源氏物語イラスト訳【夕顔335】まことに海人 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔335】まことに海人

「…まことに海人の子なりとも、さばかりに思ふを知らで、隔てたまひしかばなむ、つらかりし」とのたまへば、

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

「…まことに海人なりとも

訳)「…本当に賤しい漁師であるとしても

 

 

さばかり思ふ知ら

訳)あれほど愛しているのを知らないで

 

 

隔てたまひしかなむつらかりのたまへ

訳)隠していらっしゃっのでむごいことだっおっしゃる

 

 

【古文】

「…まことに海人なりともさばかり思ふ知ら隔てたまひしかなむつらかりのたまへ

 

【訳】

「…本当に賤しい漁師であるとしてもあれほど愛しているのを知らないで隠していらっしゃっのでむごいことだっおっしゃる

 

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■【まことに】

■【海人(あま)】

■【の】

■【子(こ)】

■【なり】

■【とも】

■【さばかり】

■【に】

■【思ふ】

■【を】

■【知ら】

■【で】

■【隔て】

※【隔(へだ)つ】

■【たまひ】

※【たまふ】

■【しか】

■【ば】

■【なむ】

■【つらかり】

※【つらし】

■【し】

■【と】

■【のたまへ】

※【のたまふ】

■【ば】

 

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☆本日の『源氏物語』☆

 

「海人の子」とあるのは、

生前に夕顔が、光源氏に身元を尋ねられた時、

「海人(あま)の子なれば」と答えたことを指します。

 

けっこう前の記事でしたので、

忘れてしまいそうですね、むべし。

 

 

チュー

 

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