源氏物語イラスト訳【夕顔271】心のうちには | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏物語イラスト訳【夕顔271】心のうちには

心のうちには、言ふかひなく悲しきことを思すに、御心地も悩ましければ、人に目も見合せたまはず。

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

【源氏物語イラスト訳】

 

 

心のうち言ふかひなく悲しきこと思す

訳)心の中どうしようもなく悲しいをお思いになる上に

 

 

御心地悩ましけれ

訳)ご気分すぐれないので

 

 

見合せたまは

訳)合わなさらない

 

 

 

【古文】

心のうち言ふかひなく悲しきこと思す御心地悩ましけれ見合せたまは

 

【訳】

心の中どうしようもなく悲しいをお思いになる上にご気分すぐれないので合わなさらない。

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【心のうち】

■【は】

■【言ふかひなく】

※【言ふかひなし】

■【悲しき】

■【を】

■【思(おぼ)す】

■【に】

■【御―】

■【心地(ここち)】

■【も】

■【悩ましけれ】

※【悩まし】

■【ば】

■【人】

■【に】

■【も】

■【見合す】

■【たまは】

※【たまふ】

■【ず】

 

重要古語一覧はこちら

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

☆本日の『源氏物語』☆

 

頭中将には、そっけない態度をとっている光源氏――

 

その心の中には、

愛しい人の死んだ顔が浮かんできて…

 

誰とも顔を合わせることもできず、

気分は落ち込んだままでいるのでした。

 

ショボーン

 

 →今回のイラスト解釈はこちら

 →今回の重要古語はこちら

 

 


 

>>次へ