。 

 

「目が見えないのに、私を探して寄り添ってくれたんです。そっと手を舐めてくれて…心を開いてくれた瞬間でした」 

 

言葉も覚え、「おやつ!」と言うと前足で足踏みして喜ぶ…。ジョンくんは家族の一員として、少しずつ確かな信頼を見せてくれた。

最期のときまで、“まっすぐに生きる姿”だった

心臓が弱かったジョンくんは、晩年になると散歩を控えるよう獣医に言われていた。

 

「家の周りをゆっくり歩くだけですが、外の空気を吸って気持ちよさそうでした。りんごが大好きで、切る音がすると足踏みして喜ぶ姿が本当にかわいかった」 

 

そして天国へ旅立った日。ジョンくんは最期まで家族を信じ、愛され続けていた。

「捨てられる現実を知ってほしい」

投稿には、想いを込めた言葉が並ぶ。 

 

「捨てられるまで、どんな生き方をしたのか…考えるとまだ辛いです。今度は最初から私のところに来てね」 

 

今回の投稿で最も伝えたかったのは、動物を取り巻く現実だ。 

 

「身勝手な人間に振り回されるのはいつも弱い存在です。‘迷子の子どもなら放っておかないはず…同じ命として見てほしい。保護が難しくても、団体や誰かにつないであげてほしい」 

 

また、"かわいい子犬・子猫" だけでなく、高齢や病気の動物を迎える選択肢も広がってほしい と話す。 

 

「病気の子も、高齢の子も、本当にかわいいんです」

SNSでは「涙が止まらない」「救われた子だ」の声

動画には多くのコメントが寄せられた。 

 

「盲目で外に放すなんて…悲しいけれど、この家族に出会えて良かった」 

「最後は愛されて幸せだったね」 

「人の温かさに涙が出た」

 

12年前、公園でひとり震えていたジョンくん。その小さな命に手を伸ばしたことで、1匹の犬は再び“人を信じる”ことができた。 

 

そしてたいしおさんは言う。 

 

「また必ず会おうね、ジョン」

 

 その言葉に込められた深い絆は、今も多くの人の胸を打っている。

 

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

2025年11月22日 デイリー

 

 ドジャース大谷翔平投手が21日(日本時間22日)、自身のインスタグラムのストーリーズに新規投稿。「SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION」を立ち上げたことを発表した。 

 

真美子夫人を抱き寄せ、デコピンにキスする大谷(ロサンゼルス・ドジャース提供)((C)デイリースポーツ)

 

【写真】ロゴのシルエットは真美子さんにデコピン!すくすく育った子どもの姿をイメージしてる?

 

 公式ホームページには英文で「私たちの使命は、子供たちが活動的であり続け、健全に暮らすことを促す取り組みに資金を提供し、困っている動物を救助、保護、世話するプログラムをサポートすることで、より健康で幸せなコミュニティを創ることです」と設立した理由がつづられた。

 

  ロゴには真美子夫人、長女、愛犬・デコピンの4ショットが用いられた。ドジャースではベッツやフリーマン、スミスなどが夫婦で財団を立ち上げ、チャリティー活動を行っている。

2025年11月25日 産経新聞

 

野生動物の交通事故死「ロードキル」の高速道路上での発生件数が30年前と比べて倍増するなど野生動物が車と衝突する事故が全国で相次いでいる。大半はタヌキや鳥類といった中型動物だが、東北地方では今年、生活圏に出没したクマとの衝突事故が続発、秋田県では前年の5倍以上となっており、関係者が注意を呼び掛けている。 

 

シカの飛び出しに注意を呼びかける標識=奈良市(株式会社 産経デジタル)

 

【実際の写真】クマと衝突し、破損した車 

 

関西の観光地の1つで、国内外からの観光客が集まる奈良市の奈良公園。周辺に生息する「奈良のシカ」も野生動物の一種だ。シカが道路を横断することも日常で、シカの飛び出しを注意喚起する標識がいたるところに並ぶ。 

 

保護団体「奈良の鹿愛護会」によると、令和6年7月からの1年間で、奈良公園内で発生したシカとの交通事故は前年同期比8件増の72件。死亡頭数は同7頭増の36頭だった。愛護会は、事故にあったあとに逃走するシカもいるため、実際に発生している件数はさらに多いと指摘する。 

 

国交省によると、令和4年の高速道路でのロードキルの件数は約5万件でここ数年は横ばいだが、平成6年の2万件超と比べると30年で倍増。国交省の研究所の以前の調査では、高速道路が野生動物の数が多い地域を通過していることや、動物の生息環境の拡大などを理由に挙げている。

 

一方で、野生動物と衝突した際、加入する保険内容次第で車の修理費が補償の対象にならないケースもあり、注意が必要だ。 

 

自動車保険には強制の「自賠責保険」と任意の「自動車保険」の2種類あるが、日本損害保険協会によると、野生動物との衝突は単独の物損事故として扱われ、人身事故の被害者救済を目的とした自賠責保険の対象外となる。動物を避けるために歩行者や対向車などと事故を起こした場合でも、任意の賠償保険を適用することとなる。 

 

車両保険をつけていない契約内容では、車の修理費は補償の対象外となることもあり、同協会の担当者は「野生動物との事故は、ドライバーに過失がない場合が多い。野生動物出没の情報などをきっかけに、保険の見直しも検討してほしい」と呼び掛けている。 

 

そもそもの運転時の注意も必要だ。国交省の担当者は「動物との事故は交通量が少なく、周囲が見えづらい、夜間や朝方の時間帯に発生しやすい。ロードキルを発見した時や、動物と衝突した時には、道路管理者などに適切に通報してほしい」としている。(堀口明里)