フランフランにヒントをもらう
本日はちょっと捜し物があって渋谷のフランフランへ。
店頭ではすでに夏物商品を特集していました。
昨日夏の季節の和歌を紹介した際に、少し早かったかな?と思ったのですが、少し安心(?)しました。
夜八時頃の渋谷の街は、自分より大分若い年齢層の人でごった返していました。
自分も20年ほど前は、しょっちゅう行き来していた街ですが、当時と現在で街の雰囲気は余り変わっていないような気がします。
違いといえば、いわゆるチェーン展開の、どこにでも見かけるお店が増えたことと、男性の外観が女性化(お洒落になったというべきか?)していることでしょう。
ところで、フランフランは、”実際の年齢”による区分けではなく“ マインドエイジ”を意識した、幅広い年代に対するマーケティングを行い業績を回復させたとのことです。
「若々しく楽しい生活を志向する全ての人に向けたブランド」
今後本を出版する際にどのような方向性でどのような人に訴えかければいいのだろう?と考えることがあります。これもマーケティングのひとつと思いますが、そのヒントになるものと思いました。
夏の夜は… 豊かさを伝えられるように。
現在出版準備を進めている本を担当するにあたって、古典の素養の少ない自分の知識を補おうと、小倉百人一首を読んでいます。
繰り返し同じ歌を読んでいるうちに、鑑賞が深まるとともにより豊かに味わえるようになっていくのが分かります。
和歌に慣れ親しんだことがないばかりか、どちらかといえば最近はずっと実用書を中心とした、風流から離れた読書をしていた私にとっては新鮮な喜びがあります。
ただ自分の中に、自分があじわった豊かなイメージを人にうまく伝える術がないのが悔しいところであり、そのような微妙な言語表現ができるようになりたい、と思う今日この頃です。
歌い手の見た、ある自然の情景に思いをはせる歌が私は好きです。
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ / 清原深養父
まだ宵のままと思っているうちに夏の夜は明けてしまった。いったい雲のどのあたりに月は宿を取っているのだろうか?
時間のはかなさを感じさせますね。明け方のねむい眼で美しい空をぼーっと見ていて、感じたのでしょうか?
作者は清少納言の曾祖父。
言葉 旧暦と新暦
このブログでも何度かご紹介している、日本から昔から伝わる言葉や江戸時代の川柳でも、平安時代の和歌でも特に季節をテーマにしたものを読むと、しばしば思い浮かべるのは「旧暦」と「新暦」の違いです。
旧暦と新暦は約一ヶ月の差がありますから、昔から残る風俗、季節を表す言葉もその印象や意味が大きく変わったことでしょう。
たとえばひな祭りは旧暦の三月の節句ですから、今の四月頃に行われていました。桜がそろそろ満開になる時期に催されたものということになりますね。
『五月雨(さみだれ)』という言葉は、もともと梅雨の長雨を意味しますが、「五月」の「雨」と書きます。
新暦の五月はそれほど雨が多く降る時期ではありませんが、これも旧暦の五月が今の六月であったことを考えると納得がいきます。
そして『五月晴れ』は、現在使われるときは、「暑くも寒くもなく過ごしやすい五月の晴れ渡った空」といった感じですが、元は梅雨の晴れ間を意味しました。
旧暦の場合と新暦の場合では受ける印象が全然違いますね。
今とても興味があるのは、旧暦から新暦に移り変わった当時の様子。
ノンフィクションでも小説でもこれを題材にしたものがあれば、読みたいと思います。
タイトル考~「言葉」がタイトルに使われている書籍
昨日お伝えしましたように、現在出版を目指している「言葉」をテーマにした本のタイトルを考慮中です。
本のタイトルが、売れ行きを左右するケースも多く、まずは成功事例に学ぼうということで、調査を開始しています。
さて、本日は「言葉」という言葉をタイトルに使った書籍を調べてみました。
アマゾンでざっと検索して印象に残り、そこそこ(大いにかもしれませんが)売れたと思われる本のタイトルを並べると…
①いい言葉は、いい人生をつくる―いつも私は「言葉の力」を味方にしてきた / 斎藤 茂太
②すごい言葉―実践的名句323選 / 晴山 陽一
③働く君に贈る25の言葉 / 佐々木 常夫
④超訳 ニーチェの言葉 / 白取 春彦
⑤子どもが育つ魔法の言葉 / ドロシー・ロー ノルト、レイチャル ハリス
⑥強く生きる言葉 / 岡本 太郎
こうしてみると、何種類かに分類できそうです。
A.この本にはこういう具体的な効用があるとうたった実利系。上記①、⑤
B.昔からある名言・名句集的なタイトルの変化系、または現代風 同②
C.読者に呼びかける形の自己啓発系。同③、⑥
D.有名な人の名前を冠したもの。ほかにもゲーテの言葉、ブッダの言葉など。同④
A.のパターンは旨く時流にはまれば一時的に売れるかも知れませんが、著者についているファンがいない場合、あっという間に忘れ去られるという危険もあります。
B.は余り保守的につけると面白味に欠け、書店で手にとってもらえない可能性もありますが、ある程度時代の波に耐えられるかも知れません。
C.はA.と同じ問題がありそうです。
D.はそもそも有名人がいないので検討の対象外です。
さらに著者のネームバリューが加わり、タイトルの印象度合いが変わってくるのでしょう。
①はいわずと知れたモタさん(私は読んだことはありませんが… 気安く呼んですみません!)
③は最近ビジネス書でヒットを連発している経営者
⑥は存在自体が芸術的
なお、個人的に興味を引かれたのは、
円谷英二の言葉―ゴジラとウルトラマンを作った男の173の金言 / 右田 昌万
これは面白そうですね。サブタイトルでぐぐっと引きつけられた方は多いと思います。
夫の年収を2倍にする奇跡のほめ言葉 / 鈴木 あけみ
…スゴイ、と思いますが、もし影でこっそり読まれていたらどうしよう。
などといろいろ調べているところですが、編集プロダクションの方からさくっと良い案がだされるかも知れません。
まあ父の遺志が反映されたものであれば、いずれにしろ歓迎です。
本日はこれにて。
本のタイトルを考慮中
以前からの取り組んでいた父の遺した原稿はようやく完成版に近いものを編集プロダクションのEさんに渡すことができ、これからは出版社をさがす作業が本格的に始まります。
本日Eさんからお電話をいただき、候補と考えている出版社をお教えいただきました。実績のある出版社であり、こちらなら申し分ないのですが…。
私の方は書名や、まだ仮決めのままになっている一部の章の名前を考えています。
章の名前はまだしも、書名となるとそれで売れ行きを左右することもありますので、かなり重要な仕事です。
まだ具体的な候補はないのですが、長く後世まで読み継がれる本になって欲しいので、書名もすぐ劣化するものは避けたいと思います。
たとえば「~力」というたぐい。まあ本の趣旨から間違ってもつけることはないと思いますが。
言葉や日本語に関係した本で参考になるものがないか、調べてみます。
日本語をテーマにした書名で最近のヒットはなんといっても「声に出して読みたい日本語」。少し前ですと「日本語練習帳」というものがすぐに頭に浮かびます。
言葉をテーマにした本でヒットしたものはパッと思い浮かぶものはありませんでした。
もっといろいろと調べてみます。