源氏物語イラスト訳【夕顔288】このごろの | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔288】このごろの

このごろの御やつれにまうけたまへる、狩の御装束着替へなどして出でたまふ。

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【源氏物語イラスト訳】

 

 

このごろ御やつれ

訳)最近人目を盗んだお姿のために

 

 

まうけたまへる狩の御装束

訳)作っていらっしゃった狩衣のご衣装

 

 

着替へなど出でたまふ

訳)着替えなど出かけなさる

 

 

 

【古文】

このごろ御やつれまうけたまへる狩の御装束着替へなど出でたまふ

 

【訳】

最近人目を盗んだお姿のために作っていらっしゃった狩衣のご衣装着替えなど出かけなさる

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【このごろ】

■【の】

■【御やつれ】

※【御―】

※【やつれ】

■【に】

■【まうけ】

※【まうく】

■【たまへる】

※【たまふ】

※【る】

■【狩の御装束】

※【狩装束(かりさうぞく)】

※【御―】

■【着替へ】

■【など】

■【し】

■【て】

■【出(い)で】

■【たまふ】

 

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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

「このごろの御やつれ」とは、

光源氏が、夕顔邸にお忍びで逢いに行く時の

変装スタイルですね。

 

「狩衣」というのは、

貴族の男性が、普段着として着る装束で、

光源氏などの身分の高い貴人は、「直衣(のうし)」のほうを平常服としています。

 

だから、「御やつれ」なんですね。

 

チュー

 

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