AGK オーバーアームスロー
今回のAGKは前回に引き続き
テーマ:配球 100%の成功率を目指そう!
トピック:オーバーアームスロー
前回は簡単に配球の中にスローがあることを学んだだけでした。
今回はオーバーアームスローをフォームにも注意しながら、ゲームで実践
できるようにオーガナイズを組みました。
まずはシンプルに二人で向かい合って、オーバーアームスロー。
スローイングのキーファクターを確かめながら、行なってもらいました。
スピード、距離、精度はもちろん相手の足元にパシッ!とおさまるように。
★スローイングのキーファクター
・ボールの握り方
※しっかりとボールをホールドできないとコントロールできません
・助走
※ボールスピードを上げるために必要です
・踏み出す足
※踏み出す足のつま先が目標に向くことでスローが正確になります
・視線、頭の固定
※頭がグラついていては、スローイングフォームが崩れ、スローの精度が
落ちます
・腕の振り出し、腕の振り方
※受け手が受けやすいボールの質・スピードを考えて
・ボールを離すタイミング
※スロー途中でスローを中止する判断も必要
・フォロースルー
※フォロースルーをしっかりとることでボールスピードが上がります
やはり、U12ではオーバーアームスローのカラダの使い方が難しいよう
です。
肘が曲がってしまうベースボールスローが多くなります。
スローを継続的にW-UPに組み込んで行くのも大切かな。
●オーバーアームスロー ドリルトレーニング
①BがCへ向かってマーカー間を通すようにオーバーアームスローで配球
②Cはバックパス処理をイメージして、ワンタッチでどちらかのマーカー
をかわす
③AはCがかわした側のゴールにクロスステップで素早く移動
Cは2タッチ目でシュート
Aはシュートストップ
④Aはシュートストップしたボールをホールドして、スタート位置に素早く
戻り、マーカー間へオーバーアームスローで配球
今度はBがGK役。
以下、繰り返し。
実戦で行なわれる「スローによる配球」は、シュートストップまたはクロス
を掴んだ後に必要になると思います。
ですので、
シュートストップ→配球
というドリルトレーニングにしました。
また、AGKのGK達には常に課題意識を持ってもらっている
「足元の技術」についても、同時にドリルトレーニングできるようにしま
した。
バックパスを足元にコントロールしてしまうと相手に狙われます。
1stタッチでコントロール、2ndタッチで狙った場所に蹴るができれば世界で
活躍できます。
最後はこのドリルトレーニングを使って、シュートストップゲーム。(^0^)
失点が少ないチームが勝利チームです。
今回は異常に盛り上がりました。(^0^)
笑い過ぎて腹筋が痛い!(^^;
さてさて、僕はAGKでGK達から多くのコトを学んでいます。
僕が伝えることより、GK達から与えてもらうことの方が多いんですよね。
毎回、県外から参加してくれるU12GKのJ君。
AGKはいつも挨拶は両手握手なんですが、J君はめいっぱいの笑顔と元気
で僕の手を握ってくれます。(^0^)
彼と握手をするたびに僕も笑顔になり、元気になります。
幸せな気分になるんです。
彼の周りにおられる御家族や指導者の方々のお人柄なんでしょうね。
素晴らしい育成をされています。
素直さ、真面目さ、明るさ、そして人を幸せな気持ちにさせる笑顔・・・
J君は人と接する時の僕のお手本です。(^0^)
フットボール、ありがとうございます!m(..)m
指先で弾く
藤枝明誠高校で行なわれた足立高浩先生@AGA
のGKクリニックに
参加させていただきました。
足立先生、ありがとうございました!m(..)m
藤枝明誠高校の室内人工芝グランドは羨ましい環境でした。
この環境がAGKにあったら・・・BIG当てるしかないとね(*^^*ゞ
手術後の左膝が心配でしたが、今回のクリニックでは膝を深く曲げる
メニューが無かったので、すべてに参加できました。(^0^)
AGAの先生方には膝へのお気遣いをいただきありがとうございまし
た。m(..)m
今回は「指先で弾く」技術でした。
※申し訳ありませんが、詳しいトレーニング内容は足立先生の
著作権がありますので公開はひかえますm(..)m
プロはコーチングで生計をたてておられますからね。
さて、JFA GKプロジェクトでは「弾く」は「手のひら」を使ったところ
から始まるようですが・・・
なぜに指?
