安達式記憶術は「学校の授業に出て、先生の話すことをすべて覚える」というものです
今日は短期記憶の役割の続きをお話しします
前回、短期記憶は外部からの情報の第一歩の入り口であることを説明しました
ところで、いわゆる記憶とは長期にわたり記憶に残るという状態を指します
そのため、短期記憶の領域に入った情報を長期記憶の領域にうつしこまなければ
記憶されたことにはなりません
なぜなら短期記憶は数秒間で消滅してしまうからです
短期記憶領域から長期記憶領域に情報をうつし変えてやってはじめて記憶できたことになります
この状態のことを「記銘」といいます
記憶を分解すると、記銘、保持、再現と分けることができますが、
まず最初の「記銘」はこのように短期記憶領域にある情報を長期記憶領域に移し替える
ことによってなされるのです
記憶するという作業のなかで最も重要なプロセスとなります