【夕顔263-2】古文常識☆旧暦月の読み方☆
あらー;;
頭中将相手に、何をしゃべるのかと思ったら、
ただ、宮中へ行けない言い訳をし始めたようですよ…
源氏物語イラスト解釈
【これまでのあらすじ】
天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を名のり、左大臣の娘葵(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬…。光源氏は尽きせぬ恋を重ねていくのでした。
ただ今、「4.夕顔」の巻です。17歳の光源氏は、五条にひっそり住まう夕顔の君に恋をし、彼女を廃院に誘いますが、夕顔は急死してしまいます。部下の惟光(これみつ)に後始末をさせ、光源氏は茫然自失のまま二条院へ戻ります。宮中からの使者などが見舞いにやって来るなか、光源氏は頭中将だけを呼び、簾越しに話をします。
【今回の源氏物語】
「乳母にてはべる者の、この五月のころほひより、重くわづらひはべりしが、頭剃り忌むこと受けなどして、そのしるしにや、よみがへりたりしを、
↑
――――――――――――――――――――
☆ 古文オリジナル問題~偏差値レベル45 ☆
――――――――――――――――――――
「乳母にてはべる者の、この五月のころほひより、重くわづらひはべりしが、頭剃り忌むこと受けなどして、そのしるしにや、よみがへりたりしを、
問)傍線部の読みとして正しいものを1つ選べ。
1.やよい
2.むつき
3.さつき
4.うづき
5.きさらぎ
大学入試、特に公募推薦では、
上のような、古文常識の出題も多いです。
「皐月」という難しいほうの漢字も
読みとしてよく出ますよ!
━ヾ(o´C_`o)ノ゙!!
【さつき(五月・皐月)】
【名詞】
…陰暦5月《季節》夏
※Weblio古語辞典より
旧暦の五月は、
梅雨という長雨の時期であり、
五月闇(さつきやみ)という気味の悪い夜が続く時でもありました。
…そういえば、
「雨夜の品定め」のあったのも、
夕顔の君と出逢ったのも、
この、五月でしたよね;;
(((゜д゜;)))
旧暦の月の異名は、
季節とともに、一覧で覚えておきましょうね♪
(●‘∀‘●)ノ"
【正解】…3