ゴールキーパープロジェクト~GKコーチになりたい -70ページ目

GKコーチリフレッシュ ディストリビューションの質

2vs2+GKの中では「配球の質」が求められていました。
「配球の質」が良いか、修正があるかは「受け手」から評価されるモノです。

足元なのか、スペースなのか。

足元なら相手にインターセプトされないスピードで、コントロールしやすい
ボールが求められます。
トップスピンがかかったボールや、不規則なバウンドをするボールは受け難
いからバツ。


スペースなら、スペースに向かって走り出したFPのスピードを落とさない
ボール。
オーガナイズでは、FPに動きながらボールコントロールすることが求めら
れました。

オーガナイズの最中、僕がFPとして参加した時、「絶妙!」と感じる配球
をGK:江原先生@国立3Sから受けました。

配球の質とスピード

バックステップで一度タッチライン側に開き、2DFの間のスペースに
ダッシュ!
江原先生からサイドボレーで放たれたボールはダッシュする僕の
後方約3mでショートバウンド、そのまま低いバウンドで、僕と並走
するようにラインゴール方向へ。
カラダの真横を通り過ぎる寸前にインサイドでラインゴール方向にコント
ロール。
少し大きなボールコントロールになりましたが、1stタッチでそのままライ
ンゴールを通過しました。

ボールスピードがなければ、ダッシュしたスピードが途中で落ちて、相手に
寄られていたと思います。

状況にあわせて、プレースキック、スローイング、ボレーキックを選択し、
さらに精度とスピードが要求されるGKの配球。

さきにも書いた「配球方法と距離の目安」

●スローを選択する場合
10~20m:アンダーアームスロー
20~30m:ベースボールスロー サイドスロー
30m以上:オーバーアームスロー
●キックを選択する場合
10~30m:ハーフボレーキック
20m~30m:サイドボレー
30m以上:サイドボレー ボレーキック

これらの距離はあくまで目安であり目標値。

小・中学年代の場合、15m前後でオーバーアームスローやサイドボレーを使わ
ないとFPが求めるスピードが出ない場合があります。
配球に求められているのは、「状況に合わせた精度とスピード」なので
パワーがない間は、適切な配球方法の選択が大切になりますね。(^0^)

今回オーガナイズに参加して、GKから攻撃をビルドアップする意識がある
チームでないと、GKの配球センスは磨かれないし、「攻守交代の意識切替
のスピード」「攻撃のための準備」「相手との駆け引き」
などFPに必要な
技術
も身につかないんじゃないかと感じました。

逆にいうと、GKからビルドアップしないチームは、GKの未来と可能性を
奪っているのと同じことじゃないか・・・

最終日の指導実践で、東海林先生@VF甲府 橋本先生@東京FCの
「4+GKvs4+GK」にFPとして参加しました。

シュートストップしたGKから攻撃が始まった時、GKの攻撃への切替の速
さにFPが反応しきれない
場面が何度もありました。
かくいう僕もGKがシュートストップした瞬間に次のスペースへ走り出せて
いなかった。(ーー;
配球に長けたGKがいるチームは、確実にFPの意識、動き出しが変わると
思います。
GKの攻撃に対する意識、配球によって、FPも確実にスキルアップできる
と思います。

GKの配球から攻撃をビルドアップする・・・ゴールデンエイジから、ぜひ
チームで取り組んでもらいたいテーマです。

GKコーチリフレッシュ ディストリビューション2

次のオーガナイズは、

リアリティのあるディストリビューション
  2vs2+GK

ファンクションに引き続き、ピッチ右側ゾーンを使って行います。

●スローを使った配球

①エリア:ラインゴール
①+②エリア:ラインゴール

2vs2+GK スローの場合

ここでは、GKの配球の選択・質はもちろん、GKの戦術眼、FPとのコ
ミュニュケーションが求められました。

ラインゴールなので、ラインゴールまででFPにボールタッチさせる必要
があります。
そのためにFPをどのように動かすか、働きかけるかも大切になります。

●キックを使った配球
①エリア:ラインゴール
①+②エリア:ラインゴール

2vs2+GK キックの場合


どちらのオーガナイズも配球の距離、FPの状況(カラダの向き、動き出す
方向)に合わせてFPが攻撃に移りやすい配球方法・配球の質を判断するこ
とがキーファクターになります。

最初に考える配球は「自分の配球がラインゴールを越えるためのラストパ
ス」
になることだと思います。
配球がラストパスにならない場合は、配球後の展開を考えた配球を判断す
ることになります。
例えば、下図のように一度サイドに展開して、再度ボールを受けて展開
するというような感じ。
(ボールの動きが①→②→③)

配球後の判断

攻撃時、GKがFPに働きかけるのはもちろんですが、FP側も基本的な
戦術理解が必要
になります。
ラインゴールの場合、ラインゴール近くでボールを待ち構えてしまうと、ポ
ストプレーしかできない状況になってしまいます。
DF裏側のスペースを確保しつつ、「足元でも受けられる」「スペースでも
受けられる」ということも考えなければなりません。
また、OFが動いてできるスペースにもうひとりのOFが動き出すというよ
うな受け手同士の共通理解も必要です。

