源氏物語イラスト訳【夕顔395】忍びたまへど | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔395】忍びたまへど

忍びたまへど、御涙もこぼれて、いみじく思したれば、

「何人ならむ。その人と聞こえもなくて、かう思し嘆かすばかりなりけむ宿世の高さ」

と言ひけり。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

忍びたまへ御涙こぼれいみじく思したれ

訳)我慢しなさるけれどお涙こぼれひどく悲しくお思いでいるので

 

 

何人ならその人聞こえなく

訳)「どのような方なのだろうか。誰それだいうなく

 

 

かう思し嘆かばかりなりけむ宿世高さ言ひけり

訳)これほど悲しみ嘆かなさる ほどだったような宿縁深いことだなあ言っ

 

 

【古文】

忍びたまへ御涙こぼれいみじく思したれ

何人ならその人聞こえなくかう思し嘆かばかりなりけむ宿世高さ

言ひけり

 

【訳】

我慢しなさるけれどお涙こぼれひどく悲しくお思いでいるので、「どのような方なのだろうか。誰それだいうなくこれほど悲しみ嘆かなさる ほどだったような宿縁深いことだなあ言っ

 

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■【忍び】

※【忍(しの)ぶ】

■【たまへ】

※【たまふ】

■【ど】

■【御―】

■【も】

■【こぼれ】

■【て】

■【いみじく】

※【いみじ】

■【思し】

※【思(おぼ)す】

■【たれ】

■【ば】

■【何人】

■【なら】

■【む】

■【その人】

■【と】

■【聞こえ】

■【も】

■【なく】

■【て】

■【かう】

■【思し嘆く】

※【思(おぼ)す】

■【す】

■【ばかり】

■【なり】

■【けむ】

■【宿世(すくせ)】

■【の】

■【高さ】

■【と】

■【言ひ】

■【けり】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

偏差値はある程度勉強すれば、ある程度は上がります。

 

しかし、70超のためには、

たんに学習努力だけでなく、「考える力」が必要です。

 

このブログを足がかりに、

「はたして本当に分かったのだろうか?」

と、演習問題を繰り返し、確認してください。

 

チュー

 

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