源氏物語イラスト訳【若紫63-1】かばかり | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【若紫63-1】かばかり

「…かばかりになれば、いとかからぬ人もあるものを。故姫君は、十ばかりにて殿に後れたまひしほど、いみじうものは思ひ知りたまへりしぞかし。…」

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

【源氏物語イラスト訳】

 

 

「…かばかりなれいとかからあるものを

訳)「…これほどの年齢なれとてもこのようでないあるのになあ

 

 

故姫君ばかりにて殿後れたまひほど

訳)亡くなった母君十歳父殿先立たれなさっ

 

 

いみじうもの思ひ知りたまへりぞかし。…」

訳)たいそう物事わきまえていらっしゃっわよ…」

 

 

【古文】

「…かばかりなれいとかからあるものを故姫君ばかりにて殿後れたまひほどいみじうもの思ひ知りたまへりぞかし。…」

 

【訳】

「…これほどの年齢なれとてもこのようでないあるのになあ亡くなった母君十歳父殿先立たれなさったいそう物事わきまえていらっしゃっわよ。…」

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【かばかり】

■【に】

■【なれ】

■【ば】

■【いと】

■【かから】

※【かかり】

■【ぬ】

■【人】

■【も】

■【ある】

■【ものを】

■【故姫君】

■【は】

■【十(とお)】

■【ばかり】

■【にて】

■【殿(との)】

■【に】

■【後れ】

※【後(おく)る】

■【たまひ】

※【たまふ】

■【し】

■【ほど】

■【いみじう】

※【いみじ】

■【もの】

■【は】

■【思ひ知り】

※【思ひ知る】

■【たまへり】

※【たまへ】

※【たまふ】

※【り】

■【し】

■【ぞ】

■【かし】

 

重要古語一覧はこちら

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

「故姫君」とは、

尼君の娘――若紫のお母さんのことです。

 

この時点で、光源氏には

少女若紫が尼君の子ではなく

尼君の孫だと分かったのかな?

 

笑い泣き

 

 

 →今回のイラスト解釈はこちら

 →今回の重要古語はこちら

 

​-

 


 

>>次へ

 

>>初めから読む