源氏イラスト訳【夕顔207】この院の
この院の預りの子、むつましく使ひたまふ若き男、また上童一人、例の随身ばかりぞありける。
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【源氏物語イラスト訳】
この院の預りの子、むつましく使ひたまふ若き男、
訳)この院の管理人の子供で、親しく使いなさる年若い男、
また上童一人、
訳)それから殿上童が一人と、
例の随身ばかりぞありける。
訳)いつもの従者だけがいた。
【古文】
この院の預りの子、むつましく使ひたまふ若き男、また上童一人、例の随身ばかりぞありける。
【訳】
この院の管理人の子供で、親しく使いなさる年若い男、それから殿上童が一人と、いつもの従者だけがいた。
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■【この】
■【院】
■【の】
■【預かり】
■【の】
■【子】
■【むつましく】
※【むつまし】
■【使ひ】
■【たまふ】
■【若き】
■【男(をのこ)】
■【また】
■【上童(うへわらは)】
■【一人】
■【例の】
■【随身(ずいじん)】
■【ばかり】
■【ぞ】
■【あり】
■【ける】
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☆本日の『源氏物語』☆
「この院の預かりの子」と、
「むつましく使ひたまふ若き男」とが
同一人物か否か……?
…この場面では、別人とも考えられますが、
あとの内容まで見てみると、
この院の預かりの息子=むつましき若き男
と捉えるほうがいいでししょう。