ロビンちゃん「ただいまより、バレンタインパーティを兼ねた、ユールニッセちゃんたちへの送別パーティを、執り行いたいと思いますにっこりお祝いケーキ

マレットちゃん「ロビンちゃんの監修のもと、お内裏様、お雛様、私達とユールニッセちゃんの皆で、スイーツをいっぱい作りましたっニコニコショートケーキ
どうぞ皆さん、立食しながら、自由にお喋りを楽しんで下さいおねがいピンクマカロンスイーツ
 
ポムちゃん🍎🍏「わあ、美味しそう。随分たくさんのケーキやお菓子を作ったねうさぎ
イチゴのタルトやチョコレートケーキ、クッキー、スイーツの盛り合わせウエディングケーキ

全て、100均樹脂粘土とレジン、木工ボンドを駆使して作りましたいちご

 
 
 トチーちゃん「では、私がバイオリンを弾きましょう🎻音符にっこり
ユールニッセちゃんたちの前途が、輝かしい希望の光に溢れていますように。
何処に行っても、あなた方の上に、運命の女神が優しく微笑みかけますようにおやすみキラキラ
 ユールニッセ「じゃ、今度は、僕らとクックちゃんやロビンちゃん、マレットちゃんが、皆で歌いま~すおねがいルンルン
ユールニッセ「あたし、ピアノ伴奏をするわ🎹ウインク音符
 
ユールニッセ「じゃ、僕は、トランペットを吹くね🎺おねがい
 
 
・・・・・
 
ユールニッセ「ああ、このロビンカフェも、懐かしいなあニコニコ
 
ユールニッセ「皆でチェスをやったねえ。
林の奥では、トチーちゃんやラークさんたちが、キャンプをしてくれたりもしたし…おねがい
 
ユールニッセ「あたし、正直、字の読み方を覚える気なんて、全然なかったのに、ここでマレットちゃんやクックちゃん、ロビンちゃんが、絵本を読んでるのを見ていて、いつの間にか、自分も絵本を読みたくなって、覚えちゃったのよほんわか
ユールニッセ「クックちゃんの旅レポートも、ここで皆で観てたねえ。
楽しかったなあほんわかハート
ロビンちゃん「ここでの最後のランチは、ハンバーガーだよ。
ユールニッセちゃんたち、いっぱい食べてってねウインクコーヒー
 
ユールニッセ「わあぁ、嬉しい!ハンバーガーキラキラ
僕、ハンバーガー、いっぺん食べてみたかったんだほんわか音符
 
・・・・・
 
お内裏様「…童らは、今、互いに別れの挨拶を交わしておる頃かの」
 
お雛様「さなり。なれど…痛ましゅうございまする。まだ幼き者らが…ぐすんハートブレイク
クレープ。100均樹脂粘土製。包んでいる紙は100均折り紙。
お内裏様「いずれは迎うるべき、別れの時とは言えど、幼き童らの涙は、見とうないものだの…ぐすん
されど、子の生い立ちゆくには、古き世界との離別と、痛みとが伴うというのが、世の理でおじゃるゆえおやすみ
して、その巣立ちの機を経ることなくば、新しき世界を知り、恋を知り、愛する者と出会い、手を取り合うこともまた、叶わぬでのニコニコハート
 
・・・・・
 
クックちゃん「本当に色んなこと、ユールニッセちゃんたちとは、一緒にしたねえほんわか
ユールニッセ「うん、トチーちゃんもポムちゃんも、ラークさんもおばあちゃんも、クリスマスに来てくれたナースチャも、お内裏様やお雛様も。
みんなみんな、良い人たちだったほんわかハート
 
  
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ユールニッセ「…それじゃあね、クックちゃん、ロビンちゃん、マレットちゃん。
健康に気を付けて、毎日、元気で過ごしてねにっこりラブラブ
僕ら、サンタクロースのおじいさんの、立派なお弟子になれるよう、頑張るよほんわかキラキラ
君たちのことも、ここで学んだ色んなことも、決して忘れないよおやすみ
 
