障がい特性は、社会からの診断である。 | 福祉主義の経済

福祉主義の経済

幸福度が高い福祉国家を目指すのが、福祉主義の経済システムである。
温暖化を加速させているのは、大量消費の経済が原因である。

自閉症者は、不安を解消するためにこだわり、問題行動を起こすが、自閉症者にとっては仕方がない行動である。周囲の人間が迷惑だから、勝手に問題行動だと診断しているだけである。でも、社会の中で生きていくには必要な社会性だから、課題とされるのである。従って、自閉症の障がい特性は、周囲に迷惑をかけたり問題視されたりする障がいに限定されている。つまり、

 ①コミュニケーションの困難と社会性の困難(想像力の障がい)
 ②こだわり

この2つが障がい特性だということになる。

 

周囲に無害の障がいは、障がい特性にはならない。ダウン症のように、人なつっこく、穏やかな性格は、障がいではなく特徴になってしまう。

 
では、何故、問題視されるかというと、こだわりや問題行動によって社会性が狭まっていくからである。例えば、感覚過敏からすぐ服を脱いでしまう子は外出できない。すると、社会性が家庭内にとどまってしまい、買い物にも行けない。これは、本人にとってもマイナスになる。徐々に社会の範囲を広げていけるように、課題に対して無理なく少しずつ取り組んでいくのが最善となる。
 
 
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