源氏物語イラスト訳【夕顔279】いといみじと
いといみじと思して、
「我も、いと心地悩ましく、いかなるべきにかとなむおぼゆる」とのたまふ。
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【源氏物語イラスト訳】
いといみじと思して、
訳)とても悲しいとお思いになって、
「我も、いと心地悩ましく、
訳)「私も、とても気分がすぐれず、
いかなるべきにかとなむおぼゆる」とのたまふ。
訳)どうなる のであろう かと 思われる」とおっしゃる。
【古文】
いといみじと思して、
「我も、いと心地悩ましく、いかなるべきにかとなむおぼゆる」とのたまふ。
【訳】
とても悲しいとお思いになって、
「私も、とても気分がすぐれず、どうなる のであろう かと 思われる」とおっしゃる。
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■【いと】
■【いみじ】
■【と】
■【思し】
※【思(おぼ)す】
■【て】
■【我(われ)】
■【も】
■【いと】
■【心地(ここち)】
■【悩ましく】
※【悩(なや)まし】
■【いかなる】
■【べき】
■【にか】
※【に】
※【か】
■【と】
■【なむ】
■【おぼゆる】
■【と】
■【のたまふ】
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☆本日の『源氏物語』☆
右近は、主人の夕顔が亡くなって
生きていられない様子のよう…
それを聞いた光源氏も――
気分もすぐれず
死んでしまいそうに思っているようです。