中国茶に行って来ました



今回 最初のお茶は

紅茶の飲み比べ
最初は小さな叶
金色の新芽が見える
こちらの紅茶

四川省の『川農紅芽』
小叶種で新芽が多いため
味も湯の色も薄いそうです
一般的に
良く飲まれているお茶は
『川農紅毛峰』ですが
新芽が少ないそうです。
小叶種で新芽が多い場合
新鮮な新芽を生かすため
湯の温度は低め
90度~95度
今回は磁器の蓋碗を使用
茶葉の量 5g
湯の量 140cc~150cc
時間は40秒
一般的には
湯の温度95度~100度
茶葉と湯の量の比率1:50
3gの場合 時間は1分

煎れ方は・・・
茶葉は洗わず
そのまま飲めます
↓
蓋碗を温めるため
湯を入れ
蓋碗から杯に湯を移し
杯も温めます
↓
杯の湯を捨てます
↓
茶葉を蓋碗に入れ
湯を注ぎ 40秒ほどで
↓
茶海に入れ
↓
杯に注ぎ
客人に出します

1回目の茶
湯色 橙紅 澄んでいる

味 甘味(回甘)と
果物の様な酸味が有り(果酸)
『醇厚回甘』
『略帯果酸』
と言うそうです。

4~5回目の茶
湯色はまだしっかりしている
厚みがあり 滑らかさは増すが
味は若干薄くなる
茶殻

厚みが有り
香が良い
飲み比べ
次の紅茶は

雲南省 『古树滇紅』

雲南省の特徴
大きな茶叶

茶葉の量 5g
新芽が少ないので
湯の温度は高め 95度以上
湯の量 140cc~150cc
同じ蓋碗で煎れてくれました

湯色は明るい橙
産毛が多くみられ
濁って見えます

味は甘く爽やか
味がしっかりわかるため
刺激性強と言うそうです

2回目3回目の茶を茶海へ

味は厚み 甘味 爽やかさが増し
美味しいです
紅茶は煮だすと苦くなるので
不好ですが
ミルクなどで煮だすと
刺激が弱くなるそうです
(ロイヤルミルクティーみたいな)
4回目5回目は
少し時間を長く煎れます。
味は甘味があり まろやか
湯色も産毛が減った分
透明度が増し 明るくなりました

茶殻はこんな感じ

茶殻を比べても
葉の大きさ
色 艶 厚み等
違いが良くわかります
次のお茶はこちら

7年前の白牡丹1級~2級を
今年餅茶にしたもの

裏側に印刷された物は
偽物もありますが
生産場所の連絡先や
生産年月日等が有れば
本物である可能性が高いそうです。

中はこんな感じ

茶葉の量は6~7g
湯の温度は100°
紫砂壺で煎れてくれました

7年前の餅茶なので
一度湯を通します
花の様な甘い香りが昇ります
今年の干支 猿が絵が画れていて
360g 358元で販売しています
最後のお茶は
普洱茶 熟茶

このお茶は
7652(35年前の普洱茶)
金額にして50g1万2千元の
お茶の味に似せてブレンドされた
普洱茶熟茶だそうです。
2015年3月~8ヶ月間研究して
2015年11月発売されたばかりのお茶

250g 180元
石先生監修
茶葉の量 6g~7g
湯の量 150㏄
湯の温度 100°
紫砂急須使用
1回洗います

発酵程度は多くなく
若干薄い感じがありますが
湯色は褐紅 味は厚みが有り
喉に詰まる感じが無く
まろやか

今年飲んでも
渋みが全くなく
美味しいです


7回8回でも
湯色もしっかり
味も美味しい

茶葉には艶が有り
柔らかい
今年出来たお茶なので
今でも美味しいが
これから何年か置いて
もっと 美味しくなりそうで
楽しみだと言っていました