※足立先生はJFAGKプロジェクト設立当初のオブザーバーです。
今回もご一緒させていただいた夕食時にお話をうかがいました。
「指と手のひらなら、どちらが守備範囲は拡がりますか?」
もちろん、指
そこからしばらくユーロ2008での「弾く」についてお話しました。
まだ、ユーロの映像編集が終わっていないのですが、足立先生のおっしゃ
るように「わずかな指先」がシュートストップにつながっているケースが何度
もありました。
特にサイズがないGKには多いプレーでした。
この技術をAGAは9歳、10歳のGK達が学んでいました。
サイズがないGKほど守備範囲を拡げる技術はマスターしたいはず。
足立先生はヨーロッパのトッププロGKがゲームで使う技術を、細かく細か
く噛み砕き、可能な限りキーファクターを削ぎ落としてU10GKにもコーチン
グされているんですよね。
120分のトレーニングで、確実にGK達が成長しています。
「コーチは選手を上手くするためにいる」
と云われますが、本人だけでなく、見学されている保護者の皆さんの眼にも
上手くなったのが判ったと思います。
これはスゴイことです。
まったくGK経験の無いFPの子供もいたのですから・・・
足立先生のGKクリニックは毎回細かな基本トレーニングの繰り返しが主
です。
いわゆる「反復トレーニング」なんですが、参加している子供達の集中が
途切れることは全くありません。
技術を獲得するコーチング手法が非常に珍しいということもあると思います
が、ただ「珍しい」だけではありません。
遠くに輝いている「プロフェッショナルGKがゲームで使う技術」がイメー
ジできるからじゃないかと思います。
世界トッププロの実戦から逆算された足立先生のコーチング。
「実戦から逆算されたコーチング」はどの現場でも魅力的です。
世界の実戦を噛み砕くのか、高校選手権の実戦を噛み砕くのか、U12全国
の実戦を噛み砕くのか・・・
これがコーチ力の違いなんじゃないか。
ところで、僕はAGKでどこを噛み砕いているんだ???(ーー;
浅草の雷おこしくらいですか・・・バキッ! (xx)☆\(ーー; アホ!
もうひとつ、驚くことがありました。
足立先生のクリニックには何度かお邪魔していますが、10歳くらいから
GKのプレースタイルに特徴がみえてきます。
今回の会場にいた10歳GK、前回の会場にいた10歳GK、人は違うので
すがプレースタイルが同じなんです。
「このGKは足立高浩先生のところで育ったな」
プレースタイルでそれが判ります。
選手を観れば、指導者がわかるワケです。(^0^)
数回の参加で僕でも気がついたくらいですから、おそらく、静岡のGKコー
チなら誰もが判るんじゃないかと思います。
裏返すと「GKのいい習慣」が10歳で身に付いているということ。
GKコーチ、道は遥か・・・いつまでも、どこまでも勉強です。
外の世界を観ることで自分の大きな不足に気づいていくこと、僕には
これから先もズッと必要なことなんだと考えています。
指先で弾く・・・
まずは、シッカリ自分のモノにして僕なりに噛み砕いて伝えていきます。(^0^)
追いかけるぜ!世界!(*^^*ゞ
GK当番行脚
明日は午前中、U14GKトレ後、午後から藤枝明誠高校(静岡県)へ向か
います。
GKクリニックで勉強させていただくことになりました。(^0^)
膝が完治していないので、見学ときどき実践になるかもしれませんが
しっかり学んで、またAGKに伝えていきたいと思います。
静岡の先生方、よろしくお願いします。m(..)m
膝が完治したら、また全国に勉強にお邪魔します。
熊本、福岡、神奈川・・・
よろしくお願いします。m(..)m
フワリ 高いクロス
U13のゲーム、相手アーリークロスが味方の足に当たって
フワリと高いボールに・・・
そのままゴールエリアライン上あたりに落ちてくる軌跡でした。
