源氏物語イラスト訳【若紫62-1】尼君
尼君、髪をかき撫でつつ、
「梳ることをうるさがりたまへど、をかしの御髪や。いとはかなうものしたまふこそ、あはれにうしろめたけれ。…」
ーーーーーーーーーーーーーーー
【源氏物語イラスト訳】
尼君、髪をかき撫でつつ、
訳)尼君が、髪をかき撫でながら、
「梳ることをうるさがりたまへど、をかしの御髪や。
訳)「髪を梳(す)くことをうっとうしがりなさるけれど、美しい 御髪だこと。
いとはかなうものしたまふこそ、あはれにうしろめたけれ。…」
訳)とても頼りなくていらっしゃることが、かわいそうで気がかりだわ。…」
【古文】
尼君、髪をかき撫でつつ、
「梳ることをうるさがりたまへど、をかしの御髪や。いとはかなうものしたまふこそ、あはれにうしろめたけれ。…」
【訳】
尼君が、髪をかき撫でながら、
「髪を梳(す)くことをうっとうしがりなさるけれど、美しい 御髪だこと。とても頼りなくていらっしゃることが、かわいそうで気がかりだわ。…」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
■【尼君(あまぎみ)】
■【を】
■【かき撫で】
※【かき撫づ】
■【つつ】
■【梳(けづ)る】
■【を】
■【うるさがり】
※【うるさがる】
■【たまへ】
※【たまふ】
■【ど】
■【をかし】
■【の】
■【御髪(みぐし)】
■【や】
■【いと】
■【はかなく】
※【はかなし】
■【ものしたまふ】
■【こそ】
■【あはれに】
※【あはれなり】
■【うしろめたけれ】
※【うしろめたし】
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