目や耳から入った情報は大脳皮質を経由して、一旦「海馬に集まりますグッド! そして、

①覚えておく必要のないもの、

②必要そうでとりあえず残しておくもの、

③重要なので記憶にしっかり残しておくもの

に仕分けされますビックリマーク

 

これは、非常に短時間で大脳皮質に構築されている膨大な神経細胞のネットワークとのやりとりで決められます目

①は数分以内の出来事で、脳の記憶が「不必要」と判断すれば、直ちに消去されますショック!

②は「とりあえず必要」ということで、ネットワークに組み込まれますビックリマーク しかし、強い刺激や繰り返しおきる刺激でなければ、数日間で消去されてしまいますショック!

③は「必要」と判断された情報で、強い刺激や繰り返しの刺激ですので長期間にわたって記憶されることになりますラブラブ!

 

このように、入ってきた情報を適切な場所の大脳皮質と連絡を取り合い、仕分けをし、必要な情報を大脳皮質に送るのが「海馬」のおもな働きですチョキ

 

ですから、先日お話した(アルツハイマー病ー4)重度のてんかんの人や心臓病の人のように、「海馬」が全く機能しなくなると、新しい情報に対する記憶や学習能力が閉ざされてしまうのですしょぼん

ただし、既に構築されている大脳皮質のネットワークには直接的な影響が及びませんので、昔の記憶は残されたままということになりますニコニコ

海馬」を切除した人は「過去の記憶は思い出せるが、新しいことは憶えられない」ということになるのです叫び

 

海馬」の記憶や学習にかかわる役割は「情報の仕分け」と「短期の記憶」と考えると分かりやすいかもしれませんチョキ

 

 

海馬」は「タツノオトシゴ(シーホース)」の意味で、脳の中心部(大脳の辺縁部)にある一対のタツノオトシゴの形をした脳の記憶学習能力にかかわる器官のことをいいますグッド!

 

この「海馬」こそが、鍛えれば鍛えるほど活性化もし、再生(脳細胞が増える)もする、ただし使いかたが悪ければボロボロに壊れてしまいアルツハイマー病に陥ってしまう「」となる器官なのですグッド!

 

ここで「海馬」の働きを知るために実際にあった二つの手術例を説明します叫び

 

 

①、酷いてんかんのため、死の危険もあったことから、外科手術で「海馬」と周辺の脳部位を切除したところ、てんかん発作は軽減したラブラブ! しかし、手術以降の新たな情報を記憶することが全くできなくなったドクロそれ以外の点は精神状態もおおむね正常であった!?

 

②、心臓手術をおこなって心臓手術自体は成功したがラブラブ!、脳虚血に陥ったショック! その後、記憶障害を生じ手術以降の記憶は全くないがドクロ、手術前の記憶に関してはほとんどの障害が認められなかった目 死後、解剖したところ、「海馬」の一部が完全に脱落していたしょぼん

 

この二つの手術例のように「海馬」は切除したからといって、直ぐに生命に危険を及ぼすような器官ではありません叫び また、脳にある全ての記憶を喪失させてしまうような器官でもありません叫び しかし、脳の記憶や学習能力を支配する重要な器官ではあるのですグッド!

 

ここで覚えておいていただきたいのは、「海馬」は「虚血(血液が充分に流れない)」に非常に弱い器官であるということです叫び

 

 

次は、「海馬」の具体的な働きについてお話しますグッド!

 

 

明日は、シルバーふれあいセンター第講座室、13:30~、「アルツハイマー病にならないためにラブラブ!」の講座ですグッド!

 

30代後半から始まる、アルツハイマー病の脳変化やアルツハイマー病のことが分かりますチョキ

 

で、その前に、脳のことについてオサライをしておきますビックリマーク

 

生まれて直ぐの赤ちゃんの脳の重さは400g程度ですが、成人になると1.15~1.45Kg程度まで増加しますチョキ 勿論個人差は大きく1.0Kg程度の著名な文学者から2.0Kgの凡人までさまざまです叫び

脳の重さは脳の優秀さとは別問題で叫び、脳の優秀さは脳の神経が如何にネットワークを作り上げているかということですグッド!

 

広げると新聞紙1枚くらいの大きさになる「大脳皮質」という薄い脳表面には140億個の神経細胞があります目

 

この大脳皮質の神経細胞は生後4ヶ月までに分裂を終え、壊れることはあっても増えることはありませんドクロ ただし、一つひとつの神経細胞からいくつもの神経の手が伸びていき膨大なネットワークを築いていきますチョキ この神経細胞のネットワークが記憶そのものですチョキ

 

このようにして、脳の重量は多かれ少なかれ増加していき、脳の重量は20歳くらいをピークに減少していきますショック!

 

神経細胞は健康な方でも1日に8~9万個が壊れているといわれていますドクロ 単純に計算しますと50年間生きていますと16億個もの神経細胞が死滅していることになりますカゼ

 

しかし、16億個が膨大な数であっても、未だ脳全体の10%強なのですラブラブ!

ほとんどの脳細胞は使いきれないままに、一生を終えてしまうのです叫び 勿論、アルコールの飲みすぎや有害物質、精神的ストレス・・・などにより、脳細胞の死滅割合は激増するのですがドクロ

 

記憶というのは神経細胞の手によって膨大なネットワークで作られていますので、少々の神経細胞が壊れたからといってその機能はほぼ維持されますチョキ そして、新たな刺激が加わりますと新たな神経細胞がそのネットワークを修復・再構築しますラブラブ!

 

大脳皮質」は常に神経細胞が崩壊していますが、新たな刺激をあたえることにより、新たな神経細胞が活性化され、脳機能は維持されますチョキ 

加齢を重ねても、使いいきれていない神経細胞はほぼ無限大にありますのでご安心下さいグッド!

 

大脳皮質」には、常に刺激を与えることが重要となります。これは、「海馬」の話ではなく「大脳皮質」の話です叫び

アルツハイマー病にならないためには、この「大脳皮質」と「海馬」の働きをキッチリ区別して理解し、「海馬」そのものの改善と「海馬」と「大脳皮質」ののかかわりを知ることがポイントとなりますグッド!

 

次は「海馬」のお話ですひらめき電球