源氏物語イラスト訳【若紫29-1】すこし奥まり
「…すこし奥まりたる山住みもせで、さる海づらに出でゐたる、ひがひがしきやうなれど、…」
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【源氏物語イラスト訳】
「…すこし奥まりたる山住みもせで、
訳)「…少し奥まった山の暮らしもしないで、
さる海づらに出でゐたる、
訳)そのような海岸に出て暮らしているのは、
ひがひがしきやうなれど、
訳)ひねくれているようだけれど、
【古文】
「…すこし奥まりたる山住みもせで、さる海づらに出でゐたる、ひがひがしきやうなれど、…」
【訳】
「…少し奥まった山の暮らしもしないで、そのような海岸に出て暮らしているのは、ひねくれているようだけれど、…」
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■【すこし】
■【奥まり】
■【たる】
■【山住み】
■【も】
■【せ】
■【で】
■【さる】
■【海づら】
■【に】
■【出でゐ】
※【出でゐる】
■【たる】
■【ひがひがしき】
※【ひがひがし】
■【やうなれ】
■【ど】
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☆本日の『源氏物語』☆
古文は、一文が非常に長いのが難点です。
よみ方としては、
上のように、「…ど、」といった接続助詞で
いったん区切って、イメージしながら読んでいくと
けっこう頭に入ってきますよ!
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