〈裏ソフトラバー〉
赤 中 (1.5〜1.7mm)
サイズ 縦181mm×横165mm
パッケージ開封前 85.2g
全開封後 60.1g
カット後重量 42.8g (縦162mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.712 (42.8g÷60.1g)
シート厚 1.75mm程
(ベース0.9mm程+粒0.85mm程)
スポンジ厚 1.7mm程
シート厚+スポンジ厚 3.45mm程
〈粒配列〉
縦目
〈バタフライ公式の性能数値〉
スピード 6.5
スピン 10
スポンジ硬度 32° (バタフライ基準)
MADE IN JAPAN
(フリースペース①)
バタフライから販売されている
日本製の粘着性裏ソフトラバー。
守備力アップの粘着性ラバー。
カット主戦型に愛され続けている粘着性ラバーのロングセラー。
中々分厚めのベースの粘着性トップシートに柔らかめのスポンジを組み合わせたラバー。
粒もやや高めで、粒直径はあまり大きくないものの、粒間隔はやや密集気味。
粘着性ラバーではありますが、トップシートに保護フィルムでの保護はされておらず、トップシートはむき出しになっている。
①シート硬度 4 (少し柔らかめ)
シート処方は少し柔らかめと思いました。
②スポンジ硬度 3.5 (やや柔らかめ)
バタフライ基準の硬度表記だと32°
TSP基準日本硬度に換算すると、30°〜32°くらいで、柔らかさを感じましたので、評点は3.5点に。
細かい気泡のあるイエロー+オレンジスポンジ。
③全体硬度 4 (少し柔らかめ)
中(1.7mm程)のスポンジ入りでの測定。
シートとスポンジに柔らかさがある為、全体硬度や打球感も少し柔らかめな打球感に収まっていると思います。
④シートの粘着力 6.5 (微粘着-)
粘着性裏ラバーとの事ですが、
粘着力の強さは控えめ。
しかし、微粘着-と言えるくらいの粘着力は一応あるかな…?とは思いましたので、粘着力の評点は6.5点に。
※この数値は必ずしもスピンの最大値を表す数値ではなく、シート表面の粘着力の強さのみを表した数値
⑤総重量 7.5 (やや重い)
中 (1.7mm程)のスポンジ入りでの測定。
中スポンジにしては厚めなスポンジやシートのベースの厚さや総面積の影響もあるかもしれませんが、やや重い数値が出ました。
⑥難易度 7.5+ (比較的扱いやすいほう)
このラバーの特徴としては
◆粘着性裏ソフトラバーである。
◆ 【シートの粘着力 6.5】シートの粘着力の強さは微粘着-くらい。
◆シート処方は少し柔らかめ。
◆シートのベースが厚い。
◆スポンジ硬度はやや柔らかめ。
◆全体硬度や打球感の硬さは少し柔らかめ。
◆弾みは非テンションの高弾性ラバーと比べると弾みはやや弱めで、飛距離の伸びもやや弱めになりやすい。
◆ボールの減速はまずまず効かせやすい。
◆弾道は結構弧線弾道気味になりやすく、弧線は作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆ボールの球離れはやや遅めで、球持ちは良い。
◆シートの引っ掛かりが良く、ボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではない。
◆裏ソフトラバーとしてはほんの少し相手の回転の影響を受けやすい。
◆ラバー総重量がやや重い。
等の特徴があると思います。
スポンジはやや柔らかめ。
シートのベースは厚いものの、シート硬度も少し柔らかめな為、シートとスポンジにボールを食いこませやすい。
球持ちはやや遅めで、球持ちの良い。
弧線は作りやすく、
高弾道性は結構強めくらいはありますが、
裏ソフトラバーとしては高弾道性の強さは少し控えめか。
弾力の面では、非テンションの高弾性ラバーと比べるとやや弾みは弱め。飛距離の伸びも裏ソフトラバーとしてはやや弱め。
裏ソフトラバーとしてはボールの減速もまずまず効かせやすい。
ボールの軌道のブレも少し生じにくく、ボールコントロール性能も悪くはない印象。
ラバー全体の重量が裏ソフトラバーとしてはやや重たく、相手の回転の影響もほんの少し受けやすくはあるものの、
裏ソフトラバーとしては球持ちは良くて、ボールコントロールも難しくはなく、比較的扱いやすいほうかなと感じましたので、
難易度の評点は7.5+にしました。
〈フリースペース②〉
自分から回転を起こす際の回転発生の成功率はまあまあ高い。
シート表面の粘着力はそこまで強くはないですが、粘着力による最大回転量の上乗せも少し狙える。
〈簡易まとめ〉
シート表面は少し粘着力があり、シート硬度は少し柔らかめ。
厚いベースのトップシートにやや柔らかめのスポンジを組み合わせた裏ソフトラバー。
裏ソフトラバーとしては重量はわりと重たい。
シートの粘着力の評点は6.5点。
粘着性裏ラバーとは銘打っているものの粘着力の強さは控えめで、微粘着-くらい。
自分から回転を作る際の回転発生成功率の成功率はまあまあ高い。
微粘着-の粘着力による最大回転量の上乗せも少し狙える。
重量がやや重たく、裏ソフトラバーとしては高弾道性の強さは少し控えめで、相手の回転の影響をほんの少し受けやすくはあるものの、
弾みはやや弱めで、飛距離の伸びの出やすさもやや弱め。ボールの長短のコントロールはやりにくいタイプではない。
ボールの軌道のブレも少し生じにくいですので、裏ソフトラバーとしてはボールコントロール性能は悪くはない。
初心者に勧めるには更にボールの軌道のブレにくさを追求したコントロール系ラバーのほうがもっと安心?もう少しラバー重量の軽いラバーのほうが良い?と思う面はあるものの、日本製の粘着性ラバーの中では初級者や粘着ラバー入門者に勧められるくらいの安定性はある程度確保出来ており、粘着性ラバー内や、非テンション裏ソフトラバーの中でも比較的扱いやすいほうかな思いました。
※しかし、ラケットの総重量がかさむ場合がありますので、総重量がかさむ事によるラケット操作の不良には注意。
粘着性ラバーの中でも全体硬度が低く、打球感も柔らかめで、裏ソフトラバー全体で見ても全体硬度は少し柔らかめなくらいで収まっていると思いましたので、硬いラバーが苦手な方や、柔らかい粘着性ラバーを求める方にフィットしやすいラバーであると思います。