相手FWは当然落下してくるボールにダッシュしてきます。
これに対しGKはジャンプしながらオーバーハンドキャッチを試みました。
が、ボールの落下点をほんのわずか見誤り、オーバーハンドでは掴めず
ゴール方向に弾いて失点。
GKにとってはものすごく悔しく、辛い失点だったと思います。
なかなか顔を上げることができなかった・・・その気持ち、よく判ります。
ゴール前に「ふわりと高く上がったボール」の処理は、サイズも手も小さな
GKにはやっかいなモノです。
僕自身もまるで自信がありません。(ーー;
以前にもココで書きましたが、2008ユーロ トルコvsチェコ 後半で
同様の場面がチェコ代表 チェフGKにおとずれました。
弾きにいったチェフGKは、ボールが手にとどく寸前に判断を変えてオー
バーハンドでキャッチング。
非常に素晴らしい判断と技術でとても印象に残っています。
チェフGKも最初の判断は「弾く」だったワケです。
高い場所から落ちてくるボールに対して、オーバーハンドキャッチにいく
のは「相手より先にボールに触れられる」という利点がありますが、腕を
伸ばしている分、両手の後方には何もない状態ですから
ハンブル=失点というリスクが高くなります。
このケースでジャンプしながらアンダーハンドキャッチを選択する場合も
あると思います。
腕の後方にはカラダがありますからハンブルする確率は低くキャッチしや
すい利点はありますが、キャッチングする高さが低いため「相手が先にボー
ルに触れる」というリスクがあります。
相手FWとの距離があればラクですが・・・
この日、失点して落ち込んでいたU13GKにはゲーム直後に
「高い場所から落ちてくるボールをオーバーハンドキャッチする」
ファンクショナルトレーニングを行いましたが
「あのケース、両手パンチングで弾くもアリだよな。
つかめるのが理想だけど、自信がない時は弾く判断もあると楽だぞ」
こんなことを話し合いました。
同じく2008ユーロ スペイン代表 カシーリャスGKはこのようなケー
スでは必ずといっていいほど「両手パンチング」で弾きにいっています。
「遠くワイドに弾く」というパーフェクトスキルのパンチングです。
「両手でいける場所はすべてつかむ」
これはGKにとって理想であり、目標だと思います。
しかし、技術的、身体的、精神的にも未完成な状態の育成年代GKに対して
「両手でいける場所はすべて両手でつかめ!」
と言ってしまうとGKを追い詰めることになります。
今回のU13GKも、今後、悔しさを努力に代えてハイボールへのトレーニ
ングを行うと思います。
そこで「次のゲームでは、ハイボールを必ずオーバーハンドでつかめ」と言
ってしまうと、同様の場面に遭遇した時、最初の失点場面より緊張し、ネガ
ティブになってしまうと思います。
「つかむ」ことが難しい年代ほど「弾く」(特に両手パンチング)は伝えて
いくべきなんじゃないか・・・と思います。
そう考えるとU10くらいからパンチングを伝えていくのも必要かなと思っ
ています。
ちなみにAGKではパンチングによるリフティングをW-UPのひとつとし
て、10歳以下にもやってもらっています。(^0^)
僕もいっしょにやってますが、慣れないと首と肩と腕がコルんです。(^^;
AGK スローによる配球 実践
前回の続き・・・
今回のAGK
テーマ:配球
GKからの配球は攻撃の第一歩!100%成功させよう!
トピック:スロー
今回、2名の新しいU10GKが初参加。(^0^)
スローは手の感覚が大切!
ということで、W-UPはさまざまなハンドリングをリズムよく行い
ました。
ハンドリング→ストレッチ→ハンドリング・・・の繰り返し。
その後、オーガナイズに必要なシュートストップをW-UP。
誰かがやっているトレーニングを観て真似をして満足するんじゃなくて
自分がゲームに本当に必要だと考えるプレーをW-UPから入れて行こ
う!
