目や耳から入った情報は大脳皮質を経由して、一旦「海馬に集まります
そして、
①覚えておく必要のないもの、
②必要そうでとりあえず残しておくもの、
③重要なので記憶にしっかり残しておくもの
に仕分けされます![]()
これは、非常に短時間で大脳皮質に構築されている膨大な神経細胞のネットワークとのやりとりで決められます![]()
①は数分以内の出来事で、脳の記憶が「不必要」と判断すれば、直ちに消去されます![]()
②は「とりあえず必要」ということで、ネットワークに組み込まれます
しかし、強い刺激や繰り返しおきる刺激でなければ、数日間で消去されてしまいます![]()
③は「必要」と判断された情報で、強い刺激や繰り返しの刺激ですので長期間にわたって記憶されることになります![]()
このように、入ってきた情報を適切な場所の大脳皮質と連絡を取り合い、仕分けをし、必要な情報を大脳皮質に送るのが「海馬」のおもな働きです![]()
ですから、先日お話した(アルツハイマー病ー4)重度のてんかんの人や心臓病の人のように、「海馬」が全く機能しなくなると、新しい情報に対する記憶や学習能力が閉ざされてしまうのです![]()
ただし、既に構築されている大脳皮質のネットワークには直接的な影響が及びませんので、昔の記憶は残されたままということになります![]()
「海馬」を切除した人は「過去の記憶は思い出せるが、新しいことは憶えられない」ということになるのです![]()
「海馬」の記憶や学習にかかわる役割は「情報の仕分け」と「短期の記憶」と考えると分かりやすいかもしれません![]()