【夕顔8-2】白き花☆笑みの眉開く
源氏物語イラスト訳のあいです
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今回の源氏物語
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切懸だつ物に、いと青やかなる葛の心地よげに這ひかかれるに、白き花ぞ、おのれひとり笑みの眉開けたる。
訳と内容が不明確の人は、まずイラスト訳からどうぞ☆
夕顔8のイラスト訳はこちら
では今日も、一気に行ってみましょぉ~♪
ヽ(○・▽・○)ノ゙
これまでのあらすじ
天皇(桐壺帝)の御子として生まれ、才能・容姿ともにすぐれていたにもかかわらず、亡母(桐壺更衣)の身分の低さにより臣籍降下して源氏姓を賜った光源氏。
ただ今、「4.夕顔(ゆうがお)」の巻です。源氏が新たな恋人、六条御息所の所に通っていた夏の頃の話。源氏の従者である惟光の母は、光源氏の乳母でもありました。この乳母が病に臥して尼になったため、源氏は五条まで見舞いに出かけます。その時、ふと源氏は、わびしいたたずまいの隣家に目を向けました。
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「笑みの花開く」とは… ☆
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毎日放送の「プレバト!!」をよく観るのですが、
俳句の毒舌夏井先生の解説が
とても分かりやすくて面白いですよね。
ヽ(゚◇゚ )ノ
その劇的添削で、
「花が咲く」というのを「笑う」と直されたことがあったと思います。
今回の「笑みの眉」も、
そんな花の咲く美しさを表した表現です。
【連語】
①にこにこする。笑顔になる
②花のつぼみが開く
*Goo国語辞書より
こういう、美しい日本語☆
知らない…とか
使わなくても生きていけるやん…とか思わずに、
教養として知っておきたいものですね♪
(▰˘◡˘▰)
切懸だつ物に、いと青やかなる葛の心地よげに這ひかかれるに、白き花ぞ、おのれひとり笑みの眉開けたる。
問)傍線部の説明として最も適当なものを選べ。
1.白い夕顔の花のつぼみを、自分の手で摘もとした。
2.白い夕顔の花が美しかったので、一輪つぼみを折った。
3.白い夕顔の花が素敵で、思わず笑みをうかべてしまう。
4.白い夕顔の花が一輪、ぽつんと愛らしく咲いている。
5.白い夕顔の花が、私一人にだけほほえみかけてくれる。
「笑みの眉」だけでなく、
「おのれひとり」などの部分も、
白き花、つまり夕顔を
擬人化した表現ですよね。
(*。◇。)ハッ!
そのうち出てきますが、
夕顔というのは、これから光源氏が関係を持つこととなる女人のこと。
白い花が一輪、
ささやかな家にぽつんと愛らしく咲いている姿☆
夕顔(女性)のイメージと重なりますね~♪
(。´・∀・)ノ゙
解答…4