GKとFPの攻撃の連携という面において、GKはFPの戦術的な動きに積
極的に関わっていかなければなりませんが、そのためにはGKが攻撃の戦術
的な動きについて理解
しておかなければなりません。

GKはボールを確保(キャッチ)してから、配球まで最大6秒間あります。
6秒間はGKだけのアドバンテージです。
この時間を有効に使ってFPは動き直しを行い、確実にボールを配球して
攻撃に参加していくことを考える。
これが判断・理解できないGKは「配球」ではなく「蹴っとく」しかできな
いキックマシーン
になってしまいます。
キックマシーンにならないためには、FPとしての経験が大切になると思い
ます。

GKコーチリフレッシュ ディストリビューション1

まず、ディストリビューションのファンクション

下図では判り易いように10m毎にピッチに色をつけていますが、
実際はコーンとマーカーを使ってエリア分けされていました。

ディストリビューション ファンクション

ファンクションで使われたのは、ピッチ左側の色が付いた部分。
なぜ、左半分のピッチが使われたかというと、次のオーガナイズが右半分を
使うため。

オーガナイズに適切な広さ・適切な人数というのもコーチングのポイントで
すね。d(^-^)

◆オーガナイズ
GKがいるゾーン(PK)をペナルティエリアとします。
GKは①~④の距離に合わせた配球方法を選択。
タッチラインに置かれたコーンからFPが受けに入り、各ゾーンで受け
ます。

●スローを選択する場合
①ゾーン(10~20m):アンダーアームスロー
②③ゾーン(20~30m):ベースボールスロー サイドスロー
③④ゾーン(30m以上)オーバーアームスロー

●キックを選択する場合
①②ゾーン(10~30m):ハーフボレーキック
②③ゾーン(20m~30m):サイドボレー
③④ゾーン(30m以上):サイドボレー ボレーキック

★スローイングのキーファクター
・ボールの握り方
・助走
・ステップ(踏み出す足)
・視線、頭の固定
・腕の振り出し、腕の振り方
・ボールを離すタイミング
 (スロー途中でスローを中止する判断も必要)
・フォロースルー

★キックのキーファクター
 ※資料には記載されていないので、僕がコーチングを受けた内容から
・軸足の向き
・インパクト部分
・両足を使った配球
・ボールスピード
・高さ(受け手がコントロールしやすく、インターセプトされない高さ)
・ボールをしっかりと確保した状態からリリース
・天候、グランドコンディションを考慮

このオーガナイズでは、FPの受けやすさ、次の攻撃を考えた配球を
求めています。
配球ごとにFPに
「いまのボールは受けやすかったか?攻撃につなげやすかったか?」
という確認が入りました。

トップスピンがかかるバウンドのボール
滞空時間の長いボール、
要求した足と異なる足へのボール
要求したスペースではないボール
FPのランニングスピードが落ちるボール

などは、すべて修正の対象になりました。

個人的には、オーバーアームスロー、サイドボレーに大きな課題を持ち
ました。

30mのオーバーアームスローの場合、思いっ切り投げようとするがあまり
顔の向きがぶれてしまいます。
目標をみていないので、スローが不適切な状況になった時にギリギリで
スローを中止して、別の配球方法に切り替える
ことができません。
また、頭が動くことで、全体のバランスを失い、思うような精度のボール
が投げられません。

求められていたボールの軌道は、プレイヤーの数m手前でバウンドして
受け手に渡る時には、グラウンダーもしくは膝下の高さにおさまるボール

でした。

この時は、どう修正していいかわからなかったのですが、当日の夜、東海林
先生@ヴァンフォーレ甲府
から「オーバーアームスローのポイントは、スロ
ーする手と逆の腕と手、そして踏込み足」
というお話を聴かせていただきま
した。
「キックも軸足と逆側の手腕の動きがポイントになるでしょ。スローも同じ」
というコメントがとても判り易かったです。(^0^)
また、翌日の指導実践テストで宮崎先生@三菱養和SCから、顔の向きと固
定を修正
していただいて、改善にいたりました。(^0^)

次にサイドボレー。
当初、僕のサイドボレーは上半身を倒した、FPのシュートのようなフォ
ーム
でした。
僕自身は、このフォームで蹴ることが当たり前になっていたのですが、こ
のフォームだとリリースしてから蹴るまでボールの滞空時間が長い。
風が強い時だと、ボールがインパクトの軌道から外れてミスキックになって
しまいます。
また、目線がボールから離れることで、インパクトをミスる可能性も高くな
ります。
実際、オーガナイズでは3本に1本しか思うボールがいかず、インストラク
ター慶越先生に「このキックはFPのキックとは違う!練習せえよ!」

とドスのきいた声でコーチしていただきました。(^^;
この声を聴いた途端に、カラダがフリーズ・・・
ジェンジェンボールの精度が無くなりました。(^^;

そこで慶越先生がサイドボレーのデモンストレーション。
見事な軌道で僕は思わず「ナイスキック!(パチパチパチ)o(^o^)o 」と
声をかけました。
すると
「ワシはもう選手とチャウからエエんや。まぁ、練習せぇよ!」
                というお返事。(ーー;(ーー;(ーー;