「W-UPが終わった」ということは「相手のハートが乗ったシュートを
必ずストップできる状態になった」ということ。
心、カラダ、声、全部を100%にしよう!
◆オーガナイズ
①AからB(FP)へ配球。
※アンダーアームスローorオーバーアームスロー
②B(FP)は足元またはスペースで受ける
③Bは2タッチ以内でシュート
④GKはシュートストップ→Cへ配球
※オーバーアームスロー
⑤Cはコーンからスペースを空ける動きを行い、GKからの配球を
スペースへコントロール、ドリブルをしてAの位置へ
以下、A→B→GK→C→A・・・の順番で回る
◆キーファクター
・状況にあわせた精度とスピード
・適切なスローの選択
・シュートストップ→配球への確実な連続プレー
ドリルトレーニング直前は簡単にアンダーアームスロー、オーバーハンド
スローを数度デモしただけで終わらせました。
やはり、自分で考えることも大切!(^0^)
詳しく説明はせず
「自分がFPとしたら、どんなパスが受けやすいと思うか。
それを実行しよう!」
とだけ話して、すぐにドリルトレーニング。
A→Bはアンダーアームスローを選択するGKが多く、トレーニング終了
までには、FPの動き、スピードを考えた配球ができるようになっていま
した。
問題はGK→C
なかなかカラダ全身を使ったオーバーアームスローができないモンです。
多くのU12GKはサイドスローになります。
サイドスローはコントロールが難しいし、リリースポイントをしくじると
オウンゴールなんてことも(^^;
途中、何度か止めて、オーバーアームスローを個別に伝えていきましたが
なかなか・・・(^^;
日常、遊びや体育の中で行なうことがないスローなだけに、カラダの動かし
方が難しい様子でした。
実は僕も昨年、慶越先生@U21日本代表にダメ出しされまくりでした。(*^^*ゞ
イヤ・・・ホント、難しいんです。オーバーアームスロー!
もうひとつ、U12にとって、オーバーアームスローはボールをリリースする
ポイントをつかむのが難しいと思います。
早く離すと滞空時間が長くなりますし、遅く離すと距離がでません。
オーバーアームスローについては、もっと踏み込んだファンクショナルトレー
ニングが必要だと思います。
次回のAGKで行なうオーバーアームスローの改善用ファンクショナルを考
え中です。
トレーニング最後は「3+GKvs3+GK」
スローによる配球の距離を考えて、エリア縦を30mに。
配球への意識は前回より格段に良くなりました。(^0^)
・「6秒」を有効に使う
・味方のポジション修正をコーチする
これがプラスされると、もっと配球の成功率は上がると考えます。
・シュートストップ後、冷静になって6秒をカウントする
・どのような言葉を発すれば、味方の脳が動くのか
日常のチームでのトレーニングから、いつも意識しておいてもらいたい
ことです。
引き続き、攻撃時のGKの関わり、特にキックによるビルドアップ参加は
課題として残ったままです。
「蹴っとけ!」では、彼らに未来はありません。
自チームでは積極的に「ポジショニングを気にするFP」としてドンドンプレー
してもらいたいと思います。
そのためには、それぞれの所属チーム監督さんのご理解が必要なのです
が・・・
チーム外の僕がどこまでGK達が所属するチームに働きかけていくのか。
チームの方針、監督さんの誇りや経験をリスペクトしつつ、受け入れていた
だけるアプローチは・・・僕の課題です。(ーー;
ユーロ2008 GKプレー、AGK座学用に編集中です。
ようやくパソコンでの編集に移りました。(^^;
シュートストップ、ブレイクアウェイ、クロス、ディストリビューション、PK
と5種類に分類して、映像を製作中です。
予選リーグを何ゲームか記録できていなかったにも関わらず、GKプレーは
200カットを超えています。
ヨーロッパサッカーの「得点への精度の高さ」、「GKの重要性」がこのカット数
からだけでも判ります。
AGKのGK達が、この映像からナニかをつかんでくれることを目標にセッセ
と編集してます。
それにしても・・・カット数が多い・・・(T_T)