マレットちゃん「ううう…寂しいです…
本当はこんなこと、言っちゃいけないんでしょうけど…えーん
クックちゃん「お別れは、本当に悲しいけど…
僕ら、君たちの小さい頃からの夢が叶うように、ずっと祈ってるからねぐすんハート
 
ロビンちゃん「君たちが、時間さえあれば、おばあちゃんやトチーちゃんたちのお手伝いを、一生懸命にしていたのも、僕らはみんな知っているから、きっと君たちは全員、今年、サンタさんの正式なお弟子さんに進級出来るって、思ってるよおねだりキラキラ
 
ユールニッセ「有難う!来年のクリスマスには、きっとここに来るのは、僕らの後輩たちだろうけど、その子たちのことも、僕らの時と同じように、温かく迎えてあげてねほんわか飛び出すハート
クリスマスの夜に、空から鈴の音が聞こえてきたら、きっと、僕らのことも思い出してねトナカイクリスマスベル
 
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「神ともにいまして(讃美歌405番)」W.トーマ

 

神ともにいまして
ゆく道をまもり
天(あめ)の御糧(みかて)もて
力を与えませ
 

また会う日まで
また会う日まで
神の護(まも)り
汝(な)が身を離れざれ

 

・・・

世界中で一番多く歌われている、送別の歌です。

キリスト教徒人口の多くない日本にいると、気づきませんが「蛍の光」よりも頻度が上だとすれば、凄いことだと思います。

日本でも、今も恐らく、ミッション系の大学(立教、青山、津田塾、明治学院、フェリス、聖路加、東京女子、横浜女学院など)や高校などでは、卒業式に歌われてるんじゃないでしょうか…知らんけど。

 

夫との死別後、養子にしていた男性からの裏切りを受け、身寄りと家、財産の多くを失ってしまっていたのを、私の母が身元引き受け人となり、最期を看取った祖母の姉(明治生まれ。仮にKおばあちゃんとします)は、津田塾を卒業後、横女で英語教師をしていた才媛だったのですが(これほど学業優秀だった人でも、お金を騙し取られてしまうってことは起きるんですね…Yuni、この時学びました。あとお金は大切だけど怖い。人間を本当に変えてしまう…。母はKおばあちゃんの生活の為に使ったKおばあちゃんのお金は、1円残らずレシートを貼り出納帳を作り、必ず月末、Kおばあちゃんに見せていました。しまいにはKおばあちゃんが「あなたのことは信頼しているから、そこまで細かくつけなくていいわよ」と母に言ったくらい…)、

彼女は昔の歌が大好きで、しかも英語の歌は、英語の歌詞までよく知っていて歌える人だったので(そして私も、そういう昔の歌が大好きだったので)私はよく、Kおばあちゃんがいるケアセンターの個室を見舞いに訪れ、昔の女学生が歌いそうな讃美歌、日本歌曲や童謡、イギリスやドイツの民謡や歌曲等を探し出してきては「ねね、Kおばあちゃん、この歌知ってる?」と訊き、一緒に歌ったものでした。

  

Kおばあちゃん、この祖母の姉です↓

 

そのKおばあちゃんに「この歌を知ってる?」と「神ともにいまして」の楽譜を差し出して、訊いてみたら、

「ええ、これなら私、日本語でも英語でも歌えるわ」と、すらすらと歌っていました。

(Kおばあちゃんは浄土真宗の徒で、クリスチャンではありません。Yuniの実家も真言宗寺院の檀家です)

 

川端康成の少女小説「乙女の港」にも、この「神ともにいまして」は、卒業が近づいた日の門出の歌として登場。

(横浜のミッションスクールが舞台の小説だけど、ヒロインの家には、父親の位牌の置かれた仏壇がある)

私の通った無宗教の学校では、こういう歌が歌われることは全くなかったので、
この歌は、私の中では、亡きKおばあちゃんの思い出の曲であり、聴くと、懐かしさに涙が浮かんできます。