(あのぅ~・・・僕も選手とチャウんですけど・・・(ーー;)
  と思っただけで、怖くて口には出せませんでした・・・(^^;

休憩の合間に東海林先生のサイドボレーを盗み見てました。
リリースポイントを斜め前にして、できるだけ上半身を起こして最後までボ
ールを観る
ようにするとコントロールして蹴れることが判りました。

ファンクションでは、スロー・キック共、FPの受けやすさを考えたボール
の質が常に要求されました。

キックの場合、各種ボレーキックを使って、足元orスペースへの配球をして
いきますが、特にボレーキックを使って足元へ鋭く入るボールを蹴るのが難
しく
感じました。

10m~20mのハーフボレーキックを使った、地面を滑るような配球は初めての
経験でした。
しかし、帰ってから月曜日の早朝と夜に練習して、火曜日のAGKではデモ
ができるまでになりました。
今はハーフボレーキックの精度に自信有です!(^0^)

GKコーチリフレッシュ~プロローグ

昨夜、GKコーチリフレッシュ講習 in 千葉から帰ってきました。

この講習、僕みたいなコーチには、自分の無能さ、不足を認め、受け入れる
場として素晴らしい場所じゃないかと思います。
毎度のことながら、ドサッと落ち込み、ビンッと前を向く、両方のハートを
持たせていただきました。(^^;

ある程度の社会生活を営み、相応の衣食足った日常が行えるようになると
「オマエなぁ~・・間違ってんぞぉ!それじゃぁ、アカンやろ!?」
なんて、面と向かって言ってくれる奇特な方はなかなかいません。

「他人は他人、いろんな人間がおるし・・・」
あきらめられ、あきれられる人間関係が円滑な社会生活を営む上で暗黙の
ルールとなっているのが「経済大国:日本」じゃないかと思います。
いわゆる「本音と建前」
しかし、裏を返せば「薄情」なんですよね。

そんな世にあって、本音で自分に対する賛否が聴けるGKコーチリフレッシ
ュ講習は、自分にとってお金に代えられない価値ある場所です。
ちょっと、マゾかかっているかもしれませんが・・・(^^;

マゾな僕としては、今回、最後の指導実践テストに明確な採点がなかった
のが残念でした。
どうせなら、前回のように「50点中30点が合格!アンタは24点!」
なんて言われた方が、よりサディスティックで気持ちよかったのに。
        バキッ!(xx)☆\(ーー;ホンマモンカ!?

今回のJFA GKプロジェクトからのインストラクターは、
 加藤好男先生@日本A代表
 慶越雄二先生@日本代表U20
 岩永 健先生@ナショナルトレセン

             以上、3名の先生方。
相変わらず緊張感のある刺激的なインストラクターメンバーです。

今回のメインテーマは
「ディストリビューション(配球)」でした。
このテーマは、来年のGK-Cライセンスから新たに組み込まれるテーマと
いうことで、今回のリフレッシュ講習で取り入れられました。

GK-Cライセンスのテーマに組み込まれるということは、これらの配球
技術は少なくともU15まで、できればU12までには理解と実践が可能
なようにしていこうという取り組みだと思います。

手・足を使った配球がテーマなワケですが、GKのスロー・キックの質
正確性というクローズドな部分
にFPとのコミュニュケーション、次へ
の展開を考えた状況判断なども求められて
いました。

詳しいことについては、またいつものようにコツコツとレポートさせて
いただきたいと思います。

個人的には、GKのキックの技術はFPのそれにプラスアルファだという
こと
に気がつけたことが、まず大きかったです。
スローについても、FPの受けやすさを考えたボールの質が要求され、
リリースポイントや上半身、腕の使い方、下半身・顔の向きなど、フォーム
の改善にも多くコーチングがなされました。

非常に細部に渡った判断を伴うコーチングが多かったため、すべてを伝え
きれないと思いますが、その点、ご了承ください。m(..)m

留守中にE-Mail、メッセージをいただいた方・・・
実はレスしなければならないメッセージが仕事を含めて50件近くたまって
いました。(^^;

お返事に今しばらくお時間をください。m(..)m

GKコーチリフレッシュ講習

明日から2日間、千葉県:生命の森リゾート で
GKコーチリフレッシュ講習
に参加します。

今回で2度目の参加。

JFAから教授される新たなGKコーチングテーマや他の先生方から学ぶ
GKコーチングをしっかり勉強してきます。

個人的にも、GKとして成長したいと思ってます。
「ワイをGKとして改善させたら、GKコーチとして大したモンや!」
ぐらいな気持ちで先生方のオーガナイズに参加するつもりです。(*^^*ゞ

最終日は指導実践テストがあります。
達人GKを僕のような人間がコーチし改善する・・・なんてことにチャレ
ンジすることになります。

この一年間でGKコーチとして自分がどれだけ成長したかが採点される
つもりで臨みます。(^0^)

今夜、仕事を終えて神戸空港そばに前泊することになります。
E-Mail、メッセージ、コメントへのお返事は月曜日以降になります。
それでは、また!(^O^)W